【鈴木周作 〜札幌の水彩色鉛筆画家〜】 四季折々の北海道の旅風景、地元・札幌の路面電車(札幌市電)などを水彩色鉛筆で描き続けるイラストレーターのHPです。 【鈴木周作 〜札幌の水彩色鉛筆画家〜】 四季折々の北海道の旅風景、地元・札幌の路面電車(札幌市電)などを水彩色鉛筆で描き続けるイラストレーターのHPです。
 ●四季折々の北海道の旅風景、地元・札幌の路面電車などを水彩色鉛筆で描き続ける札幌・宮の森のイラストレーター鈴木周作の公式Webサイトです。
宮の森日記〜移住画家の日々〜
〜2014年〜
【宮の森日記】(blog版) …この日記はblog(さぽろぐ)でも公開しています。お好きな方から御覧下さい。

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 ● 2014年12月31日(水) 今年も福井の大晦日
福井

 漠然とした言い方ですが、「二度目」とか、「ひと回り」といった感覚は、自分の中ではやっぱり大切なものだと思います。
 仕事でも、人間関係でも、旅や取材で訪れる土地でも。
 一度だけだとまだ何となく落ち着かない感じで、二度目になってようやく少しだけ腰を据えて向き合えるような気がします。

 昨年に続いて、福井で迎えることができた二度目の大晦日。
 この空気をしっかり掴んで、来る年の創作に活かしていければと思います。

福井

 今年も勝山の「八助」さんで年越し蕎麦を頂いてきました。
 きっと混むだろうと思って開店15分前に出向いたらまだ誰もいませんでしたが、開店時刻になる頃にはお店に入りきらない位の列になっていました。

えちぜん鉄道

 先週から私のカレンダー原画を展示して頂いている勝山駅の「えち鉄カフェ」さんは年末年始休業中…。
 2月末までの予定の展示期間中にもう一度くらい来ることができるでしょうか?

えちぜん鉄道

 今年も保田駅には立派な門松が飾られていました。
 駅前ではなくホーム上の門松というのはちょっと珍しいかも知れませんね。

えちぜん鉄道

 夜に備えて、早めに宿に戻って少し休んでおくつもりでしたが、結局暗くなるまで頑張ってしまいました。

福井

 今夜はやはり昨年同様、えちぜん鉄道さんの初詣ツアーに参加させて頂きました。
 限りなく雨に近い雪が降り続く中、新年を迎えたのも昨年と同じく除夜の鐘つきの行列の途中でした。
 ともかく一年、無事に終えることができたんだなぁ…と、一年ぶりの風景を前に、感謝の思いで手を合わせてきました。

福井

 参拝を終えた後、門前町のお土産屋さんで頂いた胡麻豆腐のお汁粉。
 冷えた身体に温かく素朴な味が有難く染みました。

福井

 貸切バスで福井駅前まで戻った後、宿に戻る前に柴田神社にもお参りしていくことにしました。
 深夜2時過ぎ、さすがに他に人影はありません。
 思えば今年…厳密には「去年」は、元日にこの柴田神社の交通安全御守を頂いてからというもの、相次ぐ旅先での事故やトラブルを、いつもギリギリのところで回避し続けてきた気がします。
 そういえば元日から北陸地方は猛吹雪との予報。
 無事に帰れるかどうかいささか心配ですが、柴田勝家公の御利益は新年もまだ続いてくれるでしょうか…!?
 ● 2014年12月30日(火) 東京経由で福井へ
八戸

 カミサンを実家に預けて、今日からは一人で越年取材に出発です。

八戸

 八戸線から東北新幹線に乗り換えて東京へ。
 年末とはいえ上り列車だけに、発車数分前の変更でも窓側席が空いているほど車内は閑散としていました。

東北新幹線

 岩手県あたりを通過中。
 新雪と霧に覆われた大地と、ちょうど昇り始めたばかりの朝陽が幻想的な風景でした。

東京

 上野で新幹線を降りて、ちょっとだけ寄り道。
 尾久駅隣接の車両基地には、年末年始運休中の「北斗星」が2本並んで停まっているのが見えました。
 普段なら東京側、札幌側にそれぞれ1本ずつ分かれているのが常ですから、こうして並ぶ姿は滅多に見られない貴重な光景です。

東海道新幹線

 少々用事を済ませてから、夜の東海道新幹線で東京を後に。
 車窓の東京タワーには「2014」の大きな文字が浮かんでいました。

福井

 やっぱり今年も年末年始はここで過ごすことになりました。
 米原から最終の特急「しらさぎ」に乗り換えて、日付が変わる頃にようやく福井に到着です。
 ● 2014年12月29日(月) 八戸滞在
八戸

 今日は終日、八戸滞在。
 カミサンと義母が買い物をしている間、私はWi-Fiが繋がる場所を探してお仕事です。
 東京あたりは勿論、札幌でも都心なら割とどこでも繋がるものですが、やはり地方に行く時にはあらかじめスポットを探しておかないとなかなか厳しいようですね。

八戸

 夜になって義妹が愛犬を連れて遊びに来てくれました。
 去年札幌で買っていったチワワの仔犬もすっかり成長して、心なしか顔がブルドックに似てきたような気もします。
 ● 2014年12月28日(日) 帰省の途に
札幌

 結局、いま抱えている作業の殆どが越年確実になってしまいました。
 仕事道具と資料一式携えて、カミサンを連れて函館行きの特急「北斗6号」で帰省の途に。
 首尾よく確保できた先頭車両の最前列でカメラを構えて待っていると、今日が年内最終運行となる「カシオペア」と「トワイライトエクスプレス」、そして「北斗星」が相次いですれ違っていきました。

スーパー白鳥

 函館で少しゆっくり昼食を済ませてから、「スーパー白鳥28号」で新青森へ。
 昨晩はほぼ徹夜、札幌から函館までもロケハンと称してずっとカメラを構えていたので、さすがにそろそろ疲労のピークです。
 函館湾は覚えていますが、いつのまにか眠ってしまって青函トンネルは殆ど記憶にありません。

八戸

 今夜はカミサンの実家泊。
 躾の悪い犬も歳をとって少しは丸くなったのか、最近はコタツでゴロ寝がお気に入りのようです。
 ● 2014年12月27日(土) 飛行機の絵
札幌

 電車の絵ならそれなりに自信を持って描かせて頂いているつもりですが、飛行機に関しては正直まだまだ勉強中です。
 うまく完成まで持ち込めるかどうか…!?
 これも年末年始の大切な宿題です。
 ● 2014年12月26日(金) 仕事納めの日
札幌

 世間的には今日あたりが仕事納めのようですが、自由業の身には別段恩恵があるでもなく、むしろ色々宿題が溜まってしまってちょっと大変だな…というのが本音です。
 特に今年は、年明け直後の定例の締切に加えて、目下進行中の「北斗星の本(仮称)」…そろそろ具体的なタイトルを出させて頂くなら「北斗星乗車456回の記録(仮称)」の作業がいよいよ佳境を迎えることもあって、いつも以上に気の抜けない年末年始になりそうです。

 なので先に謝ってしまいますが…。
 すみません、大変失礼ながら年賀状は全て「後出し」になってしまうと思いますが何卒ご容赦を…。
 ● 2014年12月25日(木) クリスマスプレゼント
札幌

 昨日カミサンに買ってもらったオープンフィンガー・グローブ。
 出ている指先全体にミトン状のカバーが被さるようになっている優れモノです。
 こういうのは可愛いデザインの女の子向けばかりかと思っていたのですが、ちゃんと紳士用もあるんですね。
 とりわけ今冬、屋外でカメラを扱う時には重宝しそうです。
 ● 2014年12月24日(水) ラスト・クリスマス
札幌

 先日来の校正対応をどうにか終えて、夕方から札幌駅に出掛けてきました。
 「北斗星」最後のイブは、絵に描いたようなホワイトクリスマスでした。
 ● 2014年12月23日(天皇誕生日) クリスマス前々夜
札幌

 少し早いですが、我が家では今夜のうちにクリスマスです♪
 ● 2014年12月22日(月) 西4丁目電停
札幌

 引き続き校正対応中。
 今日の早いうちには終わるかと思ったのですが、一度悩み始めると気になるところが続々出てきてしまって結構大変な状況に陥っています。
 夕方、少し頭を整理しようと街に出掛けると、見事に雪まみれのM101号がちょうど電停にやってきました。
 ● 2014年12月21日(日) 朱入れ中
札幌

 一昨日届いた校正刷りを熟読の上、朱入れ中。
 この段階でこんなに指摘してしまうのは本当は良くないのかも知れませんが、ここまで来たら後には引けない状況です。
 編集者さんの手を相当煩わせてしまうことになりそうですが、ともかく完成度を上げることが最終的には携わって下さった皆さんの為にもなると信じて進めさせて頂くとします。
 ● 2014年12月20日(土) 貸切電車
札幌

 随分久し振りに「札幌LRTの会」の月例会に顔を出してきました。
 夜は市電の貸切電車で忘年会。
 新型低床車両「ポラリス」にはもう何度も乗っていますが、貸切で乗るのは私もこれが初めてです。
 スタイリッシュな最新鋭電車と車内の酒宴のミスマッチがちょっと愉快でした。
 ● 2014年12月19日(金) 校正刷り
札幌

 奇しくも「北斗星」定期運行廃止が正式発表された今日、進行中の「北斗星の本(仮称)」の校正刷りが版元から届きました。
 敢えて正直に言わせて頂くなら、リリースの内容次第で本の記述を見直さねばならない箇所も出てくるので、ともかく今日のうちに出てくれて助かった…というのがまず第一。
 それ以上は、今は胸の内に仕舞っておこうと思います。
 ともあれ、妙な感慨に浸ることもなく、純粋に仕事として臨むことになったのはむしろ幸いだったかも知れません。
 来年2月の発売に向けて、淡々と、粛々と作業を進めていこうと思います。
 ● 2014年12月18日(木) カミサン誕生日
札幌

 荒天予報の影響でケーキもプレゼントもとりあえず順延…。
 いつものハンバーガー屋さんで、メニューの中から一番高いハンバーガーを選んで頂いてきました。
 まずはお楽しみの情報収集、ファイターズにも久々の明るいニュースです♪
 ● 2014年12月17日(水) NHK文化センター
札幌

 荒天予報でもしや休講になるのでは?と昨晩から心配していたのですが、札幌市内に関しては意外なほど穏やかで、勿論講座も滞りなく行うことができました。
 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室、水曜クラスの年内最終回。
 先週末の土曜クラス同様、こちらでもケーキの描き方の講釈です。
 美味しいもの、食べたいものと、描きやすさとは必ずしも一致しないのがこういうモチーフの難しいところで、特にモンブランなどを選ばれた生徒さんはだいぶ苦労されていたようです。
 ● 2014年12月16日(火) 大荒れ予報
北斗星

 「数年に一度の猛吹雪」「明日は外出は危険!」…等々。
 TVニュースでも繰り返し警戒を呼び掛ける中、それでも今夜の「北斗星」が運休にならなかったのはちょっと意外でした。
 無事終点まで辿り着けるのでしょうか…?
 ともかく大きな被害が出ないことを祈るばかりです。
 ● 2014年12月15日(月) ササラ電車
札幌

 午後からかなり激しい吹雪になりました。
 それも本州みたいな湿雪。
 傘を差さずに歩いていたらすっかりびしょ濡れになってしまいました。
 今季初遭遇のササラ電車、跳ね飛ばす雪煙もちょっと重たそうです。
 ● 2014年12月14日(日) 総選挙
札幌

 「民意とのねじれ」なる言葉を見たのは確か前回の選挙だったでしょうか?
 政治の話を掘り下げるつもりはありませんし、様々な意見や価値観は当然尊重すべきと思います。
 でも、選挙で示された結果ではなく、わが社の見解こそが「民意」である…というメディアの、敢えて言うなら傲慢さのほうにこそ強い違和感を感じたものです。
 とりわけそう主張されていた新聞社が、今ではその報道姿勢で「民意」の強い批判に晒されているというのも、何か象徴的な気がします。

 たとえ真逆の価値観の方であっても、自分の言葉として、「私はこう思う」と語られるものは傾聴に値すると思いますが、「我々国民は…」とやられると、勝手に代弁しないでくれよと言いたくなってしまいます。
 政治に限らず…というか、むしろそれ以外の様々な場でこそ、何かを語る時には重々気を付けねばと、自戒を込めて考えさせられた次第です。
 ● 2014年12月13日(土) NHK文化センター
札幌

 朝からNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 いつもは出勤前に見かける「トワイライトエクスプレス」が、今日は遅れて講座前半に通過していくのが見えました。
 年内最終回のお決まりで今回はケーキの描き方の講釈。
 元々は描き終わったら皆さんで楽しく食べて頂こう…という趣向だったのですが、頑張って描いているうちに食べる時間も余裕も無くなってしまった方が多かったようです。
 ● 2014年12月12日(金)  節目の日
北斗星

 乗車456回目にして初めての珍事!
 今朝の「北斗星」は「はまなす」の機関車でした。
 訊けば先行の下り「はまなす」の機関車が故障し、青森から「北斗星」を牽くはずだった機関車が急遽救援に向かってしまったとの事。
 取り残された「北斗星」は、朝になって上り「はまなす」が到着するのを待って、その機関車を借りてようやく函館に向けて出発することができたというわけです。
 函館到着は約1時間50分遅延、陽もすっかり高くなっていました。

北斗星

 大変な人気ですっかり入手しづらくなってしまった車内限定・JR北海道オリジナルグッズの革製キーホルダー。
 もしもう一つだけでも手に入れられるなら…と思っていたのですが、今回奇跡的に(?)入手することができました。

 自宅の鍵をぶら下げている方は、ちょうど6年前の今日12月12日、札幌移住5周年の記念にと買い求めたもの。
 コレクションとして仕舞っておくよりも、ボロボロになるまで大事に使い続けてあげようと思ってずっと持ち歩いているのですが、未だ目立った痛みもなく、むしろ良い貫録が出てきているようです。
 今日の節目に買った方は…これだけは新品のまま、生涯大切に仕舞っておきたいと思います。

 ちなみに一番手前の細長いのは、いま乗っているB個室「ソロ」のルームキー。
 残念ながら降りる前に車掌さんに回収されてしまいます。

スワロフスキー

 おかげさまで、今日で札幌移住11周年…そして結婚11周年でもあります。
 こちらは夫婦共有の記念品(笑)、今年選んだスワロフスキーは猫背のサンタ犬です♪
 ● 2014年12月11日(木)  456回目の「北斗星」
東京

 一昨日頂いて帰った宿題はどうにか東京滞在中に終えることができました。
 お昼前に都内の出版社さんを訪問。
 傘を出すか出さないか悩むくらいの微妙な雨が降り続いていました。

東京

 札幌に戻る前に、何とか時間をやりくりして銀座に寄ってきました。
 結婚記念日にあわせて毎年1つずつ買い揃えているスワロフスキー・クリスタルの置物。
 別に札幌でも手に入るとは思いますが、何となく毎年銀座で買って帰ることに拘り続けています。
 「年に1個だけ…」と思うと、いつも店頭で随分悩み込んでしまうものですが、今年はほぼ直感で即決です♪

北斗星

 学生時代から十年以上住んだ西葛西のマンションを引き払って、その晩の下り「北斗星1号」で東京を後にしたのは丁度11年前の今日でした。
 こうして節目の日に合わせて乗れるのも、いよいよこれが最後になりそうです。
 ● 2014年12月10日(水) 東京滞在
北斗星

 せっかく東京にいるので、「北斗星」の到着風景を観に行ってきました。
 鶯谷から上野駅へと向かう大きなカーブ、車窓から眺めていても色々イメージが膨らむポイントです。

東京

 移動の車中、ベア・ドゥのボールペンと、えち鉄さんの粗品の付箋紙で「北斗星」関連の原稿チェック中。
 ある意味、今の私の立ち位置を象徴するような場面です(笑)。

東京

 上野のエキナカにて。
 まだまだ仕事が残っているので、夕食は手早くカレーライスで…と思ったらナンカレーが出てきました。
 ● 2014年12月9日(火) 飛行機で東京へ
エア・ドゥ

 冬晴れの空の下、午前中の飛行機で東京へ。
 上空から眺める雪景色は何とも清々しいものです。
 さすがに撮っている時には分からなかったのですが、後で拡大してみたら、画面の中には「北斗星」とおぼしき細長い影が…!?

羽田空港

 着いた東京も気持ちの良い青空。
 もうしばらく空港で飛行機を眺めていたいところですが、今日はこれから少々急ぎのお仕事です。

東京

 早めに宿にチェックインして夕方までお仕事の整理。
 その後都内の出版社さんに向かう途中、尾久駅を通り掛かると検査運休中の「カシオペア」が停まっているのが見えました。
 18時頃に出版社さん訪問。
 打合せを兼ねて編集者さんと食事を済ませて、編集部に戻って作業をしているうちに気が付けば22時を回っていました。
 何となく、残業に追われ続けた会社勤めの頃を思い出すようなシチュエーションです。
 ● 2014年12月8日(月) 台湾土産
札幌

 「北斗星」廃止報道の件で東京のテレビ局の方からコメントを求められました。
 東京ローカルなので残念ながら自分では見ることはできなかったのですが、電話でお話した内容を基に写真入りのフリップを作って、早速今日の夕方の情報番組で放送して頂いたようです。
 今後こういう機会も増えていくことになるのでしょうか?

 カミサンが職場で貰ってきたという台湾のお土産。
 パイナップルケーキ…と日本語でも書いてありました。
 今は福井や大阪より西まで行ける機会はなかなかありませんが、いつかは訪れてみたい憧れの「親日国」です。
 ● 2014年12月7日(日) 散歩疲れ?
札幌

 先週の出張疲れ…というより、昨日の大倉山までの坂道が応えたのでしょう。
 すっかり寝過ごしてしまい昼頃ようやく目が覚めると、カミサンも足の筋肉痛が痛い痛いと騒いでいました。
 明後日からは再び本州出張。
 雑用的な作業も含めて、札幌にいられるうちにやるべきことは今夜じゅうにできるだけ片付けておかねばと思います。
 ● 2014年12月6日(土) 大倉山ジャンプ競技場
札幌

 カミサンを連れて大倉山ジャンプ競技場まで散歩に行ってきました。
 ちょっと頑張れば我が家からでも歩ける距離。
 数日後あたりから結構忙しくなりそうなので、今日は束の間の休日気分です。
 ● 2014年12月5日(金) えちぜん鉄道カレンダー
札幌

 えちぜん鉄道さんからカレンダーの見本が届きました。
 いよいよ明日6日から発売開始との事。
 地元ではかなり定着していると、先日お会いした担当者さんからは嬉しい評価を頂きましたが、これからは他地域も含めてより多くの方々に知って頂き、えち鉄さんの魅力を感じて頂くきっかけになれればと願っています。

 この商品が「北斗星」来春廃止の報道が流れた日に届いたというのも何の因果でしょうか?
 どちらが大事?…と比べられるものではありませんが、何となく、今の自分の「立ち位置」というものを改めて気付かされたような気もしました。
 ● 2014年12月4日(木) 写真整理
札幌

 帰札3日後、未だ取材写真の整理中。
 とにかく枚数が膨大で、しかも内容が多岐に亘っているので、当面必要なものを選り分けるだけでも大仕事です。
 寝不足続きの疲労感もなかなか抜けきらず、今回ばかりは生活リズムを戻すにはもうしばらく時間が必要なようです。
 ● 2014年12月3日(水) NHK文化センター
札幌

 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 よもや私が飛行機の描き方の講釈をすることになろうとは…(笑)。
 ● 2014年12月2日(火) 帰札翌日
札幌

 実を言えば、昨日は福井を離れる前に最終便遅延の案内メールが届いたので、それならもう一泊して翌日ゆっくり帰ろうかな?…とも一瞬思ったのですが、訊けば今日は昨日以上の荒天で福井を通る特急列車も軒並み運休だったとか!?
 もし悠長に延泊などしていたら…と思うとまさに冷や汗ものです。

 帰札翌日、札幌でも冷え込みの厳しい一日でした。
 ● 2014年12月1日(月) 帰札の途に
えちぜん鉄道

 傘も役に立たないほどの激しい雨に見舞われましたが、見方によってはそれはそれで趣のある絵になるものです。
 取材旅行最終日、福井を離れるギリギリまでえちぜん鉄道の沿線取材に回ります。

えちぜん鉄道

 午後からえちぜん鉄道さんの本社にお邪魔すると、ちょうど来年版のカレンダーが印刷業者さんから届いていました。
 描きおろしで全7枚、思い入れ故の拘り過ぎですっかり時間が掛かってしまいましたが、前回までとは少し違った雰囲気に仕上げられたかと思います。
 気が付けば、えち鉄さんから出して頂くカレンダーも今回で5年目。
 こんなに長く御縁が続いたことに感謝するばかりです。

えちぜん鉄道

 ふと見ると、社屋の外では先月引退したばかりの旧型車両の解体作業が進んでいました。
 想い出のある電車だけに胸が痛む光景ですが、最後にもう一度、こうしてお別れができたのは良かったのかな?とも思います。
 傍らでは高架化工事も進行中。
 訪れるたびに変わっていくえち鉄さんの姿を、乗り遅れないようにしっかり見届けていかねばと思っています。

エア・ドゥ

 今回も米原〜東海道新幹線、羽田空港経由での帰札ですが、搭乗予定のエア・ドゥ最終便は悪天候による乗員繰りの為、30分遅延とのアナウンス。
 新千歳からJRの最終電車には間に合わないので、札幌行きの臨時バスを手配中との事ですが…まぁ、ここまで来たら運を天に任せるしかありません。
 ともかく日頃の悪運の強さと、昨晩お参りした福井駅前・柴田神社の御利益を信じるとしましょう。

エア・ドゥ

 30分遅延で羽田を後に…。
 気流の影響で思わず肘掛を握りしめるほどの激しい揺れに襲われましたが、窓の外には素晴らしい夜景が広がっていました。
 多分、翼の下に見えるのは私が十数年前まで住んでいた街です。

札幌

 新千歳到着は23時少し前。
 惜しいところでJRの最終電車には間に合いませんでしたが、「手配できないこともございます…」と搭乗前に念を押された臨時バスがターミナルビルの前で待っていてくれました。
 日付が変わり、明かりも消えたテレビ塔の前でバスを降りたのは0時10分過ぎ。
 諦めていた地下鉄の最終電車にもあと数分のところで間に合ったのは幸いでした。
 道中、散々心配させられながらも結局最後は無事に辿り着いてしまう…。
 今回もまた柴田勝家公の御加護?に感謝です。



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 ● 2014年11月30日(日) 福井滞在
えちぜん鉄道

 2時半起床、3時出発。
 タクシーで取材先を訪れると既に数名の先客がおられました。
 こういうマニアックな事柄に関しては、情報量も行動力も、純粋に趣味で取り組んでおられる方々のほうが数段上を行かれているようです。

えちぜん鉄道

 未明の作業を見届けたところで一旦宿に戻って少しだけ仮眠。
 軽く朝食を済ませた後、7時半から再び取材先に向かいます。
 滅多に見られない貴重な作業だけに、手順の一つ一つも見落とさぬよう、こちらも相当の緊張感を持って臨まなければなりません。

えちぜん鉄道

 本題の取材の方はお昼前には無事終了。
 東京に戻られる同行編集者さんを見送って、私はもう少しだけ福井に残らせて頂く事にしました。
 予報では明日は天気が崩れるとの事。
 晩秋の風景を少しだけでも掴んでおけるよう、そろそろ傾きつつある太陽を気にしながら、えちぜん鉄道の沿線取材へと回ります。

福井

 「ヨーロッパ軒」さんの、今回は駅から近い豊島分店のほうでソースカツ丼を頂いてから、宿に戻る前に柴田神社にお参りしていくことにしました。
 今年の元日、この神社の交通安全御守を頂いてからというもの、行く先々で事故やアクシデントをすんでのところで免れたり、逆に列車や飛行機が遅れたが為に普段はまず見られない素晴らしい風景に出会えたりと、随分色々な御利益がありました。
 今回の取材旅行も、幸運としか言いようのない幾つもの偶然や、周囲の方々のお力添えなどにも恵まれて、期待以上の成果が得られたように思います。
 感謝と御礼、そしてこれからも福井との御縁が続きますようにと祈りつつ、柴田勝家公に手を合わせてきました。

福井

 今夜の宿はいつもの定宿「ターミナルホテルフクイ」さん。
 部屋の壁には私の絵が飾ってありました。
 ちょっと気恥ずかしさもありますが、嬉しいお心遣いです。
 ● 2014年11月29日(土) 束の間の京都
京都

 今日の取材は午後からの予定。
 ギリギリまで宿でゆっくり眠りたいところでしたが、せっかくなので少しだけ散歩に出掛けてきました。
 小雨交じりの空模様もむしろ風情があって良い感じでした。

京都

 嵐電…というより個人的にはどうしても「京福」と呼んでしまいます。
 踏切の音に気付いて近付くと、懐かしい色の電車がやってきました。
 昔はえちぜん鉄道と同じ会社の路線だったんだよなぁ…と思うと今でもちょっと不思議な気がします。

京都

 午後の新幹線で京都から米原へ。
 今日の取材は軽く眺める程度ですが、それでも見ておくのと見ておかないのでは後々の仕事に大きく関わってくるものです。
 小一時間ほどの取材を済ませて、今日は少し早めに福井に向います。

京都

 同行編集者さんが手配して下さった宿はいつもの定宿のお隣でした。
 リクエストしたわけではないのですが、指定された部屋はえちぜん鉄道の線路際。
 見込み工事?で既に完成済みの北陸新幹線高架橋を利用した、えちぜん鉄道の新しい仮駅と仮設線路がだいぶ出来上がっているのが見えました。

 明日は早朝…というより未明からの取材予定。
 早めに休んでおくつもりでしたが、取材写真の整理等々で結局今夜も日付が変わるまで夜更かししてしまいました。
 ● 2014年11月28日(金) 尼崎から大阪、京都へ
尼崎

 早朝から尼崎で工場取材。
 普段見ることのできない珍しい作業風景を沢山見せて頂きました。
 ひと通りの作業を見終えたところで、午後からは大阪市内のロケハンへ。
 夕方、阪急電車で一旦京都に向かい、今夜の宿にチェックインしてから再び尼崎の工場へ。
 諸般の事情でなかなか慌しいスケジュールです。

京都

 夜遅くになって尼崎を発ち、途中取材を重ねながら大阪を抜けて京都へ…。
 色々運にも恵まれて期待以上の大収穫でした♪

京都

 気が付けばもう地下鉄も終わっている時間帯。
 四条烏丸の宿に向かおうとタクシーを拾ったのですが、途中で気が変わって五条大橋で降りることに。
 これとて多少は取材的な意図もあったのですが、歩いて宿に戻るまでの小一時間ほどが、ささやかながら京都を感じる貴重な時間になりました。
 ● 2014年11月27日(木) 名残りの「ベア・ドゥ ドリーム号」
新千歳空港

 今月二度目の、ちょっとハードな本州出張。
 新千歳空港に着くと大きな虹が出ていました。

新千歳空港

 初めて乗るエア・ドゥ神戸便は、もう会えないと思っていた「ベア・ドゥ ドリーム号」でした。
 思わずボーディングブリッジで立ち止まってカメラを構えると、「この飛行機、あと4日で引退なんです。撮って下さってありがとうございます」とCAさんに御礼を言われてしまいました。

神戸空港

 神戸までは約2時間、いつもの羽田便よりも幾分のんびりと空の旅を満喫できました。
 やがて左手に街の夜景が広がると大きく左旋回、どうやら一旦神戸を通り過ぎて西側から着陸するようです。
 「今日は夜景が綺麗に見えています。機内の照明を一段暗く致しますのでどうぞ御覧下さい…」とのアナウンスにちょっと嬉しくなりましたが、今思えば黒いハンカチで光を遮って何とか夜景を撮ろうと苦心していた私を見かねてのお気遣いだったのかも知れません。
 まるでベア・ドゥが神戸の街に別れを告げているような、忘れられない光景でした。

神戸空港

 今月30日のラストフライを前に、翌28日からの運行スケジュールはWebサイトで告知されていましたが、今日のこの便に使われるという情報はどこにも載ってはいませんでした。
 もっとも翌朝の新千歳発の便に使われるということは、B737-500で運航される便のうち、今夜のうちに新千歳に戻れる神戸往復便の可能性もあるかな?…と、ちょっとだけ期待はしていたのですが…。
 ともあれ、翌日からは福島、富山、釧路、羽田…どうやらこの日が最後の神戸空港だったようです。

 人影もまばらな展望デッキに立って、慌しく折り返していく「ベア・ドゥ ドリーム号」が見えなくなるまで見送りました。
 帰札予定は12月1日、私にとってもこれが本当の見納めになりそうです。
 ● 2014年11月26日(水)  ホワイトイルミネーション
札幌

 毎年恒例、大通公園のホワイトイルミネーション。
 札幌に戻ってから何かとバタバタしていたので、「あれっ、もう始まってたんだっけ!?」という感じです。
 明日からは再び本州出張。
 戻ってくる頃にはもしかしたら雪景色でしょうか?
 ● 2014年11月25日(火)  冬の風物詩


 今年も交差点に「砂箱」が現れました。
 ちなみに冬になると福井の交差点に置かれる「ひとかき運動」の緑のスコップは札幌では見かけないようです。
 雪質の違いか? 文化の違いか? ちょっと興味深いところです。
 ● 2014年11月24日(月)  戦国1000人
札幌

 こういうのは学校の授業では全然頭に入らなかったのに、大人になって趣味として見るとすぐに色々覚えてしまうから不思議です。
 ここ最近、すっかり歴史に目覚めてしまったカミサンへのプレゼント。
 後で私も借りて読んでみようと思います。
 ● 2014年11月23日(日)  大倉山
札幌

 夕方から、普段あまり足を向けない界隈にまで買い物に出掛けてきました。
 こんなところからもジャンプ台が見えるんだ!…と、ちょっと意外な発見でした。

 喫緊の締切はとりあえずひと段落。
 やるべき作業は他にもまだ溜まってはいるのですが、このあたりで少し落ち着いて色々整理しておこうと思います。
 ● 2014年11月22日(土)  ファンフェス&「北斗星」の珍事
札幌

 NHK文化センター新さっぽろ教室での水彩色鉛筆画講座の指導中。
 さすがに普段はこんな我儘はしないのですが、今回ばかりは目下進行中のお仕事にも直接関わる珍事だけに、生徒さん達に謝って一瞬だけ自分の「取材」をさせて頂きました。
 11時過ぎ、いつものよう通過していく下り「北斗星」に繋がれていたのは、普段まず使われることのない珍しい客車。
 とは言っても、機関車の後ろの「電源車」がいつもと違う…というのはマニアック過ぎて、生徒さん達にはなかなか理解して頂けなかったかも知れませんね。

札幌

 講座終了後はそのままタクシーで札幌ドームへ。
 ファイターズの年に一度のファンフェスティバル。
 なぜか土曜開催となることが多いようで、以前にも講座日程とバッティングしてしまう年があったような気がします。

 それにしても今回のファンフェスティバル、これまでとは内容を大きく変えて…との触れ込みでしたが、率直なところあまり評判は芳しくなかったようで…。
 確かにグラウンド上での選手の皆さんのパフォーマンスが殆ど見られず、ステージ上や別室でのトークイベント的なものをひたすら大型ビジョンを通じて見ているだけなら、敢えてドームまで行かずとも後日のTV放送で充分かな?と感じてしまいます。
 勿論、関係者の方々も諸々事情のある中で頑張って下さっているのだとは思いますが、次回こそは是非もう一歩…と期待したいところです。

札幌

 夕方、上り「北斗星」を見送りに行ってみると、件の「電源車」が別車両に差し替えられていました。
 こちらが本来の車両。
 一見同じに見えますが、車体側面の「鎧窓」が無いのが大きな違いです。

 この電源車、通常はJR東日本持ちの車両が使われることになっているのですが、どうやら札幌側での出発前に不具合が生じたらしく、一昨日20日の上り列車からJR北海道持ちの予備車両に差し替えられていたようです。
 で、上野まで一往復して今日戻ってきたところで、修理を終えた本来の車両と交換…というわけでしょう。
 分かる人にしか分からない話で恐縮ですが…。
 敢えて言うなら、中嶋聡兼任コーチが打席に立つようなもの…と言えば、事の珍しさがお分かり頂けるでしょうか!?
 ● 2014年11月21日(金)  リリース資料
札幌

 発売間近のとある商品のリリース資料を作成。
 本来なら発売元の会社さんに任せておいても良いのでしょうが、せっかく私の絵を使って頂いた商品ですから、こちらで出来るお手伝いはさせて頂こうと思います。
 もっとも相手方次第では、こうしてある意味ギャランティー以上の誠意を示すと、言葉は悪いですが逆につけ込まれるようなケースもあって難しいところではあるのですが、少なくとも今回のクライアントさんに限っては私も全幅の信頼を置いているので大丈夫でしょう。
 それが慢心や変な馴れ合いにならぬよう気を付けねばならないのは当然ですが、きちんと一線を保ちつつも、ある部分では限りなく「身内」に近い感覚でお手伝いさせて頂けるなら…と、そんな想いで向き合えるクライアントさんと出会えたこと自体、有難い事なんだなとつくづく思います。
 ● 2014年11月20日(木)  3時間遅延の「北斗星」
札幌

 下り「北斗星」が3時間遅延と訊いて観に行ってきました。
 日の短い今の季節、午後2時とはいえ光の具合は何となく夕方を思わせます。
 遅延の影響を被られた皆さんには申し訳ないですが…冬枯れの中、実に良いタイミングで現れてくれてちょっと嬉しくなりました。
 ● 2014年11月19日(水)  久々の札幌市電
札幌

 先々月あたりから福井の絵ばかり描いていたので、札幌の電車はちょっと久々です。
 しっかり気持ちを切り替えて、早々に仕上げてしまわないと…。
 ● 2014年11月18日(火)  日米野球
札幌

札幌

 札幌ドームで行われた日米野球第5戦。
 一塁側に席を取ったらすぐ前が外国人の団体さんで、英語やスペイン語とおぼしき歓声やヤジ?が飛び交ってある意味臨場感満点でした。

 肝心の試合の方は…先発・大谷翔平投手が4回2失点で降板。
 打線も元気ないまま1対3で敗戦。
 初戦からの3連勝、とりわけ3戦目のノーヒットノーランリレーで勢いに乗ったかと思いきや、逆に相手に気合を入れてしまったのでしょうか?
 今年のファイターズ公式戦、球場に足を運んだ試合は見事全勝が続いていたのですが…。
 ● 2014年11月17日(月)  今回の大阪土産
札幌

 コイツのおかげで羽田空港の保安検査で捕まりました(笑)。
 「何か…刀型の耳かきのようなもの、鞄に入ってますか?」と言い当てられてちょっと恥ずかしかったです。
 先日の大阪城で買ってきたお土産。
 最近カミサンが歴史に興味を持ちだしたので、今回はちょっと渋めのセレクトです。
 ● 2014年11月16日(日)  一日遅れの誕生日ケーキ
札幌

 一昨日までの出張の、前半の東京の方で頂いてきた宿題に早速取り掛かっています。
 今回は絵ではなく、これまでの旅の経験等々を振り返って取りまとめるという内容。
 膨大な過去の写真を引っ張り出して眺めていると、自分でも忘れていたようなエピソードが色々出てきて余計な方向にまでどんどん話が膨らんでしまいそうです。

 昨日食べ損ねてしまった誕生日のケーキ。
 さすがに夫婦2人だけ、それも四十代ともなるとキャンドルを立てるでもなく質素なものです(笑)。
 ● 2014年11月15日(土)  42歳の誕生日
札幌

 福井からお見えになったお客様を市電沿線にご案内。
 その関係のお仕事をされている方なので、「何か札幌の鉄道に関するものが見られれば…」とのご要望だったのですが、丁度ひと仕事終えて休憩中のササラ電車をお見せできたのは幸いでした。

札幌

 お客様をお見送りした後、カミサンと待ち合わせてランチはちょっとだけ贅沢に…。
 今日でとうとう42歳の誕生日です。
 ● 2014年11月14日(金)  最終日は大阪
大阪

 束の間の大阪滞在。
 目的の打合せは午後からなので、朝のうちにちょっと大阪城まで足を延ばしてみました。
 天気にも恵まれて、紅葉も良い感じでした。

大阪

 打合せに向かう前に、今回も中央公会堂のレストランで早めのランチ。
 「ちりとてちん」にも出てきたあのオムライスです♪

羽田空港

 肝心の打合せの方は大収穫!
 ここで写真をお見せできないのが残念ですが、打合せだけに留まらず、先方の御好意で社内の色々面白いところを見せて頂くこともできました。
 また近々、きちんとした取材として再訪させて頂くことになりそうです。

 復路は新幹線で東京に戻って羽田空港から帰札の途に。
 空港ターミナルビルのお気に入りのレストラン、いつもはカレーライスですが今日はちょっとだけ贅沢です(笑)。

新千歳空港

 いつものエア・ドゥ最終便で新千歳に到着。
 今回乗ってきた可愛いクマの飛行機は今月限りで引退との事。
 私にとってはこれが見納めになりそうです。

札幌

 ようやく辿り着いた札幌はすっかり冬景色でした。
 ● 2014年11月13日(木)  「のぞみ」で西へ
東海道新幹線

 本当は昨日あたりで札幌に戻る予定だったのですが、思いがけず有難いお話を頂いたので少々旅程を延ばすことに。
 東海道新幹線で西へと向かいます。

東海道新幹線

 新幹線に乗ると結局いつもこれを買ってしまいます。
 50周年記念弁当、今度乗る時もまだ売っているでしょうか?

大阪

 阪神なのにライオン一色!(笑)
 ● 2014年11月12日(水)  地蔵通り商店街
東京

 今日は別の出版社さんへ。
 打合せが思ったよりも早く終わったので、帰りに少しだけ散歩してきました。
 出版社さんからも程近い、有名な巣鴨地蔵通り商店街です。

東京

 巣鴨のすがもん♪
 ● 2014年11月11日(火)  先月に続いて
東京

 先月と同じ都内のホテル、今朝もほぼ時刻通り「北斗星」が通過していくのが見えました。

 今日も一日、出版社さんに詰めてのお仕事。
 こちらも先月訪問させて頂いた折のお仕事の続きです。
 たっぷり時間を取って頂いたおかげで結構深いお話もできたような気がします。
 ● 2014年11月10日(月)  秋の車窓
北斗星

 上り「北斗星」で迎えた朝。
 食堂車は既に満席でしばらくロビーで待つことに。
 北海道はそろそろ冬景色ですが、本州の車窓はまだまだ鮮やかな秋色の風景です。

東京

 ほぼ定刻通りに上野到着。
 出発前には迷いましたが、やはりコートは置いてきて正解でした。
 これから地下鉄に乗り換えて出版社さんに向かいます。
 ● 2014年11月9日(日)  455回目の「北斗星」
北斗星

 たまたま居合わせたロビーカーで仲良くなった皆さん。
 「北斗星」をはじめ夜行列車が大好きな方々ばかりで、私のブログや旅行誌の記事などを御覧頂いている方も大勢いらっしゃいました。
 有難い事に、私が乗車記を寄稿させて頂いた小学館SJムック「とっておき寝台列車の旅」を持参されていた方もおられて、僭越ながらサインをさせて頂いたらとても喜んで下さいました。
 最近では以前にも増して混み合っていることが多い「北斗星」ですが、時にはこういう出会いがあるのも嬉しいものですね。
 (※写真は皆さんの了解を頂いた上で掲載しています)

北斗星

 青森駅での機関車交換も注目の的。
 この日は「カシオペア」用の銀色の機関車でした。
 ● 2014年11月8日(土)  勇気ある選択
札幌

 辞める勇気と、続ける勇気。
 どちらを採るかは結局本人にしか決められないもの。
 そして、その選択が正しかったかどうかは相当後になってみないと分からないものなんでしょうね。
 私自身、十年近く勤めた会社を辞めて、その後フリーランスとして十年以上…。
 会社に勤めながら絵のお仕事も頂いていた「二刀流?」の時期を差し引いても、イラストレーターとして過ごした時間が前職時代を越えたところで、ようやく背中の十字架を降ろせたような気がしたのを思い出します。
 結果はどうあれ、ともかく後悔の無い選択をして頂きたいと願うばかりです。
 ● 2014年11月7日(金)  注意力
札幌

 一見同じ顔に見える1102号と2101形、実はある部分の形状が異なることは前々から気付いてはいたのですが、それでも危うく間違って描いてしまいそうになりました。
 必死に頑張っている時ほど、却って大切なところが見えなくなってしまうこともあるようです。
 気を付けないといけませんね。
 ● 2014年11月6日(木)  ピントン!
札幌

 少し早めの誕生日プレゼントにと、福井の友人がわざわざ送ってきてくれました。
 FBC(福井放送)のマスコット「ピントン」のグッズ諸々。
 個人的には勝山のチャマゴン・チャマリンと同じ位、大好きなキャラクターです♪

 私も東京に住んでいた頃は札幌で「onちゃん」や「もんすけ」を見つけては喜んでいたものですが…。
 こういうのは地元よりも、他所のローカル局のほうが妙なレア感があって嬉しいものですね(笑)。
 ● 2014年11月5日(水)  NHK文化センター
札幌

 今朝のうちに大急ぎで作例を描いて、その制作過程をまとめた資料も作って持ってきました。
 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室。
 先週お約束した通り、今回は羊の描き方の講釈です。

札幌

 今宵は実に171年ぶりの「ミラクルムーン」なんだとか。
 天体に疎いので詳しいことは分からないのですが…。
 ● 2014年11月4日(火)  市電沿線
札幌

 素晴らしい秋晴れ。
 市電沿線で取材しておかねばならない風景があったので、今日のうちに急いで観に行ってきました。
 目先の作業でバタバタしているうちに、気が付けばすっかり秋も終わりつつあることに気付いて今更ながら焦ります。
 ● 2014年11月3日(月)  雪
札幌

 本格的に積もるほどではありませんが、今日は札幌でも雪が降りました。
 ちょうど冬の絵の仕上げ中だったので、気分的には何となく良い感じです。
 ● 2014年11月2日(日)  マスキング
札幌

 久々にマスキング液を使ってみました。
 思惑通りの白抜きが現れてくれるかどうか…?
 剥がしてみるまで分からないのはプレッシャーです。
 ● 2014年11月1日(土)  郵便局へ
札幌

 急ぎの郵便物を出しに中央郵便局の時間外窓口へ。
 と言うか、本音を言えば気分を変えに少し外に出たかっただけです。
 締切前の作業もいよいよ大詰め。
 想い入れある題材ゆえ、スケジュールが押しているくせに拘り過ぎの悪癖が抜けず、ますます大変な状況に陥りつつあります。



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年10月31日(金)  打合せ
札幌

 とあるホテルのカフェで、初めてお声を掛けて頂いた出版社さんとの打合せ。
 なかなか良いお話をさせて頂くことができました。
 アマチュア時代から約20年、全くの我流で積み重ねてきた自分の技法、自分の仕事を改めて見つめ直す良い機会になりそうです。
 ● 2014年10月30日(木)  先々の為にも
札幌

 急いで仕上げなければならない絵も残っているのですが、一方で、こうして今の季節ならではの風景を記録しておくことも今後の創作に繋げる為には結構重要なことです。
 目先の作業で精一杯!という時ほど、先々のことまで考えて、多少無理してでも取り組んでおくべき事というのは多いのかも知れませんね。
 秋らしいカットが何枚か撮れたら、早々に自宅に戻って制作の続きを頑張ります。
 ● 2014年10月29日(水)  NHK文化センター
札幌

 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 次回、何か描いてみたいものはありますか?…と生徒さん達に訊ねてみたら「羊!」という声が挙がりました。
 なるほど、確かにそろそろそういう季節ですね。
 正直、あまり羊を描いたことはないのですが、私自身も勉強のつもりで頑張って指導させて頂こうと思います。
 ● 2014年10月28日(火)  紅葉と「北斗星」
北斗星

 今朝到着の「トワイライトエクスプレス」が約1時間の遅延と訊いて、ならばとタイミングを見計らって出掛けてみたのですが結局間に合わなかったようです。
 そろそろかなぁ?…と待ち続けた末、ようやく現れたのは「トワイライト〜」ではなくてほぼ定時の「北斗星」でした。
 それでも、どうにか紅葉を絡めて撮っておくことができたのは今日のささやかな収穫です。
 ● 2014年10月27日(月)  出張予定
札幌

 急な事情がいくつか重なって、来月の本州出張の旅程がほぼ倍くらいに伸びてしまうことになりました。
 それだけやるべきお仕事があるというのは、フリーランスの身にとっては素直に有難い事だと思います。
 この先、スケジュール的には少々厳しくなりそうですが、自分にとっては今が結構大切な時なのかも知れませんね。
 ● 2014年10月26日(日)  雲
札幌

 見上げると不思議な雲が札幌上空を覆っていました。
 今日は終日、自宅作業。
 何かとバタバタ動き回る日々が続いていただけに、こうして落ち着いて机に向かえる時間は貴重です。
 ● 2014年10月25日(土)  NHK文化センター
札幌

 例によって帰札翌日、しかも朝からの講師のお仕事は結構大変なものですが、それでも今回は復路の便が早い時間だったのが多少の救いです。
 ともかく旅の疲れを気力だけで乗り越えて、午前中はNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 終了後、ランチに寄ったいつものハンバーガー屋さんはすっかりハロウィン仕様でした。
 ● 2014年10月24日(金)  夕刻の羽田空港から
エアドゥ

 いつもなら最終便ギリギリまで予定を組んでしまうのですが、さすがに金曜日とあってか夜の便はいずれも満席。
 結局、空席がある便のうち、最も遅い16時50分発で札幌に戻ることにしました。
 まだ陽のあるうちに眺める東京湾上空からの風景が、私にとってはちょっと新鮮です。
 ● 2014年10月23日(木)  東京滞在
東京

 今回は今日明日の2日間、出版社さんに詰めてのお仕事。
 往復飛行機で、東京から更に先への乗り継ぎ移動も無い、私にしては珍しく至極シンプルな出張です。
 上京時にはしばしば利用させて頂いている駅隣接のこのホテル、残念ながら今回は線路側のお部屋ではありませんでしたが、朝方エレベーターホールの窓から「北斗星」が通過していくのが見えました。
 ● 2014年10月22日(水)  再度上京
新千歳空港 

 わざわざ帰ってくること無かったんじゃないか?と笑われてしまいましたが、それでも昨日一日、札幌に戻らなければ片付かない細々とした作業が進められただけでも少しは意義があったような気もします。
 午後の飛行機で再び東京へ。
 搭乗口で待っていると、これから乗り込む飛行機の向こうを「トワイライトエクスプレス」が通り過ぎていきました。

エアドゥ

 眼下に広がる秋の大地…。
 ● 2014年10月21日(火)  大阪土産
札幌

 大阪経由で帰ってくると、お土産の彩りからして違いますね(笑)。
 帰札翌日、いつもの如く溜まってしまった雑事諸々でちょっと大変です。
 ● 2014年10月20日(月)  454回目の「北斗星」
北斗星

 車窓に広がる星空をカメラに収めようと悪戦苦闘しているうちに、結局殆ど眠れぬまま朝を迎えてしまいました。
 久々の下り「北斗星」、津軽海峡の朝陽を眺めるのも随分久しぶりです。

北斗星

 札幌を離れてからはずっと移動続きで、もうこのままTV中継すら見られぬまま終わってしまうだろうと半ば諦めてはいたのですが…。
 必死の粘りで今夜の最終戦まで引き延ばしてくれたファイターズに感謝です。
 結果、下剋上の日本シリーズ進出こそ成りませんでしたが、稲葉・金子両選手の最後をTVを通じて見届けられただけでもファン冥利に尽きるというもの。
 そして何より、ノーサイドの胴上げで両選手を讃えてくれた勝者・ソフトバンクさんの清々しい姿に拍手です。
 ● 2014年10月19日(日)  大阪から東京経由で
大阪

 大阪で泊まった宿は繁昌亭のすぐ近くでした。
 残念ながら今日は落語を聴いていく時間はありませんが、久々にここに来ることができただけでも感無量です。

大阪

 せっかく大阪まで来たので、その筋では有名な(?)ファイターズ大引啓次選手の御実家にも参拝してきました。
 移籍2年目にしてキャプテンを任されるほどの人望はやはりこういう環境で育まれたものなんでしょうか?

阪神電車

 大阪まで来た目的はとある取材の下見ですが、その合間に少し足を延ばして、以前から気になっていた阪神武庫川線にも乗ってきました。
 昨日見たえちぜん鉄道の旧型車両が30年ほど前まで走っていたという路線です。
 本線の急行電車を武庫川駅で降りると、乗換通路を歩いた先の武庫川線ホームには、色は違えど福井で見たのと同じ顔の電車が停まっていました。

阪神電車

 大手の阪神電車とはいえ、武庫川の堤防に添って走る全長2キロ足らずの短い支線。
 2両編成のワンマン電車が時折往復するだけののどかなローカル線です。
 えちぜん鉄道のあの電車も、昔はこういう風景の中を走っていたんだなぁ…と思うと、ちょっと不思議な気がします。

北斗星

 夕方の新幹線で東京に出て、上野から「北斗星」で帰札の途に。
 最近では復路は飛行機利用が多くなってしまったので、こうして始発・上野から下り列車に乗るのも随分久々のような気がします。
 ● 2014年10月18日(土)  えちぜん鉄道
えちぜん鉄道

 昨晩遅くに福井到着。
 えちぜん鉄道の旧型車両がいよいよ引退と訊いて、最後の姿を取材しようとちょっと無理してここまで駆け付けてきました。
 素晴らしい秋晴れにも恵まれて、終点・三国港では穏やかな海の青さが印象的でした。

えちぜん鉄道

 この日は最後に残った2両の旧型車両が共に運用に就いていて、行き違い駅では熱心なファンの方々が貴重なツーショットを狙ってカメラを構えておられました。
 私は敢えて電車の中から…。
 いささか窮屈そうな運転台まわりのレトロ感、昭和感がまた何とも言えません。

大阪

 日が暮れるまで福井で過ごし、今夜は大阪泊。
 奇しくもこの日、阪神タイガースの日本シリーズ進出決定で道頓堀あたりは大騒ぎだったようですが、私がいた大阪駅の方では、この日限りの団体専用ブルートレインが走るとあって大勢の撮り鉄さん達で大騒ぎでした。

 そういえば、えちぜん鉄道の旧型電車も元を辿れば阪神電車の中古車…。
 私的には今日は阪神記念日です(笑)。
 ● 2014年10月17日(金)  東海道新幹線
東海道新幹線

 不思議なもので東京に住んでいた頃よりも新幹線に乗る機会が増えてしまいました。
 米原経由か越後湯沢経由か随分迷いましたが、今回は多少なりとも所要時間の短い方で…。

東海道新幹線

 「記念」と訊くとやっぱり手が出てしまいます(笑)。
 オマケについてくる新幹線カード、私のには「25」と番号がありましたが、全部で一体何種類くらいあるのでしょう?
 一個千円×少なくとも25種類以上とすると…フルコンプは相当ハードル高そうですが、でも出張の多いビジネスマンの方々ならあながち無理じゃないのかも知れませんね!?
 ● 2014年10月16日(木)  欠航のおかげで…。
羽田空港

 機材繰りによる予約便欠航!のメールが届いた時には焦りましたが、気付いたのが早かったので後続便ではなく先行便の窓側席に振り替えて頂けて、結果、こんな素晴らしい夕陽まで見ることができたのですからむしろラッキーだったかも知れません。
 福井駅前・柴田神社の交通安全御守の御利益、つくづく恐るべしです(笑)。
 ● 2014年10月15日(水)  出張前日
札幌

 気持ちの良い秋晴れですが、残念ながら出歩く余裕はなさそうです。
 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室、水曜クラスの10月期初回講座。
 終了後はおとなしく家に戻って締切前の作品の仕上げ作業。
 もっと早く完成できると思ったのですが、色々拘りが出過ぎてしまいすっかり時間が掛かってしまいました。

 今夜のクライマックスシリーズ第2ステージ、初戦のサヨナラ負けはあまりに痛過ぎました。
 明日からは本州出張、移動続きでTV中継を見ることすら難しくなりそうです。
 私が札幌に戻るまで、最終戦あたりまでもつれてくれたら有難いのですが…もしかしたら今日のこの試合が見納めになってしまうのでしょうか?
 ● 2014年10月14日(火)  勝ち抜け!
札幌

 まさに首の皮一枚…このまま引き分けで終わっても敗退が決まってしまう第1ステージ最終戦は延長10回、中田選手のホームランで勝負あり!
 昨日の雨天順延で日程が詰まり、すぐ明日から福岡で第2ステージに臨まねばならない強行軍とあってはどう見ても圧倒的に不利ですが、ここまで来たらもしかしたら…と、応援する側も欲と言うか、ちょっと夢も見てしまいます。
 こんな胃が痛くなるような試合が毎日続いているというのも、考えてみればむしろ幸せな事なのかも知れませんね。
 ● 2014年10月13日(月)  向日葵
札幌

 下描きだけでも大変でしたが、色塗りもまた根気勝負です。

 クライマックスシリーズ第3戦は屋内球場・京セラドームながらよもやの荒天順延!
 本州方面では台風19号の影響が色々なところで出ていたようで心配です。
 ● 2014年10月12日(日)  今日の昼食(笑)
札幌

 クライマックスシリーズ第2戦。
 さすがに料理どころではありませんね(笑)。
 肝心の試合のほうは見事逆転3ラン喰らってしまいましたが…。
 ● 2014年10月11日(土)  NHK文化センター
札幌

 NHK文化センター新さっぽろ教室、10月期の初回講座。
 久々に教室を訪れるとまた一段と秋が深まっていたようです。
 講座を終えて家に戻って、午後からは今日から始まるクライマックスシリーズ第1ステージをTV観戦。
 序盤から大谷投手の連続押し出しで不穏な空気が流れましたが、終わってみれば見事な逆転勝利!
 ファン的には感動のシーズン最終戦・稲葉選手引退セレモニーでいささか燃え尽きてしまった感もありますが、ともかく一試合でも先に進めるよう只々祈るばかりです。
 ● 2014年10月10日(金)  温度差
札幌

 熟慮の末、とあるイベントでの原画展示のお誘いをお断りさせて頂きました。
 もしかしたら、先方にしてみれば「せっかく声を掛けてあげたのに…」という想いはあったかも知れません。
 勿論、御好意で作品発表の場を提供しようとして下さったというのは重々分かってはいるのですが…。
 ただ一点、ちょっと大袈裟に言えば命の次くらいに大切な原画の「安全管理」という点でどうしても不安が拭えず、残念ながら躊躇せざるを得ませんでした。
 結局「温度差」というところに尽きるのでしょうか?
 先方とて純粋に私の作品を気に入って、大切に思って下さっていることは間違いないのですが、とは言っても作者自身と同等の想いを期待するのはやはり無理なのかも知れませんね。

 こういう問題は、そこにお互い「悪意」が全く無いだけに却って難しいものです。
 過去を振り返ってみても、こういう時ほど気を付けないと大切な人間関係まで崩してしまうことにもなりかねませんから、くれぐれも冷静に、慎重に臨まねばと自分に言い聞かせているところです。
 ● 2014年10月9日(木)  色塗り中
札幌

 風邪の具合がちょっと嫌な感じです。
 「ふくい」を描いたら今夜は寝ることにします。
 ● 2014年10月8日(水)  皆既月食
札幌

 既に色々な方のブログやSNSでもこういう写真が溢れていることでしょう。
 天邪鬼な私としては若干躊躇もあったのですが、他にこれと言った写真もないので…(笑)。
 ● 2014年10月7日(火)  プロ野球チップス
札幌

 舌鋒鋭く他人を批判する人をどうしても好きになれないのは、その批判がいざ自分や身内に跳ね返ってきた時には都合の良い弁解を始める、そんな「ずるさ」を何度も見てきたからかも知れません。
 自分に厳しく、他人に優しく…と、実際には口で言うほど簡単な事ではありませんが、ならばせめて自分自身への甘さと同じ位は他人にも寛容でいられるようにと、私もつくづく気を付けねばと思いました。

 なかなか見かけないなぁ…と気を揉んでいた「プロ野球チップス」第3弾、やっと近所のスーパーに並んだよ!と、カミサンが大喜びで帰ってきました。
 残念ながら今日のは2袋とも他球団…。
 でも昨日買ってきた第2弾、最後のひと袋でようやく大谷翔平選手Getです♪
 ● 2014年10月6日(月)  御加護?
札幌

 実を言えば昨日はひと月前から上り「北斗星」の個室の切符が取れていて、散々悩んだ末に結局はファイターズ最終戦の方を選んでしまったわけですが、後で訊けば昨日の「北斗星」は台風18号の接近で運休だったとか。
 もし向こうを選んでいたら…と思うと、つくづく己の悪運の強さに感心するばかりです。

 そういえば私の鞄につけている福井駅前・柴田神社の交通安全御守。
 「いつも遠いところ来て下さるから…」と、今年の正月、えちぜん鉄道のある社員さんから頂いたものですが、その復路、未だ記憶に新しい東京・有楽町の沿線火災による新幹線大混乱を一日違いで回避したのを皮切りに、台風、豪雨、事故…等々、その後もあらゆる災害をすんでのところでかわし続けているのはちょっと不思議な位です。
 交通機関大混乱!…とニュースが伝えている時でさえ、私の乗った列車や飛行機だけは何事も無かったように平常運行。
 それでも稀に大遅延に巻き込まれたりする時には、逆に定時ではまず見ることのできない素晴らしい風景とか、珍しい取材対象とか、思いもよらぬオマケがついてきてしまうのです。
 更には今回のように、急な用事で旅程が変わり、結果的に災害を免れたこともこれまで何度もあったような…。
 何とも霊験あらたかなこの御守、今では怖くて鞄から外せません(笑)。
 ● 2014年10月5日(日)  最終戦
札幌

 「僕はまだ引退を許した覚えはない…」と、中田翔選手が真顔でTVインタビューに答えていました。
 冷静に考えると大先輩に対する言葉としてはちょっとおかしいのですが、他人には計り知れない二人の距離感、絆が垣間見えたような気がして、なぜか印象に残った一言です。
 逆に中田選手のそんなところが可愛くて仕方なかったんでしょうね。

 今夜のファイターズ今季最終戦は稲葉篤紀選手の引退試合。
 金子誠選手と同時に引退…というのも運命的な気がします。
 きっと多くのファンの方々も同じ思いでしょう。
 「稲葉監督&金子ヘッドコーチ」の名コンビがいつか札幌ドームで見られることを、今は楽しみに待ちたいと思います。
 同い年の誇り、稲葉選手…ありがとうございました!!
 ● 2014年10月4日(土)  根気
札幌

 今日も自宅に籠って制作に専念。
 こういう絵はひたすら根気が全てです。
 ● 2014年10月3日(金)  国会中継
札幌

 海鮮丼を頼んでも、好きな具だけを選り分けて食べればマグロ丼にもイカ丼にもなってしまう…という喩えを思いついたのですが、却って分かりにくいですね(笑)。
 仕事机に向かいながら国会中継を観ていたら、大いに共感できる方が数名、残念ながらそうでもない方が数名…更には人間としてどうしても尊敬できない方が質問席に立った時には余程TVを消してしまおうかとも思いましたが、そこはきちんと見届けることもある意味大切なんでしょう。
 ともあれ、同じ問題に関してでも、切り口次第で真逆の「事実」が見えてしまうんだな…と、とりわけ今日の議論では考えさせられるところが多々ありました。

 夕方、外に出るとかなり激しい雨でした。
 こういう雨の風景も色々撮っておきたかったのですが、今日は制作優先、おとなしく家に戻ることにしました。
 ● 2014年10月2日(木)  風邪
札幌

 風邪をひいてしまったようです。色々大事な時期なのに…。
 ● 2014年10月1日(水)  ありがとう金子誠選手
札幌

 TVの懸賞で当たった森内投手のものを除けば、我が家にある唯一のサインボールが5年前に三塁側内野スタンドで掴んだ彼からの一球でした。
 自分よりも若い選手、それも野球を観始めた頃から知っている選手が引退するというのは、何とも言いようのないものですね。
 ファイターズ一筋、金子誠選手…本当にありがとうございました!



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年9月30日(火)  切符の御縁
札幌

 とある事情で上京予定を延期せざるを得なくなり困惑していたところ、たまたま丁度良い日程の「北斗星」の切符の引き取り手を探しているという方を紹介して頂きました。
 先方の事務所にお邪魔して、御礼を言って切符を受け取ると、「入手難の切符なので払戻してしまうのは勿体ないし、ネットオークションに出すなど論外。価値が分かってくれる人に引き取ってもらえて良かった…」と逆に喜んで頂けたのは何よりでした。
 もし私が逆の立場だったとしても、多分同じ想いだっただろうと思います。
 伺えば、お仕事でも趣味の分野でも私とかなり近いところにいらっしゃる方のようですし、これをきっかけに良いお付き合いを続けさせて頂けたらと思っています。

 外に出ると、傘が要るか要らないか迷う程度の雨でした。
 長袖シャツに薄手のジャケットではちょっと肌寒い季節です。
 ● 2014年9月29日(月)  優柔不断
札幌

 今日は自宅に籠って制作に専念です。
 クライアントさんとメールでやりとりしつつ、進行中の下描きの一部を修正。
 後々になって何か気付いてしまうよりも、こうして一緒に悩みながら進めさせて頂けるのは本当に助かります。

 教室などでは「優柔不断」という言葉を使って説明することもあるのですが、下描きのある程度の段階までは、色々修正できる余地を残しておくことも結構大切なのかな?と思います。
 きちんとイメージを固めて描き始めたつもりでも、やはり描き進めていく中で気になるところは出てきてしまうもの。
 最初からあまり思い切りよく描き込んでしまうと、そういう時に修正しきれなくなってしまう場面も出てくるものです。
 更に言えば、一枚の絵を最初から最後まで全く失敗なく仕上げられることなどまずありませんから、実は失敗なく描くことよりも、失敗をうまく誤魔化すことのほうがむしろ重要なんだろうとも思います。
 ある意味、人の生き方そのものにも通じるようなことかも知れませんね。
 ● 2014年9月28日(日)  札幌ドーム
札幌

 金子誠選手の引退発表を訊いて急遽札幌ドームに駆けつけました。
 今日限定、来場記念の「誠扇子」もGetです♪

札幌

札幌

 終盤ちょっとバタついたものの6対4でファイターズの快勝♪
 でもそれ以上に、引退する稲葉・金子両選手への敵チームからの花束贈呈、そしてビジター応援席からのエールはちょっと感動的でした。
 自分たちも僅差で優勝が懸かった大変な時なのに…。
 今日はホークスさんのスポーツマンシップに拍手です!!
 ● 2014年9月27日(土)  中央図書館
札幌

 話には訊いていましたが、春頃に閉鎖された中央図書館前の歩道橋がとうとう完全に撤去されていました。
 見慣れた風景が変わってしまうと淋しくなるかな?とも思ったのですが、こうして眺めてみると藻岩山も綺麗に見えてなかなか良い雰囲気です。
 歩道橋が無くなる前に何度か描いて、最近では季刊「スロウ」の春号にも載せさせて頂いた場所ですが、また折をみて描いてみるのも悪くないかも知れませんね。
 ● 2014年9月26日(金)  秋晴れ
札幌

 あまりに素晴らしい秋晴れなので写真を撮りに出掛けてきました。
 仕事は色々残っているのですが、季節季節の風景をしっかり見ておくことも創作の上では重要かな、と…。
 ● 2014年9月25日(木)  夕刻の札幌駅
札幌

 所用で札幌駅まで出掛けたついでに「北斗星」を見送ってきました。
 そういえば先月末のダイヤ改正以降、こうして見送るのは初めてだったかも知れません。
 さすがに陽が短くなってきたなぁ…というのが第一印象。
 でもそれ以上に、いつも隣のホームに現れていた旧型の「赤い電車」がいなくなって、お馴染みの駅の風景がすっかり淋しくなってしまいました。
 ● 2014年9月24日(水)  下描き中
札幌

 並行して数枚ほど制作中。
 線路だけでも真面目に描くと結構な手応えです。
 ● 2014年9月23日(火)  ポストカード
札幌

 夕方、大通の大丸藤井セントラルさんにポストカードの納品に行ってきました。
 おかげさまで在庫切れ、在庫寡少の絵柄も何種類か出てきていて、中には我が家のストック棚の隅々まで探してようやく今回受注分を揃えられた絵柄もありました。
 当たり前ですが在庫切れになるのは人気絵柄ということですから、そろそろ増刷の手配も考えなければなりませんね。
 せっかく増刷するのであれば、ついでに1〜2種類位は新作も…と考えてしまうのですが、いざ商品化するとしたら具体的にどの絵が良いのか?
 さすがに全ての絵をポストカードにできるわけではないだけに、実に悩ましいところではあります。
 ● 2014年9月22日(月)  写楽
札幌

 曲がりなりにも絵描きのくせに…と笑われそうですが、「東洲斎写楽」という浮世絵師をこれまで意識して観たことはありませんでした。
 今夜、その写楽を特集したTV番組を観て、何より印象に残ったのは時期による作風の変化。
 僅か1年足らずの活躍期間の間でも、初期の活き活きとした描写と比べると、まるで別物のような末期の絵の荒れようにはちょっと驚かされました。
 その背景については番組中でも解説がありましたが、成程、環境次第でこんなに絵が変わってしまうものなのか!…と、ふと我が身に重ねて考えると空恐ろしくもなります。

 仕事である以上、色々な意味でリスクを抱えるのは当然の事ですが、一方で、肝心の絵が荒んでしまうことのないよう、環境も、自分自身の意識もきちんと整えておかねばなりませんね。
 まさに今取り組んでいるお仕事など、内容的には結構大変なものではあるのですが、クライアントさんとの良い間柄のおかげで随分救われているような気がします。
 ● 2014年9月21日(日)  制作開始
札幌

 「○○の人は他人を悪く言うことで自分を良い人に見せようとする」…と、「たかじんのそこまで言って委員会」で津川雅彦さんが言われていました。
 「○○」のところは敢えて伏せますが、そういう人に限らず、人間誰しも無意識のうちにそういう姿勢を取ってしまうものなのかも知れません。
 例えば「私はここに拘って描いているんです」と言えば済むところを、「××さんや△△さんなんかと違って、私は…」とやってしまうと、言わんとするところが同じだとしても、伝わるものはまるで違うものになってしまいます。
 言葉だけでなく、ものの見方や考え方など全て含めて、そういう些細な部分でこそきちんと自分を律しておかねば…と、少し真面目に考えさせられました。

 先週から準備を重ねてきた次のお仕事、いよいよ今夜あたりから本格的に制作開始です。
 ● 2014年9月20日(土)  にわか雨
札幌

 朝から天気が良かったので、マルヤマクラスにお昼を食べに出掛けたら帰りに雨に祟られました。
 ここ最近、どうも空模様が不安定な気がします。
 ファイターズ連敗でモチベーションも下降気味ですが、とりあえず、少々難易度の高い次作に向けての準備だけは今日のうちに済ませておこうと思います。
 ● 2014年9月19日(金)  次のお仕事
札幌

 仲良くさせて頂いていた鉄道会社の現場社員さんが本社勤務に移動され、図らずも私のお仕事の担当に就いて下さることになりました。
 これまで顔文字入りのメールをやり取りさせて頂いていた方から、「いつもお世話になっております…」などと、突然よそよそしい文体のビジネスメールが届くとそれだけで笑ってしまいそうになるのですが、それはきっと先方も同じことでしょう。
 慣れるにつれてお互い徐々にまた文章が緩くなりつつあるような気がします(笑)。

 数日前からそんなメールのやり取りを何度も何度も繰り返して、ようやく次のお仕事の内容が具体的に固まってきました。
 私一人で悩んでいたら相当ややこしい状況に陥っていたと思うのですが、何となく良い感じでここまで進めることができたのも先方のフォローのおかげと感謝するばかりです。
 「絵は仕事。楽しむ為に描いているわけではない…」が口癖の私ですが、結果的に「楽しかった!」と思えるのであればそれに越したことはありません。
 大好きなモチーフと、本当に私の絵を大切にして下さるクライアントさんと…。
 馴れ合いや自己満足に陥らぬよう気を付けつつも、今回ばかりはちょっとだけ仕事を楽しませて頂こうかな?と思っているところです。
 ● 2014年9月18日(木)  南平岸
札幌

 午後から所用で南平岸へ。
 先方から我が家の方に来て下さるとの事でしたが、気分転換も兼ねてこちらから出向くことにしました。
 時折激しいにわか雨が降る不安定な空模様でしたが、途中一度も傘を出さずに済んだのはちょっとラッキーでした。
 ● 2014年9月17日(水)  NHK文化センター
札幌

 生徒さんから「遠近法」についての質問があったので、少し時間を取って講釈させて頂きました。
 奥行き方向の線を全て一点に集束させる…と、簡単に言ってしまえばそれだけの話なんですが、ではその全ての線のうち、最初の一本はどこから描き始めればよいのか?と訊ねられて、成程そういうことかと私のほうが唸ってしまいました。
 要するに、集束点をきちんと決めてから描き始めるのか?それとも描いているうちに自ずと集束点が決まってくるのか?…ということですね。
 考えてみれば私自身、いつも当たり前のように描いていたので、そういう作業手順…というか、思考回路をあまり意識したことがありませんでした。
 で、具体的にどうお答えしたかはややこしくなるので省きますが(笑)、こういう気付きのきっかけが頂けるのも講師のお仕事の有難いところです。
 ● 2014年9月16日(火)  雨上がり
札幌

 気付かぬうちにひと雨降っていたようです。
 ノートPCを開いて仕事の課題を整理しつつ、ハンバーガー屋さんで遅めの昼食を終えて外に出ると道路に水溜りができていました。

 今秋最大の課題、闇雲に手を動かすよりもまずはじっくり構想を練って、先方ともよくご相談してから動き始めた方が良さそうです。
 とりあえず約4万枚(!)の資料写真を順番に眺め直して、こちらのイメージをきちんと固めてから色々ご提案させて頂こうと思います。
 ● 2014年9月15日(月)  公衆電話
札幌

 携帯電話を忘れて出掛けてしまいました。
 恐らく数年ぶり位の公衆電話です。

 昨晩仕上げた原画を編集部に郵送して、とりあえずは一件落着。
 あとは先日のTVロケの絵を今夜じゅうに終わらせて、その後に控える今秋最大の課題?にいよいよ本格着手です。
 ● 2014年9月14日(日)  仕上げ中
札幌

 締切前の仕上げ中。
 私の場合、作業の前半は水彩画に近い淡い感じで塗り進めて、後半になってから色鉛筆のしっかりとした描き込みを加えていくのが常套手段です。
 もう少し柔らかめのタッチで仕上げても良いのかな?と時々思うこともありますが、結局緻密なところに落ち着いてしまうのが私の作風なんでしょう。
 とりあえず、今夜じゅうには予定通り完成まで持ち込めそうです。
 ● 2014年9月13日(土)  NHK文化センター
札幌

 講師のお仕事の有難いところは、自分ではまず描こうと思わないような難しい課題を生徒さんのほうから与えて下さること。
 それが私自身にとっても良い勉強になっているのは間違いありません。
 今回はイボイボを見ただけで尻込みしそうなゴーヤの描き方に挑戦です(笑)。

札幌

 ゴーヤに比べればドングリのほうがまだ簡単でしょうか?
 制作過程を記録しておこうとカメラを構えていたら、偶然にも(!?)窓の向こうを「北斗星」が通過していきました。
 ● 2014年9月12日(金)  順調に進行中
札幌

 昨日のTVロケの絵、思いのほか順調に色塗りまで進みました。
 実際どんな雰囲気なのかは現地に着くまで分からなかったのですが、とりあえず、あまり悩むことなく絵にできそうな風景だったのは幸いでした。
 完成まであと一息のところで一旦手を止めて、明日、明後日は締切間際の別件に専念です。
 ● 2014年9月11日(木)  大雨特別警報の日に…。
札幌

 未明から凄まじい雷雨。
 朝のニュースでは札幌にも大雨特別警報が出されたと繰り返し伝えていました。
 我が家の周囲は幸い無事でしたが、市内でも場所によっては浸水等々の被害が出ているところもあるようで心配です。

 こんな状況ですが、今日は地元民放局のTV番組の取材です。
 早朝、迎えのタクシーに乗って局に向かう途中、豊平川は怖くなるほどの濁流と化していました。

道南

 スタッフの方々と合流し、ワゴン車に乗り換えて高速道路経由で道南方面へ。
 途中、我々の通過直後に土砂流入で通行止めになったと訊いて冷や汗を流しましたが、有珠山が近付く頃にはすっかり青空が広がっていました。

 お昼前に取材先に到着。
 カメラの前で下描きを始めて、復路の車中で下描きまではほぼ終了。
 数日中にはきちんと色も塗り終えて、完成作品は放送で披露させて頂くことになりそうです。
 残念ながら道外の皆様には御覧頂けないかとは思いますが、放送予定等々、決まりましたら改めてご報告させて頂こうと思います。
 ● 2014年9月10日(水)  西4丁目交差点
札幌

 白老付近での豪雨の影響で今朝到着予定の「カシオペア」「北斗星」が区間運休との報。
 穏やかな札幌の空模様からは想像もできませんが、ニュースを見ると相当激しい降り方だったようです。
 大きな被害にならないことを祈るばかりです。

 市電・西4丁目電停前の交差点。
 すすきの方面に向かって延伸予定の軌道ルートをなぞるように道路が掘り返された跡がありました。
 工事の遅れが度々報じられて心配していたのですが、少しずつですが確かに作業は進んでいるようです。
 ● 2014年9月9日(火)  秋の向日葵
札幌

 同時進行中のイラスト3点、とりあえず内2点はほぼ完成間近のところまで漕ぎ着けました。
 本音を言えばもう少しペースを上げたかったところですが、自分としてはまぁまぁ順調な進み具合です。

 今日の大通公園。
 大きな向日葵がまだ咲いていましたが、背後の木々はすっかり秋の装いです。
 ● 2014年9月8日(月)  新聞取材
札幌

 午前中からとある新聞の取材をお受けしました。
 私の来歴や過去の記事等々、事前にしっかりとリサーチして下さっていたんだな…というのが第一印象。
 私自身も忘れかけていたような事実関係や年代等を逆に指摘して頂くような場面もあって、こうして丁寧に向き合って下さる記者さんには本当に感謝しなければと思いました。

 残すところひと月弱のファイターズ・レギュラーシーズン公式戦。
 当初予定の最終戦よりも後、10月5日に急遽、雨天中止の代替の追加試合が組まれたとの報が届きました。
 おかげで出張予定も練り直しです…(汗)。
 ● 2014年9月7日(日)  市電フェスティバル
札幌

 毎年恒例の「市電フェスティバル」。
 昨年はちょうど福井の「えちぜん鉄道10周年展」と重なってしまったのですが、幸い今年は午後からだけですが会場を訪れることができました。
 勿論今年も「市電の会」ブースでは私の絵を展示して頂きました♪

札幌

 今季限りで引退の稲葉選手、こちらのポスターはまだまだ現役…でしょうか?
 ● 2014年9月6日(土)  天邪鬼?
札幌

 太陽に背を向けて、真っ直ぐ街路樹の幹に向かって咲いていました。
 いじけたみたいな向日葵です(笑)。
 ● 2014年9月5日(金)  急なご依頼
札幌

 いや〜無理無理!…と思ってしまうお話ほど、実はお引き受けした方が良いのかな?と時々真面目に考えることがあります。
 スケジュール的にも、内容的にもちょっと二の足を踏みそうなご依頼が舞い込んできて、正直大分迷ったのですが、結局やらせて頂くことにしました。
 多少リスクを冒すことにはなりますが、きっと良い勉強になりそうな気がします。

 とりあえず、前後の別件をしっかりと進めて時間を捻出しなければなりません。
 先日から悩み込んでいた原稿執筆を今日で大方終わらせて、あとは仕掛中のイラスト3点もまずは下描き完成まで。
 明日以降もこの調子で一気に進めてしまおうかと思います。
 ● 2014年9月4日(木)  今日の昼食
札幌

 あまりに激しい雨なので昼食を買いに出るのを諦めました。
 チキンラーメン、もう56歳なんですね!
 ● 2014年9月3日(水)  NHK文化センター
札幌

 帰札翌日に講師のお仕事…というパターンが最近多い気もしますが、考えてみれば教室の日程を避けて出張予定を組むのですから当然と言えば当然ですね。
 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 右半分が下描き状態、ここから色を入れると左のようになるんですよ…と実演しながら説明させて頂いたのですが、こうして見ると半分だけ描き込んだ状態ってなんか気持ち悪いですね(笑)。
 ● 2014年9月2日(火)  夜の羽田空港から
エアドゥ

 今月から解禁された離着陸時のデジカメ撮影、復路の便で早速挑戦してみました♪

エアドゥ

 まず問題になるのが窓ガラス(ポリカーボネイト?)の反射対策。
 ISO感度、シャッタースピード…等々、色々考えなければならないことはありますが、まぁ、初挑戦にしては及第点…でしょうか?
 「北斗星」の車窓撮影で培ったスキルが思わぬところで役に立ちました(笑)。

エアドゥ

 新千歳空港到着!
 ● 2014年9月1日(月)  雨の東京へ
北斗星

 上り「北斗星」で迎える朝、松島湾は日の出の少し前でした。
 仙台を過ぎ、朝陽が昇り始めると急に激しい雨が降りだして、朝焼けの空の色はすぐに見えなくなってしまいました。

北斗星

 前回は仙台往復だったので、終点まで「北斗星」に乗るのは丁度2ヶ月ぶりのこと。
 感覚的には随分久々のような気がしてしまいます。
 今回はほぼ定刻通りの上野到着。
 降りてみると9月になったばかりとは思えない涼しさでした。

北斗星

 夕方から本格的に降り出してきたので、敢えて雨らしい風景を狙って下りの「北斗星」を撮りに行ってきました。
 正直、雨粒の表現は水彩色鉛筆ではちょっと難しいかな?とも思いますが、こういう記録もきっと後々、何かの形で創作の役に立ちそうな気がします。



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年8月31日(日)  453回目の「北斗星」
北斗星

 ひと月ぶりの「北斗星」。
 車窓もだいぶ秋らしくなり、そして何より日没がすっかり早くなってしまいました。

北斗星

 東室蘭を過ぎた頃、ふと見ると白鳥大橋の上には綺麗な月が出ていました。

北斗星

 パブタイムの食堂車では愉快なご夫婦と相席させて頂きました。
 旦那様は私とほぼ同年代のいわゆる「ブルートレインブーム世代」。
 御多分に漏れず、小学生の頃には東京駅で九州行きの寝台特急の写真を撮ったりしていたそうですが、残念ながら当時はなかなか乗る機会に恵まれず、ようやく今回、数十年越しの念願叶って初めてのブルートレインの旅が実現したんだそうです。

 とにかくここ最近の「北斗星」人気は凄まじく、以前にも増して切符は入手難。
 列車に乗れば食堂車もシャワーの予約もいつも長蛇の列で、正直、私でさえ乗ろうとするには多少覚悟が必要だったのですが、一方で、こうして色々な方がそれぞれの想いで楽しんでおられる姿に出会えるのも、考えてみれば今だからこその貴重な経験なのかも知れませんね。
 ● 2014年8月30日(土)  ハンバーガー屋さん
札幌

 今日は道新スポーツありました!
 カミサンも御満悦の様子です(笑)。
 ● 2014年8月29日(金)  「赤い電車」の最終日
札幌

 夕方の「赤い電車」もいよいよ運行最終日。
 他の時間帯にはまだ若干残るようですが、この電車に乗れる機会はもう殆どなくなってしまいそうです。
 せっかくなので最後に始発駅の江別から乗ってみることにしました。
 考えてみれば、頭上で扇風機がガラガラ回る電車に乗るのは、えちぜん鉄道の旧型車以来だったかも知れません。

札幌

 今日は「北斗星」の出足がちょっと遅れたかな?…という感じでした。
 結局最後まで百点満点の写真は撮れませんでしたが、望み通りの風景は写真じゃなくて絵で描きなさい…ということなのかも知れませんね。
 イメージだけは充分脳裏に焼き付いていますから、いずれ折をみて挑戦してみたいと思います。
 ● 2014年8月28日(木)  「赤い電車」と「北斗星」
札幌

 今日も夕方から「赤い電車」を撮ってきました。
 狙いは札幌到着時、上り「北斗星」との一瞬の行き違いです。
 いつも「北斗星」のほうの車窓から眺めていたお気に入りの風景でしたが、これもいよいよ今日明日で見納めになりそうです。
 ● 2014年8月27日(水)  夕刻の「赤い電車」
札幌

 引き続き原稿執筆。
 その合間に今日も夕方少しだけ写真を撮りに行ってきました。
 いよいよ引退間近の旧型の「赤い電車」、今週末のダイヤ改正で大幅に運用が減って、この時刻の便も新型車両に置き換わってしまうようです。
 窓が開く電車ならではの構図を狙って見たら、夕陽が良い角度から差し込んできてくれました。
 ● 2014年8月26日(火)  秋空
札幌

 少々仕事が詰まっているのですが、秋らしい空が広がっていたので写真を撮りに行ってきました。
 幸か不幸か今の作業は少々難しい原稿執筆の構想段階。
 頭を使うだけなら外でもできますし、むしろ家で悶々と悩んでいるよりも良いアイディアが浮かぶというものです。
 ● 2014年8月25日(月)  ドングリ
札幌

 円山公園を歩いていたら、まだ青いドングリがパラパラと大量に降ってきました。
 直撃されたら結構痛そう…。
 ● 2014年8月24日(日)  大遅延の日
札幌

 今朝到着の下り「カシオペア」「北斗星」が大遅延との報。
 Webサイトの運行情報に載っていた遅延状況から察すると、丁度このあたりで「カシオペア」と上りの「トワイライトエクスプレス」がすれ違うかも?と踏んだのですが…。
 まぁ、そうそう予想通りにはいかないものです。
 当初の情報より更に遅れが拡がって、結局「カシオペア」は約5時間半、「北斗星」が4時間少々遅れての札幌到着でした。
 ● 2014年8月23日(土)  レジェンドシリーズ
札幌

札幌

札幌

 「レジェンドシリーズ」第三戦は久々の札幌ドーム観戦。
 ギョロタン、ファイティーも間近で見ることができました。
 ちょっと危ない場面もありましたが、終わってみれば試合のほうも8得点で快勝です♪
 ● 2014年8月22日(金)  昭和テイスト?
札幌

 昨日からのファイターズは'80年代のオレンジ色のユニフォームで戦う「レジェンドシリーズ」。
 それに合わせてTV中継の画面もレトロな昭和仕様?です。
 それにしてもこの文字、汽車好きの目にはどうしても国鉄書体に見えてしまうのですが…。
 やっぱり見やすさと書きやすさを両立させると必然的にこういう書体に落ち着くものなんでしょうか?
 ● 2014年8月21日(木)  日帰り函館
函館

 ささやかな取材も兼ねて、八戸の実家から戻ってくるカミサンを函館まで迎えに行ってきました。
 ほんの限られた時間でしたが、絵になりそうな晩夏の風景もいくつか見つけられてそこそこの収穫です。

函館

 カミサンとは札幌行きの特急列車で合流です。
 乗る前に弁当を買ってくるようにと頼まれていたので、函館駅に戻る前にハセガワストアの名物「やきとり弁当」を調達してきました。
 色々種類があって迷いましたが、とりあえず今回はシンプルなタレ味と塩味をひとつずつ。
 ご承知の通り、「やきとり」と言いつつも実は豚肉です(笑)。

政府専用機

 南千歳を過ぎた頃、大きな飛行機が飛んでいたのでよくよく見ると政府専用機でした。
 空港で見たことは何度かありましたが、飛んでいる姿に出会えたのは初めてです。
 つい先日も後継機のニュースが流れていましたが、「貫録」という点ではやっぱりジャンボ!…と思ってしまいます。
 ● 2014年8月20日(水)  NHK文化センター
札幌

 今秋に向けての大事なお仕事の構想中。
 まずは撮り溜めた取材写真の中から使えそうなカットを抜き出して、クライアントさんへの提案資料としてまとめてみようと思ったのですが、とにかく今回は選択肢が多過ぎて絞り込みきれずに悩んでしまうばかりです。
 その題材やお仕事に対して、なまじ「想い入れ」や「誠意」を見せてしまうと、逆に付け込まれるような格好で損な扱いを受けるケースも残念ながら結構多いのですが、今回の相手方はこちらが示した精一杯の姿勢をきちんとビジネスとして受け止めて応えて下さる、ある意味稀有なクライアントさんです。
 せっかくの御縁が出来るだけ長く続くよう、私もしっかり意識を持って取り組んでいかねばと思っています。

 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 基本隔週の講座ですが、お盆休み等々の関係で水曜クラスは3週間ぶりの開催。
 何となく夏休み明けのような雰囲気です。
 ● 2014年8月19日(火)  はじめての…。
札幌

 今夏買い替えたばかりのプリンター、初めてのインク切れメッセージ♪
 ようやく我が家の道具になってきたんだなと、妙な感慨を覚えます(笑)。
 ● 2014年8月18日(月)  新千歳空港
新千歳空港

 空港ターミナルビルの「クラフトスタジオ」さんにポストカードの納品もあったので、撮影も兼ねて新千歳空港まで行ってみることにしました。
 札幌では覗いていた太陽はすっかり雲に隠れてしまいましたが、いつもは慌しく通り過ぎるだけの空港でゆっくりカメラを構えるのはちょっと楽しい経験でした。
 とは言え、飛行機に関してはまだまだ門外漢。
 いつも描いている汽車や電車とは勝手が違って、「美しく見える構図の取り方」というのが未だ自分の中で掴みきれずに悩んでいるところです。

千歳線

 札幌に戻る車中にて。
 なかなか良い角度で「トワイライトエクスプレス」がやってきました♪
 ● 2014年8月17日(日)  カミサンを見送りに
札幌

 遅めのお盆休みで実家に帰るカミサンを札幌駅まで見送ってきました。
 札幌発の上り列車ならUターンの逆向きかと思ったのですが、覘いてみると結構な混み具合のようです。
 とりあえず席に着き、手持ち無沙汰にキョロキョロ車内を見渡しているカミサンの様子を窓越しに眺めていると、ホームの反対側には「北斗星」のディーゼル機関車が1両だけ、客車も牽かずにゴロゴロと入ってきました。
 ● 2014年8月16日(土)  コスモス
札幌

 未だ蕾のままのヒマワリのすぐ横で、既にコスモスが咲いていました。
 色々な花が一気に咲いて、アッと言う間に過ぎ去ってしまう…北海道の夏もいよいよ終盤。
 一つ二つ、秋に向けての大きな締切を思い出してちょっと焦ります。
 ● 2014年8月15日(金)  終戦の日
札幌

 今日一日、TVニュースを観るのを止めました。
 「平和」という美辞麗句に己が政治主張を無理矢理重ねて語るのも、誰々がどこに行った行かないと騒ぎ立てるのも、やっぱり何か違うような気がします。
 いささか綺麗事かも知れませんが、立場や主張云々ではなく、少なくとも今日だけは静かに手を合わせる日にしたいと思います。

 夕方、街に出ると大通公園では盆踊りが始まっていました。
 北海道の方なら誰でも知ってる、でも移住者の私にはちょっと新鮮な「子供盆踊り」のメロディに少し心が和みました。
 ● 2014年8月14日(木)  靖国神社
靖国神社

 昨晩は東京泊。
 今夜には札幌に戻らなければならないので、今日のうちに靖国神社にお参りしてきました。
 心からの感謝を胸に、今日明日は只々静かに手を合わせたいと思います。

エアドゥ

 羽田からいつものエア・ドゥ最終便で帰札の途に。
 月が綺麗な夜でした。
 ● 2014年8月13日(水)  夏の福井で
えちぜん鉄道

 地域の方々によって今年初めて拓かれたという満開の向日葵畑。
 お盆のお供え用に間に合うようにと逆算して種を撒かれたんだそうです。
 この日の午後には持ち帰り自由の「摘み取り会」が行われると看板にありましたから、どうやら最後の最後、ギリギリのところで間に合ったようです。

 今日も夕方まで、えちぜん鉄道の沿線取材。
 最近では滅多に出番のない旧型電車がやってきました。
 この電車もいよいよ今年度限りで引退予定。
 こんな光景が見られるのもこれが最後になりそうです。

福井

 必要な取材と打合せを終えて、帰りのJRまで約1時間。
 本当はまだそれほどお腹は空いていなかったのですが、それでもやっぱりソースカツ丼だけは…と、大急ぎで「ヨーロッパ軒」さんへ。
 さすがに総本店まで行ってしまうと間に合わないので、福井駅から最も近い豊島分店のほうですが、実はこちらの雰囲気も結構気に入っています。
 でも、いつもこのお店を訪ねるのは陽も暮れた後なので、こんな早い時間に来るのはちょっと不思議な気分です(笑)。

福井

 かねがね噂には聞いていた三国花火対応の大混雑を直に見届けたら、何となく、私ももっとこの鉄道の一員になれるのかな?…などと思っていたのですが、その花火自体が中止になってしまうとは、まるで神様から「お前はまだまだ…」と諭されてしまったみたいです。
 でも、いつもそういう「まだまだ感」「やり残し感」があるからこそ、これまで一生懸命取り組んでこられたのかな?とも思います。
 花火こそ見られなかったものの、それ以上に、次のお仕事に直接繋がりそうな大きな成果もありました。
 遠く札幌で色々思いを巡らせているよりも、ともかく現場の空気に触れる大切さを再認識させられた今回の福井滞在でした。

 金沢、長岡乗換えで今夜のうちに東京に向かいます。
 北陸新幹線の開業までに、あと何度このルートを通ることがあるのでしょうか?
 ● 2014年8月12日(火)  三国花火、よもやの中止!?
えちぜん鉄道

 改札前で看板を見て愕然…。
 三国花火、予備日の今日も結局中止が決まってしまいました。
 会場が海岸なので、天候が回復しても波が荒いと準備ができないんだとか。
 二ヶ月前から飛行機を押さえて、わざわざお盆休みの混雑時期にここまでやってきた最大の目的が無くなってしまいました。

 とは言え、こういうアクシデントに巻き込まれた時ほど、それが思いもよらぬ形で幸運に繋がったりするのがここ最近の私の悪運の強さたるもの。
 これもきっと何かの吉兆かも!?…と無理矢理自分に言い聞かせて、とりあえず勝山行きの電車に乗ることにします。

えちぜん鉄道

 まずは勝山駅に今夏オープンしたばかりの「えち鉄カフェ」へ。
 築百年!の木造駅舎の一角がレトロ調の素敵なカフェに生まれ変わっていました。
 ご自慢のウォータードリッパーで8時間もかけて抽出したというアイスコーヒーは雑味の無いスッキリとした美味しさで、この日だけで3杯も頂いてしまいました(笑)。

 個人的にも縁深いJR釧網本線の北浜駅、川湯温泉駅をはじめ、この種の「駅カフェ」は今では各地で見られるようになりましたが、こういう拘りのあるお店を、委託や賃貸ではなく自社直営で開いてしまうところが、えちぜん鉄道さんらしいと言えばらしいかも知れませんね。

えちぜん鉄道

 外に出ると、ちょうど保線作業員さんがお仕事されていたのでお声を掛けて撮らせて頂きました。
 詳しいことはまだ業務秘密ですが(笑)、こういう作業風景も描いてみようかな…と思っていたところだったので、まさに願ってもないシャッターチャンスです。
 いきなりお声を掛けて少々驚かせてしまったようですが、毎年カレンダーを描かせて頂いている者ですと名乗らせて頂いたら、「あぁ、北海道からわざわざ…」と喜んで下さいました。
 普段なかなか接点のない部署の社員さんまで、私のことをちゃんと知っていて下さったんだな…と、ちょっと嬉しくなりました。

えちぜん鉄道

 今日の大収穫!
 「あそこの山に登れば田んぼアートが見えるよ」と、電車の中で地元のおばあさんが教えて下さいました。
 迷わず行ければ駅から歩いて15分程度…私は随分迷ってその何倍も掛かってしまいましたが、沿線にこんな見晴らしの良い場所があるなんて全然知りませんでした。
 田んぼアートの後ろにはしっかり電車も収まって、期待通りの素晴らしい風景でした。

福井鉄道

 夕刻の福井駅前。
 札幌では見られない石畳の軌道が実に良い雰囲気です。
 タイミングよくやってきた最新鋭の低床車両がまるでヨーロッパの路面電車のようにも見えました。

福井鉄道

 ソースカツ丼の「ヨーロッパ軒」さんは残念ながら火曜定休。
 ならばと探し歩いた末に入ってみた電車通りのレストランが大当たりで、カウンターで愉快な店員さんと語り合いながら美味しい魚料理を頂くことができました。
 旅先で素敵なお店と出会っても、なかなか「常連」と言って頂けるほど通えないのが残念なところですが、そのかわり、「絵」という道具のおかげで一度訪れただけでも覚えていて頂けるのはちょっとした役得かも知れません。
 またこちらに来た時には寄らせて頂こうと思います。

 今日一日で出会った様々な人や風景は、三国花火が予定通り開催されていたらまず出会えないものばかりでした。
 そう考えてみると、もしかしたら逆にツキがあったのかな?とさえ思えてしまいます。
 あとは今日の成果をしっかり作品に結び付けられるよう、札幌に戻ったらますます頑張らないといけませんね。

 大満足でお店を出ると、スーパームーン翌々日の大きな月が電車通りを見下ろしていました。
 ● 2014年8月11日(月)  博物館明治村へ
エアドゥ

 予報通りの台風11号最接近!
 道内も場所によってはかなり荒れていたようですが、新千歳空港までのJRも、その先の飛行機も呆気ないほど順調でした。
 それでも札幌駅には釧路方面行きの特急列車の運休告知も出ていましたから、なかなか際どいところで難を免れたのかも知れません。
 勿論、乗っている限りではそんな実感はありませんが、「現在、時速にすると130キロメートルほどの向かい風を受けて飛行中です…」と機長アナウンスが伝えていました。

 今回も羽田から品川乗換、東海道新幹線で福井に向かいます。
 運賃や便数のメリットは勿論ですが、荒天欠航時の振替えの事まで考えてみても、やはり日に1〜2便の地方路線よりは羽田〜新幹線経由のほうが安心かな?…と、ここ数日、刻々変わる天気予報を睨みながらつくづく感じた次第です。

明治村

 取材目的の三国花火大会は台風の影響で明日12日に延期が決まってしまったので、今日は新幹線を名古屋で降りて博物館明治村に寄っていくことにしました。
 本当は福井からの帰りに寄るつもりだったのですが、前後の移動予定等々含めて、結果的にはやっぱり今日にして却って良かったかも知れません。

 名鉄電車とバスを乗り継いで15時前に明治村到着。
 広い村内、まずは正門前から村営バスに乗って車窓からひと通り見学してみることにしました。
 「明治」という設定にはいささか不釣り合いながら、さすがにこの蒸し暑さの中、冷房つきのバスは有難い存在です。

明治村

 村営バスを終点で降りて、入口で頂いた村内地図を開いてみると、お目当ての場所には蒸気機関車と京都市電を乗り継いで行けることが分かりました。
 先ほどのバスとは違って、こちらは正真正銘、明治時代に造られた貴重な産業遺産。
 こういうものが今も稼働状態で残されていて、しかも極々短距離ながら実際に「移動手段」として役立っているというのは考えてみれば凄いことです。

明治村

 いました!!
 昨年まで札幌市交通資料館に展示されていた木造電車「22号」…こちらでの呼び方で言えば「名電1号形」。
 大正7年、札幌の路面電車開業用として譲渡される前は名古屋市内を走っていたことから、期間限定での里帰り展示となったものです。
 交通資料館で見た黄色い車体は茶色に塗り直され、以前から移築保存されている重要文化財・札幌電話交換局の隣に設えた専用の立派な展示室に置かれていた22号。
 大切にして下さっている様子が伺えて札幌市民としては嬉しい反面、地下鉄の高架下の狭い展示室に置かれていた札幌時代を思い出すと、本当は22号にとってはどちらが幸福なんだろう?…とちょっと複雑な思いに駆られます。

明治村

 京都から移築されたという聖ザビエル天主堂。
 入口から覘いてみると、ちょうどステンドグラスの向こうから夕陽が差し込んできました。
 十年ほど前、オーストリア・チロルで巡った教会を思い出すような光景です。
 ● 2014年8月10日(日)  台風11号
札幌

 本州出張を明日に控えて台風11号の行方に気を揉んでいたら、取材目的のイベントが荒天順延との報。
 しかも明朝、丁度新千歳から飛行機に乗る頃に北海道付近が荒れそうな気配です。
 ともかく急遽旅程を練り直して、あとは運を天に任せるのみ。
 とは言えここ最近、出張のたびに事故やトラブルを紙一重で回避する悪運の強さを妙に発揮しているので、まぁ今回も大丈夫だろうと心の底では思っているのですが…。
 ● 2014年8月9日(土)  スーパームーン前夜
札幌

 明日の晩は満月がいつもより大きく見える「スーパームーン」だそうですが、台風11号の接近でどうやら札幌では見えそうにありません。
 「ほぼ満月」の今夜のうちにじっくり撮っておくことにしました。
 ● 2014年8月8日(金)  期待通りの雨
札幌

 雨の風景を撮っておきたいと思っていたら、絶妙のタイミングで激しい雨が降ってきてくれました。
 札幌を発つ上り「北斗星」と、引退間近の「赤い電車」と…まさに期待通りのカットです♪
 ● 2014年8月7日(木)  徳川美術館展
札幌

 道立近代美術館で開催中の「徳川美術館展」。
 平日の昼間なので空いているかと思ったら意外なほど賑わっていました。
 戦国時代の武具や銃など、美術品と言っても良いような精密な細工や装飾が施されていたりして、成程、決して悪い意味ではなく、「権威」を見せるというのも国を治める上では大切なことだったんだなと感じさせられました。
 それにしても、博物館とか美術館とか、こういうものは一つ一つ真面目に観ていくと結構体力を消耗するものですね。
 ● 2014年8月6日(水)  ら〜めん共和国
札幌

 今日の夕食は多分数年ぶり位の「札幌ら〜めん共和国」。
 5月に函館を訪れた時、わざわざ市電に乗って食べに行ったラーメン屋さんがいつのまにかテナントとして入っていたのは少々複雑な心境ですが、まぁ、これからはいつでも気軽に頂けることを素直に喜ぶべきでしょう。
 まだまだ挑戦してみたいメニューもありますから、また近いうちに訪れてみようと思います。
 ● 2014年8月5日(火)  湿度の高さ
札幌

 昨日よりは若干気温は下がったものの、それより今日は北海道らしからぬ湿度の高さが辛い一日でした。
 地下鉄が湿気でスリップして遅れたとニュースになった位ですから、並大抵の事ではなかったのでしょう。
 温度か湿度、どちらか一方だけでも下がってくれたらそれなりに我慢できるのですが、さすがに重なってしまうとダメですね…。

 温度か湿度、容姿か性格、待遇か働き甲斐、報酬か満足感、安さか品質、チーム打率かチーム防御率…。
 どちらかひとつでも救いがあれば…という場面、考えてみれば結構あるものです。
 私が十数年前に会社勤めを辞めたのも、勿論「いつかは絵だけを生業に…」と機会を窺い続けていたのもありますが、加えてそういう「どちらか一方の救い」すら当時の勤め先には見出せなくなってしまったからかな?…と、今更ながら時々思うことがあります。
 ● 2014年8月4日(月)  猛暑
札幌

 相変わらずの厳しい暑さで全く仕事が捗りません。
 まぁ、数日程度の辛抱だろうと勝手に思ってはいるのですが、とりあえず、日中はクーラーの効いてそうなお店を転々としながら凌ぐしかなさそうです。
 例の近所のハンバーガー屋さん、道新スポーツ今日はありました♪
 ● 2014年8月3日(日)  夕方の新札幌
札幌

 「本当に北斗星が好きなんですねぇ…」と他人様から言われると、申し訳ないですが、ちょっと違うな…と思ってしまうことがあります。
 こういう話をすると必ず、「いやいや、好きじゃなければ取り組まないでしょ!」などと食い下がる方がおられるので、私のほうもつい本音で語るのが億劫になって適当にお茶を濁してしまうのですが、少なくとも作品やモチーフへの想いというのは、そうそう単純に語れるものでも、また理解して頂けるものでもないのだろうと思います。

 夕方、思い立って新札幌の教室前の築堤で「北斗星」を撮ってきました。
 講師のお仕事で毎週のように訪れている場所ですが、土曜クラスは午前中、水曜クラスも15時終了なので、17時20分頃通過の「北斗星」は普段はなかなか見られるものではありません。
 こうしてたまに眺めてみると、この時間帯の風景も工夫次第で意外と絵になりそうな気がしてきます。
 ● 2014年8月2日(土)  御機嫌斜め?
札幌

 久々に近所のハンバーガー屋さんに行ってみたら、マガジンラックにいつもの道新スポーツがありませんでした。
 カミサンちょっとご不満の様子です(笑)。
 ● 2014年8月1日(金)  抜歯
札幌

 夕方から歯医者さん。
 親知らずを一本抜いて頂くことになりました。
 麻酔のおかげで痛みは特に無かったのですが、やはり身体にとってはそれなりに負担だったのでしょう。
 終わってみると物凄い疲労感です。



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年7月31日(木)  岩手土産
札幌

 先日岩手で買ってきたお土産。
 柄の部分に「銀河鉄道」とありますから、蒸気機関車の投炭スコップのイメージでしょうか?
 この形状は投炭用というより穴掘り用かな?という気もしますが、ともあれ、かき氷をザクザクとやるには格好の一本です(笑)。
 ● 2014年7月30日(水)  NHK文化センター
札幌

 白状すれば昨日の夜まで今日講座があることを忘れかけていました。
 そして今更ながら、前回土曜と今日の講座の合間の3日間でギリギリ岩手・岩泉まで往復できるぞ!と気付いて、件の列車ホテルのセレモニーへの招待をお受けしたことも思い出しました。
 職業柄、取材等々で色々出歩かなければならない一方、札幌でも大切なお仕事がコンスタントに入っているのはむしろ有難い事と感謝すべきでしょう。
 スケジュール等々難しい場面もありますが、きちんとバランスを取り続けていけるよう努力しないといけませんね。
 ● 2014年7月29日(火)  452回目の「北斗星」
北斗星

 昨晩、仙台から「北斗星」に乗った時には深夜1時を回っていました。
 八戸手前で目が覚めて、青森到着は5時50分過ぎ。
 いつもは青函トンネル手前ですれ違う上り急行「はまなす」は既に到着済みで、ホームを挟んだ向こう側に切り離された機関車が停まっているのが見えました。

北斗星

 これだけ大幅に遅れていても、食堂車のモーニングタイムは通常通り6時半から始まりました。
 いつもならそろそろ函館に着く頃ですが、今朝はまだ津軽海峡の青森側。
 アテンダントさんが注文を取りに各テーブルを回る頃、北海道新幹線との合流地点、真新しい高架橋が車窓に見えてきました。

北斗星

 2時間近い遅延で函館に到着すると、丁度ホームの反対側では「SL函館大沼号」が発車を待っているところでした。
 今年限りでの運行休止が報道されている同列車、勿論通常ダイヤでは「北斗星」と並ぶことはまずありません。
 人身事故による遅延とあっては素直に喜ぶことはできませんが、ともあれ今回限りの貴重な記録にはなりました。

北斗星

 ようやく札幌に着いてホームの時計を見上げると1時間57分遅延…。
 あと3分で払戻しという、笑ってしまうような到着時刻です。
 とは言えこれだけの乗車人数×特急料金を考えると、JRさんにしてみれば9裏満塁、サヨナラ負けのピンチをどうにか無失点で凌いだような安堵感でしょうか?

 さすがにこの程度の遅延では食堂車のランチ営業はありません。
 時間も時間なので改札内の蕎麦屋さんでおろし蕎麦を頂いて(福井のとは随分趣が違いました!)、再びホームに戻ってみると大阪行きの「トワイライトエクスプレス」がちょうど入ってきました。
 ● 2014年7月28日(月)  「列車ホテル」開業式典
いわいずみ

 列車ホテルは子供たちの貸切だったので、我々遠来の招待客は昨晩は別の宿を取って頂きました。
 ゆっくり朝食を済ませた後、スタッフの方の送迎で再び「ふれあいらんど岩泉」へ。
 いよいよ今回訪問のメインイベント、「ブルートレイン日本海オープニングセレモニー」です。
 見渡せば地元自治体関係者やJR関係者、国会・地方議会の議員さんなど錚々たる顔ぶれで、どう見ても私だけ場違いな感もありましたが、ともあれ色々な御縁が重なって、こういう場にお招き頂けたというのは本当に有難いことだと思います。
 これから先、車両の維持管理など御苦労も少なくないでしょうが、私も創作活動等を通じて出来るだけの応援をさせて頂けたらと願っています。

岩泉

 セレモニーも無事終わり、復路は他の招待客の方々と一緒にマイクロバスで盛岡まで送って頂くことになりました。
 「龍泉洞の龍ちゃん」に見送られていざ出発!

岩泉

 岩泉を発ってからしばらくの間、車窓には4年前の土砂崩落事故後、長期運休を経て今年正式に廃線となったJR岩泉線の線路跡が見えていました。
 日に3往復しか走らない列車のうち、一番早い朝の便をどうしても途中駅で撮ってみたくて、わざわざ岩泉に前泊して早朝タクシーでこの道を飛ばしたのを思い出します。

岩手

 途中、「道の駅 三田貝分校」で小休止。
 かつて同地にあった小学校の分校をイメージしたというユニークな建物です。
 ソフトクリームに一同大満足でした♪

 岩泉から2時間ほどで盛岡市内に到着。
 最後に一同で岩手県庁を訪れて知事を表敬訪問。
 猛暑の中、体力的、スケジュール的にはちょっと大変な2日間でしたが、個人の取材旅行ではまずできないような貴重な経験も沢山することができました。
 お世話になったNPO法人「岩手未来機構」の皆さんには只々感謝するばかりです。

IGRいわて銀河鉄道

 解散後、IGRいわて銀河鉄道に飛び乗って奥中山高原まで一往復。
 深夜、上下の「北斗星」同士がすれ違うあたりの地形や風景を、明るいうちに車窓からじっくり確認してきました。
 きっと今後の創作でも役に立つ場面がありそうです。

 初めて降りる奥中山高原駅は、雪国らしい尖った屋根が印象的な瀟洒な木造駅舎でした。
 勿論、現実的には余程の運行障害でもない限りは有り得ない光景ですが、この駅に停まる「北斗星」などもちょっと描いてみたくなります。

IGRいわて銀河鉄道

 奥中山高原から盛岡に戻る途中、少々霞んではいましたが夕焼け空に岩手山が見えました。

一ノ関

 札幌への帰途も往路同様、仙台乗換えで「北斗星」利用。
 盛岡から新幹線〜特急列車を乗り継いでも、夕方発ではその日のうちに札幌まで辿り着くことはできませんから、途中宿泊費なども含めて考えると、若干遠回りになったとしても夜行利用はむしろ合理的な選択かな?…とも思います。

 盛岡から仙台に向かう途中、せっかくなので一ノ関で途中下車して下り「カシオペア」を撮っておきました。
 今回の出張、往路も復路も「行き掛けの駄賃」にかなり貪欲です(笑)。

北斗星 

 最終の新幹線で仙台到着23時01分。
 さぁ、いよいよ後は「北斗星」に乗って寝るだけだと思ったら、先行列車人身事故の影響で1時間半遅延のアナウンス…。
 最後の最後まで波乱の道中になりそうです。
 ● 2014年7月27日(日)  三陸鉄道に乗って岩泉へ
三陸鉄道

 早朝5時前の仙台で「北斗星」を降りた後、新幹線で二戸まで戻ってJRバスで久慈へ。
 予定通り三陸鉄道北リアス線に乗り継いでホッとしたのも束の間、二つ目の陸中野田まで来たところで足止めされてしまいました。
 この先の区間で強風による倒木があり、これから撤去作業に向かうとの事。
 ちょっと長引きそうな雰囲気です。

三陸鉄道

 45分ほど遅れて陸中野田を発車すると、ほどなく海が見えてきました。
 初めて乗った三陸鉄道、初めて訪れた被災地。
 色々思うことはありましたが、まずは車窓から海に向かって手を合わせてから旅を続けることにしました。

三陸鉄道

 観光客の多い列車だけに、眺めの良い橋の上では一旦停車のサービスもありました。
 途中には「あまちゃん」で見覚えのある駅や風景も…。

三陸鉄道

 やはり観光需要の多さを物語るように、JR山田線からの直通観光列車や、時刻表には載っていない団体貸切列車などとも度々行き違いました。
 いま乗っている3両編成の列車も、先頭1両が予約制のお座敷車両、最後尾の1両は普通車自由席ながらレトロ調のお洒落な車両です。

三陸鉄道

 三陸鉄道で唯一、津波で駅舎が全壊したという島越駅。
 以前よりも山側の高いところに移動して、奇しくも丁度この日から新駅舎での営業が始まったそうです。

岩泉

 列車の遅れで接続が心配でしたが、結果的には予定より1本後のバスに丁度良く乗り継ぐことができました。
 小本駅から龍泉洞方面行きのバスで十数分、「道の駅いわいずみ」で降りるとようやく今回の目的地、野外複合施設「ふれあいらんど岩泉」に到着。
 広い園内を歩いていくと、やがて見覚えのある青い寝台車が見えてきました。
 例の列車ホテル…「ブルートレイン日本海」です!

岩泉

 震災復興支援の一環として岩泉町に設置されたこの列車ホテル。
 明日のオープニングセレモニーを前に、今日は「初めての宿泊客」として岩手・宮城・福島の子供たちを招待しているそうです。
 スタッフの皆さんにご挨拶して早速車内に入ってみると、壁の広告枠にはつい先日、盛岡駅ビル「フェザン」で展示して頂いた私のイラスト(※複製印刷)が入れられていてちょっと嬉しくなりました。

 それにしても見事なまでに寝台特急そのままの雰囲気。
 旅好き、列車好きには見逃せないポイントもかなり沢山ありましたので、また近々「道新ブログ」あたりで詳しくご紹介させて頂こうかと思っています。

岩泉

 子供たちや他の来賓の方々も到着し、夕食後、地元関係者の方々との懇談会なども終わると外はすっかり暗くなっていました。
 窓明かりが漏れる夜の風景、まるで現役の夜汽車そのものといった趣です。
 ● 2014年7月26日(土)  451回目の「北斗星」
北斗星

 午前中はNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 一旦帰宅後、荷物をまとめて夕方の「北斗星」で出発。
 台風10号から変わった低気圧の接近で、道内各地の荒天予報を訊いた時に運休にならないかと随分気を揉まされましたが、幸いせいぜい数分程度の遅延でとりあえずは順調な道中です。

北斗星

 夏休みとあって車内は家族連れの方々を中心に大賑わいでした。
 案の定、パブタイムの食堂車もオープンと同時に即満席!
 私は早めに並んでいたのでどうにかテーブルに着けましたが、その後は並んでもオーダーストップまでに間に合わず利用できなかった方も少なくなかったようです。

 料理が出るまでしばらく掛かりそうだったので、顔馴染みのアテンダントさんに一言断って函館停車中にちょっとだけホームに。
 さすがにいつもは食事中にこんなお行儀悪い事はしないのですが、今回ばかりは今後の創作の為、ぜひとも見ておきたい事情がありましたので…。
 ● 2014年7月25日(金)  PM2.5!
札幌

 妙に外が曇っていると思ったら、昨今話題の「PM2.5」の濃度が急上昇していたとか!?
 一説によるとシベリアの方の森林火災が原因のようですが、札幌でこれほど目に見える影響が出たのはちょっと記憶にありません。
 夜になってベランダの外を覗くと、いつもより白く霞んだ夜景の向こうに大きな花火が上がっていました。
 ● 2014年7月24日(木)  「スロウ」最新号
札幌

 編集部からの返却原画と共に「スロウ」最新号が送られてきました。
 創刊10周年記念号!…厳密には創刊初年だけは年2冊発行だったので10周年は前回39号になるわけですが、ともあれ感慨深い節目の40号です。
 拙連載「さっぽろ市電日記」も既に8年。
 気が付けば私が札幌で過ごした時間の殆どは「スロウ」と共に歩んできたような格好です。
 私のような商売は単純に上手下手で比べられるものではありませんから、やっぱり最後は御縁や相性といったところに尽きるでしょう。
 そういう意味でも、編集スタッフの方々が私の絵をずっと大切にして下さっているのは本当に嬉しい限りです。
 ● 2014年7月23日(水)  東京経由で帰札の途に
福島

 盛岡の作品展を訪れたついでに…と言うには少々場所が離れていますが、普段なかなか降りる機会のない駅だけに、結果的に丁度良い機会を頂けたのかな?とも思います。
 早朝6時前、早起きして福島駅で上り「北斗星」を撮ってきました。
 記録としても、創作の為の資料としても、ぜひ残しておきたいと思っていたカットです。

上野

 早起きついでに福島交通飯坂線の電車で終点・飯坂温泉まで一往復。
 宿に戻って荷物をまとめ、通勤客で混み合う朝の新幹線で上野に出ると、しばらくして福島駅で見送った「北斗星」がやってきました。
 まさにウサギとカメ…新幹線の威力をまざまざと見せつけられた思いです。

羽田空港

 都内の出版社さんに向かう途中、「条件付き運航のお知らせ」なるメールがエア・ドゥから送られてきました。
 搭乗予定の新千歳行き最終便は到着地霧の為、着陸できない場合は羽田に引き返すとの事。
 これまでずっと飛行機トラブルには無縁だったのですが、今月に入って既に二度目…二回続けての条件付き運航です。

 とりあえず、出版社さんでの用件を済ませたら少し早目に羽田空港へ。
 いつも搭乗前に寄らせて頂くターミナルビルのレストランですが、まだ明るい時間に入るのはちょっと新鮮な気分です。

エア・ドゥ

 そういえば前回の座席番号も21番でしたっけ。
 今年はどうも「21」に不運がつきまとうのでしょうか…?
 ● 2014年7月22日(火)  盛岡の作品展へ
伊達紋別

 昨日今日の2日間、盛岡駅ビル「フェザン」で開催して頂いた私の作品展。
 なにぶん遠方なので設営から会場立会いまで全て先方でやって下さるというお話だったのですが、せっかくなので少しだけでも様子見に行ってみることにしました。
 出発準備等々で限りなく徹夜に近いまま、札幌発7時半の臨時特急「北斗84号」でいざ出発。
 いつも向こうに乗って眺めていたので勿論知ってはいましたが、伊達紋別では札幌行きの下り「北斗星」が反対側のホームにゆっくりと現れました。

新青森

 余裕があれば函館あたりで途中下車したいところですが、今回はそのまま列車を乗り継いで先を目指します。
 「スーパー白鳥」で青函トンネルを抜けて、新青森からは東北新幹線「はやぶさ」に…。

盛岡

 札幌を発って8時間以上、夕方前になってようやく盛岡に到着。
 盛岡に停車する「北斗星」が無くなって、札幌から北東北への移動が随分不便になってしまいました。

 今回の作品展は、廃車になったブルートレインの寝台車を利用して岩手県岩泉町にオープンする「列車ホテル」の開業記念イベントとして企画して下さったもの。
 震災復興支援の一環として列車ホテルのプロジェクトを進められ、今回の展示も主催して下さったNPO法人「岩手未来機構」の皆さんとは、メールや電話でのやりとりはありましたが、お目にかかるのは実は今日が初めてです。
 列車ホテルが岩泉町に設置されることになった経緯や、今の現地の様子、それに昨日今日のお客様の反響など、限られた時間でしたが色々興味深いお話を伺うことができました。
 やっぱり現地に足を運んで、直接お会いして初めて感じる事というのは決して少なくありません。
 それだけでも、少し無理をしてでもここまで来た甲斐は充分あったように思います。

福島

 盛岡から更に移動して今夜は福島泊。
 福島駅に停まる「北斗星」の姿を記録しておくのも今回の目的のひとつです。
 ● 2014年7月21日(海の日)  報われない感
札幌

 とある会の集まりがあったのを思い出しながらも、結局今回も欠席してしまいました。
 敢えて深くは言及しませんが、それぞれ立場や思惑の異なる方々が集うだけに色々難しい面はあるものです。

 仕事でも何でもそうですが、努力や苦労に対して「報われない…」という思いが一旦脳裏に浮かんでしまうと、それ以降、モチベーションを保ち続けるのはかなり難しくなってしまうようです。
 逆に、ちょっとした評価やほんの一言の感謝、些細な手助けに救われて、挫けかけた想いをどうにか繋ぎ止められたケースも思い起こせばいくらでもあります。
 敢えて例えるなら、事故や病気で休んだ同僚の仕事を手伝うのと、二日酔いで休んだ同僚の仕事を手伝うのとの違い…でしょうか?
 対人関係でも、創作の題材でも、長く続くか否かの分かれ目は結局このあたりかも知れませんね。
 どういう場面でも、またどういう相手に対してでも、そういう「報われない感」を無駄に与えてしまうことがないよう、私自身、言動には常々気を付けねばと思います。
 ● 2014年7月20日(日)  札幌航空ページェント
札幌

 まだまだ飛行機初心者の私、丘珠駐屯地が陸上自衛隊だということも恥ずかしながらプログラムを見て初めて気付きました。
 なるほど、航空隊…ヘリコプター部隊は陸上自衛隊にもあるんですね。
 天候にも恵まれ大盛況だった札幌航空ページェント。
 やっぱり人気の的は「ブルーインパルス」と初見参の「オスプレイ」でした。

 昨日の編集者さんから連絡があり、件の「重大ミス」…具体的に言ってしまえば原画紛失騒動だったのですが、結局全て無事に発見されたとの事。
 ともかく最悪の事態にはならず胸をなで下ろしました。
 やっぱり昨日、感情的に声を荒げていたら今頃お互い気まずくなっていたことでしょう。
 困った時ほどあくまで冷静に…何より一時の感情で人間関係を損なってしまうことのないよう気を付けねばと、私も良い勉強をさせて頂いた気がします。
 ● 2014年7月19日(土)  困った状況の時ほど…
札幌

 わざわざ東京から編集者さんが訪ねてきて下ったので何事かと思ったら、私の作品に関わる「重大ミス」の謝罪と事情説明との事でした。
 大変深刻な、決してあってはならない問題で、謝罪や保障といったお話で到底了承できるようなものではありません。
 とは言え、この編集者さんがずっと前から私の作品に目を留めて、ぜひ一緒に仕事をしたいと言い続けて下さっていたことは私自身よく存じ上げていますし、それ故にわざわざ札幌まで、連休中で飛行機が取れなかったからと列車を乗り継いでまで事情説明に来て下さったんだろうと思います。
 これがもし他の編集者さんだったら「もう二度と御社とはお仕事できませんよ!」と声を荒げていたかも知れませんが、これだけ私の作品を大切に思って下さっている方と、たった一度の問題で御縁を絶ってしまうのは自分にとっても本当に勿体ない事でしょう。
 とりあえず、東京に戻られたら再度徹底して状況確認して頂くことをお願いして今日はお別れすることになりました。

 ともかく困った状況に陥った時ほど、感情任せの卓袱台返しはしてはいけないとつくづく思います。
 本当はこういう状況でする話ではないのでしょうが、「今度は一緒にこんな企画もやらせて頂きたいですね…」などという話が自然に拡がっていったのも、考えてみれば有難い事なのかも知れませんね。
 ● 2014年7月18日(金)  新スキャナー、その後
札幌

 先日使い始めたばかりの新しいスキャナー。
 下描き段階の絵を取り込んでみた時には、まぁ何とか使えるかな?と思ったのですが、昨日完成した作品で改めて試してみたところ、どうしても色が思い通りに出てくれません。
 使い方をまだ把握しきれていないからか、それとも性能上の限界なのか…?
 今回はあくまでプリンターの買い替えが目的だったのでスキャナー機能についてはあまり意識していなかったのですが、少なくとも「CCD」と「CIS」の違いくらいは確認しておくべきだったかな?…などと、今更ながら少し戸惑っています。
 とりあえず、廃棄寸前だった旧スキャナーをもう一度作業机に戻して、しばらくは併用してみようかと思います。

 スキャンした画像がイメージ通りでないと、自分の絵が突然下手になったみたいでどうにも気分が良くないものです。
 楽しんで仕事をしようとは思いませんが、気持ちよく仕事ができる環境というのはやっぱり大切なのかな?と考えさせられます。
 ● 2014年7月17日(木)  新作完成
札幌

 いつもの如く「想い入れ過多」…モチーフへのこだわりが強く出過ぎて想像以上に手間取ってしまいました。
 趣味ならともかく、プロの仕事としては必ずしも褒められたことではないでしょう。
 決して手を抜くとか、適当に流すとかいう意味ではなく、作業効率も含めてきちんとコントロールしていくことをもっと覚えていかねばと思います。
 夜まで頑張ってようやく完成した原画4点、中央郵便局の時間外窓口から発送して、とりあえずは一件落着。
 これで妙に安心して気が緩んでしまわぬよう、早々に次の作品のほうに気持ちを切り替えてしまわないといけませんね。
 ● 2014年7月16日(水)  「カシオペア」15周年
札幌

 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 終了後は久々に札幌駅経由で「カシオペア」を見送ってきました。
 まだまだ新しい列車だと思っていたのですが、気が付けば今日7月16日で営業開始15周年…。
 この列車が走り始めた頃はまだ東京で会社勤めをしていたのか!…と思うとちょっと感慨深いものがあります。
 ● 2014年7月15日(火)  快晴
札幌

 締切直前の大切な時期だというのに、クーラーのない自宅にいるのが少々辛いこの陽気。
 とりあえず日中は最低限の仕事道具を携えて出先のカフェなどを転々として、本格的に作業机に向かうのは夜から明け方…というのが暑い季節の凌ぎ方です。
 とは言え、ここ数年は夏場の方が仕事が忙しくなるパターンが続いていますから、暑さそのものよりも作業効率が落ちることの方が何かと辛い時期ではあります。
 この先しばらくは天気予報を睨みつつ、涼しそうな日に極力作業を集中させられるよう調整していった方が良いかも知れませんね。
 ● 2014年7月14日(月)  国会中継
札幌

 生意気な言い方になってしまうかも知れませんが、絵を見て下さる方から伺う感想で一番困るのが「ここが実物と違いますね!」という類のご指摘。
 そういう部分は大抵、敢えて絵的なアレンジを加えているか、もしくは画面構成上、必ずしも重要でないので変えてしまっているかのどちらかです。
 作品全体を御覧頂いての客観的な感想でしたら大変参考になるのですが、ある一部分だけを採り上げて、正しいか、正しくないか…となってしまうと、申し訳ないですが創作云々とは違う話になってしまうような気がします。
 少し話は違うかも知れませんが、昔々システムエンジニアとして勤めていた頃、会議の席で設計書を提出すると内容そっちのけで誤字脱字や文法チェックに精を出すクライアントさんに閉口したのを思い出します。
 「中身の議論ができない人ほど、形式論に拘って権威を示そうとする…」と当時の上司が言っていましたが、私自身、人と何か話す時には気を付けねば…と、職を変えた今でも時々思い出すことがあります。

 今日も国会中継を横目で観ながら制作中。
 敢えて深くは触れませんが、色々な事を考えさせられます。
 ● 2014年7月13日(日)  近所の花火
札幌

 いつも雄雌一緒にいる姿から「おしどり夫婦」なる言葉もありますが、実はおしどりは一緒に過ごすパートナーを毎年変えているんだとか。
 今日のファイターズ戦、試合前の玉置浩二さんの国歌斉唱をTVで観ながら、「たかじんのそこまで言って委員会」で聞いたそんな話をふと思い出しました。
 あの番組にはしばしば大切なことを教えられます(笑)。

 夜になって近所から花火の音が聴こえてきました。
 ほんの10分ほどで終わってしまったようですが、束の間の夏らしい気分を楽しませて頂きました。
 ● 2014年7月12日(土)  NHK文化センター
札幌

 午前中はNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 難しそうな題材に挑戦される生徒さんも増えてきたようですが、冷静に考えれば多少面倒臭い作業が多いだけで、技法自体は決して難しいものではなさそうです。
 教える側も、そのあたりをきちんと噛み砕いて説明できるよう努めていかねばと思います。

 次の出張に関連して、訪問先の方からご連絡を頂きました。
 滞在予定やルート等々、取り急ぎ色々練り直さなければならないようです。
 初めて訪れる場所だけに様子が見えない事ばかりで、色々調べているうちにすっかり夜も遅くなってしまいました。
 ● 2014年7月11日(金)  先入観
札幌

 車両進入禁止の広場として再整備されていた道庁前の北3条通、いよいよ完成間近のようです。

 札幌ドームで満員・4万人超の試合ではまず負けない!と勝手に思い込んでいたのですが、実は2010年以降に限って言えば6勝16敗と圧倒的に負け越していたんですね。
 日本一になった2006年の「満員不敗神話」のイメージが今でも強く残っているだけに、球団公式サイトの試合レポートでそんな記事を見て、ちょっと意外な気がしました。
 一度刷り込まれた先入観というのはなかなか拭えないものですが、何事もあくまで冷静かつ客観的に見ることが必要なんだな…と、少し真面目に考えさせられます。
 というわけで今日のファイターズ、今季最多・超満員41,208人の観衆の前で今季最多失点・12対2のまさかの大惨敗…。
 もはや何も語ることはありません。
 ● 2014年7月10日(木)  台風8号接近中
札幌

 長くお世話になっているお取引先から、まとまった枚数のポストカードの注文を頂きました。
 売れ行きには結構波があるものですが、有難い事にこの一ヶ月ほど、他のお取引先からも含めて結構沢山の注文を頂いています。
 格安印刷とか、更にはPCプリンターとか、簡単にポストカードを作ってしまう方法も無いわけではないのですが、商品としてそれなりの品質を求めるとやはり信頼できる印刷会社さんにお願いするのが筋でしょう。
 当然コストは掛かりますし、一回当たりの発注枚数も相当増やさないと元が取れないので正直リスクは大きいのですが、こういう部分のこだわりが信頼に繋がるはず…と勝手に思い込んで品質重視を貫いています。
 ともかく、それなりに売れてくれないことには新作も在庫切れ分の増刷もままなりませんから、沢山お買い求め頂いたお客様、そしてお取引先のお店の皆様には感謝するばかりです。

 札幌ではまだ台風の影響は感じませんが、それでも夜になると時折激しく雨が降りだしてきました。
 今夜の「北斗星」「トワイライトエクスプレス」は上下とも運休。
 昨日大阪発の下り「トワイライトエクスプレス」は実に10時間近い大遅延、日もすっかり暮れてからの札幌到着でした。
 ● 2014年7月9日(水)  強風
札幌

 作品を主張の道具にするのがどうしても好きになれないのは、「娯楽の場で野暮な話は止めましょうよ…」というのも勿論あるのですが、実はそれ以上に、作品の構成自体が作為的になってしまうのが嫌だからかも知れません。
 話をそちらに持っていきたいが為に、触れなくてもいい事柄に触れる、触れるべき事柄に触れない…。
 結果、本筋から離れたところで、そういうぎこちなさばかりが際立ってしまう。
 映画、ドラマや小説などは勿論の事、一枚の絵の中でも…更に言えば作品そのものだけでなく、作家がその作品の傍で語る言葉も全て含めて言えることだと思います。
 自分とは真逆の価値観の方々がしたり顔で何か語っているのを見たりすると、正直私も一言やり返したくなってしまうものですが、それを始めると多分、私の作品自体が違うものになってしまいそうな気がします。
 「これだけは言っておきたい!」と思う時ほど、実は黙っていたほうが良いのかな?…と、時々考えさせられることがあります。

 南方の台風8号の様子が心配ですが、遠く離れた札幌でも今日は結構強い風が吹き続けていました。
 窓を閉めてしまうと蒸し暑く、開けると風が強過ぎる…。
 こういう時、クーラーのない自宅での作業はなかなか大変です。
 ● 2014年7月8日(火)  新スキャナー初挑戦!
札幌

 先月買ったばかりの新しいプリンターの内蔵スキャナーを試してみました。
 画質や使い勝手等々、仕事の途中で環境が変わってしまうのは何かと厄介な事もあるのですが、まぁ、慣れれば何とかなりそうな感じです。
 軽く見た限りでは。10年前のスキャナ専用機と比べても画質が劣っている印象はありませんでしたし、何よりこういう作業までケーブルを繋がなくても出来てしまう技術の進歩に改めて感心しています(笑)。
 ● 2014年7月7日(月)  新しいハードディスク
札幌

 随分悩んだ末に最後は値段で決めてしまいました。
 今まで買ったことのないメーカーの製品です。
 でも、同じメーカーの同型製品ばかりで揃えてしまうよりも、こうして様々なメーカーのものをランダムに買い足していくのも、リスク分散という意味では良いのかな?とも思います。
 当然ながら私の場合、イラストは手描きなので、容量を喰うデータと言えばもっぱら資料用のデジカメ写真。
 現在の撮影ペースなら、恐らく向こう2年間くらいはこれで大丈夫そうな気がします。
 ● 2014年7月6日(日)  四番街まつり
札幌

 そういえば「越前」という地名を初めて知ったのは、少年時代、あの天龍源一郎選手が参加したプロレス新団体が福井市体育館で催した「越前闘会始」なるプレ旗揚げ興行でした。
 で、大手メガネ会社が豊富な資金力で作ったその新団体に対して一部プロレス雑誌が猛烈なバッシングを繰り返し、天龍選手も「カネで移籍した!」などと執拗に叩かれていたのを思い出します。
 もっとも後々、一連のバッシング記事は編集長がライバル団体から賄賂?を貰って書き綴っていたものだと発覚したようですが…。
 ともあれ、どんな問題でも双方の主張をきちんと聴くこと、伝えることの大切さ。
 そしてメディアが必ずしも公正中立ではないということを教えられたのは、実は政治・時事問題ではなくプロレス雑誌からだったんだな…と、昨日の日記でプロレス云々と書きながらふと思い出しました。

 ポストカードの納品に大通界隈に出掛けると、ちょうど西4丁目電停前は「四番街まつり」で大賑わいでした。
 市電のループ化工事が本格的に始まれば、このあたりの様相も随分変わることになるのでしょう。
 来年、ループ化完成後のイベントがどんな形で催されるのか、今から興味津々です。
 ● 2014年7月5日(土)  ささやかな反則技?
札幌

 実物ではなく模型を見ながら描くというのは本当は褒められた事ではないのでしょうが、実物をそれなりにきちんと知っていて、尚且つ模型のデフォルメ…実物との相違点を認識できているのであれば、場合によっては意外と役に立つ場合もあるものです。
 勿論、役に立つとは言ってもあくまで基本的な構図の確認程度までで、最終的には実物観察が大切なのは言うまでもありませんが…。
 例えばセオリーとかルールとか、そういうものは確かに理に適ったものではあるのですが、それに縛られ過ぎて自分の首を絞めることになってしまっては本末転倒です。
 私の絵画教室でも、講師としてこういう話はどうなのかな?…と思いつつも、結局いつも「反則」とか「裏技」、「誤魔化し方」といった類の講釈をしてしまうのですが、あくまできちんとしたセンスとバランス感覚の上であれば、そういう引き出しも持っているに越したことはないでしょう。
 「反則は5秒まで!」のプロレスルールって人生訓みたいだなぁ…と、時々ちょっと真面目に考えてしまうことがあります。
 ● 2014年7月4日(金)  創作雑感
札幌

 価値観や創作姿勢は人それぞれですが、少なくとも私の場合、「自分が楽しんで描けばきっと見る人も楽しいはず…」と言う考え方にはどうしても馴染めません。
 趣味ならともかく仕事である以上、まずは見る人が楽しくなれるポイントを一つ一つ考えては画面に織り込んでいく。
 同様に、不快と感じる要素も徹底的に考え抜いて一つ一つ排除していく。
 勿論、イメージを具体化できる相応の技術力も身につけなければなりません。
 一生懸命、真面目に考えれば考えるほど、「自分が楽しめば…」などという開き直りのような言葉は軽々しく口にできなくなるものです。
 何も創作に限った事ではないかも知れません。
 何となく耳触りの良い言葉に流されて面倒な事から目を背け、逆に真摯な努力や探究を蔑むような、そういうお花畑的な発想には陥ってはいけないと自戒を込めて常々思うところです。
 ● 2014年7月3日(木)  条件付き運航!?
羽田空港

 遅延や打切り、迂回運転等々、「北斗星」では色々経験してきた私ですが、考えてみれば飛行機でこの種のアクシデント?に遭うのは初めてだったかも知れません。
 羽田空港から乗ったエア・ドゥ最終便は天候次第で引き返す条件付き運航との事。
 仮に羽田に戻るとしても、恐らく終電も終わってしまった後でしょうから、空港のベンチで一泊…ということになるのでしょうか!?

羽田空港

 ともかく祈るような思いで機内に入ると、いつのまにか外は雨が降り出していました。

エアドゥ

 敢えて深くは触れませんが、野球ファン的には「Fの21」って番号がまた…(汗)。

北斗星

 それでも蓋を開けれみれば定刻通りの新千歳到着…。
 気流の影響か少々揺れはありましたが、呆気ないほど順調なフライトでした。
 経験が少ないので、こういうケースではどの程度の割合で実際引き返すことになるのかは分かりませんが、まぁ、案外大丈夫なものなんでしょうか?
 確かに、楽観的な見通しを告げられて後々ややこしくなるよりは、最悪のケースを覚悟しつつも結局無事に終わるほうが危機管理としては正しいのかも知れませんね。

 残念ながら近付くことはできませんでしたが、出口に向かう通路の向こうには懐かしい「モヒカン」の顔が覗いていました。
 ● 2014年7月2日(水)  東京滞在
東京

 昨晩は早めに休むつもりだったのに、急にアイディアが浮かんで資料整理やラフスケッチなど、結局かなり遅くまで頑張ってしまいました。
 締切前にホテルに缶詰め…って、ドラマやコントのネタとしてはよくありそうですが、もしかしたら意外と効果的なのかも知れませんね(笑)。

北斗星

 移動の車中から、ちょうど上野を発ったばかりの「北斗星」が見えました。
 と言うか、実を言えばこの構図が見たくて、敢えて列車を選んで乗ったわけなんですが…。
 結果は苦労の甲斐あってほぼ狙い通りのタイミングでした。
 写真の写りはともかくとして、絵の資料としては後々役に立ちそうです。
 ● 2014年7月1日(火)  夏の東京へ
北斗星

 出発前からの寝不足続きのせいか、いつになく熟睡してしまいました。
 早起きして松島湾の朝陽は拝んだものの、いつのまにか再び寝入ってしまい気が付くと既に郡山。
 窓の外には30年以上昔に戻ったような懐かしい列車が停まっているのが見えました。

北斗星

 車窓はもうすっかり夏の風景です。

北斗星

 覚悟はしていたのですが、モーニングタイムの食堂車もやっぱり大混雑でした。
 30分ほど並んでようやく相席でテーブルに着くと、既に洋朝食は完売との事。
 でも、私より後から来られた方は食事自体が全て品切れと断られていましたから、ギリギリ間に合っただけでもちょっと幸運です。

 北斗星

 途中、先日の津軽海峡線・貨物列車脱線事故を受けての徐行運転もありましたが、10分少々の遅延は本州に入ってから軽く回復してしまいました。
 終点・上野にはほぼ定刻通りの到着です。
 思ったほど暑くはないものの、この湿度の高さはやっぱり本州の夏ですね。



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年6月30日(月)  450回目の「北斗星」
北斗星

 幸い「北斗星」は通常運行、でも1編成しかない「カシオペア」は機材繰りで今夜も運休…。
 急遽こちらに振り替えたお客さんも多かったのか、乗ってみると個室は満席、開放B寝台も上段まで結構埋まっているようでした。
 きわどいタイミングでよくまぁ個室が取れたものだと、改めて我が身の悪運の強さにちょっと感心してしまいます。

北斗星

 出発早々、ロビーも満員!
 夏休みシーズンのような賑わいぶりです。

北斗星

 伊達紋別に着く少し前、夕陽が噴火湾に沈んでいきました。
 陽が長い今の時期ならではの車窓風景です。

 北斗星

 案の定、パブタイムの食堂車も大変な混雑でした。
 1時間近くも並んだ末、オーダーストップ間際にようやく相席でテーブルに着いた頃にはセットメニューは全て品切れ…。
 それでも、ともかく無事夕食にありつけただけでも感謝しなければいけませんね。
 ● 2014年6月29日(日)  「北斗星」大雨運休
札幌

 今夜からの上京予定を直前になって延期したら、元々乗る予定だった今夜の「北斗星」は東北地方の大雨で運休になってしまったとか。
 たまたま昨日、別の日の列車に1室だけ個室が空いていたので急遽変更したのですが、結果的にはそれが思いがけず「吉」と出た格好です。
 遅延に巻き込まれることは結構多いのですが、なぜか運休に遭ったことは殆ど記憶にありません。
 こと「北斗星」が絡む場面では、昔からこういう妙な強運がつきまとうから不思議です。
 ● 2014年6月28日(土)  NHK文化センター
札幌

 家を出てから、度の弱い自宅作業用のメガネのまま来てしまったことに気付きました。
 いつもジャケットの内ポケットに挿しているシャープペンシルも忘れていました。
 たまたま巡り合わせの悪い日なのか、疲れが溜まって集中力が落ちているのか…。
 いずれにせよ、こういう時はあまり動き回ったりはせず、おとなしくしていた方が良さそうです。
 ● 2014年6月27日(金)  市電沿線で打合せ
札幌

 午後から市電沿線で打合せ。
 正直、自分の仕事が世間でどの程度認知されているのかはなかなか分からないものですが、それでも日頃から目を留めて下さっている方がおられるというのはつくづく有難い事だと思います。
 やはり地元では「市電の絵の…」と認識して下さっている方が多いのでしょうか?
 だとしたら、今のうちにもっと沢山描き溜めておいたほうが良いのかも知れませんね。

 帰りに電車通りを歩いていたら、いつのまにか真新しいマンションが出来上がっていました。
 こういう風景の変化もしっかり掴んでおく必要がありそうです。
 ● 2014年6月26日(木)  新しいプリンター
札幌

 多分10年近く使い続けてきたプリンターがいよいよ駄目になってきたので、思い切って新しいのを買ってきました。
 同じメーカーの後続機種ですが、さすがにこれだけ年月を隔てればもはや全くの別物。
 今はケーブルで繋がなくても印刷できるんだ!…という次元でビックリしています(笑)。
 ● 2014年6月25日(水)  北斗星乗車記
札幌

 本当はブログなど書いている場合ではないのですが、あくまでブログはオマケであって、真の目的は次作に向けての資料写真捜しにあります。
 事実、撮った事すら忘れていたような素晴らしいカットが何枚か見つかって、漠然としていたイメージがだいぶ固まってきた気がします。
 半年以上も遅れてしまった「北斗星乗車記」
 「あぁ、そういえばこんな風景も見てたんだ!」と、自分でも驚きながら少しずつ更新中です。
 ● 2014年6月24日(火)  雨天中止
札幌

 先日入稿した記事の校正、次作の題材の絞り込み…等々、色々考えなければならないことが溜まっていたので、今夜は野球中継を我慢して出先のカフェで仕事をしていたのですが、ひと区切りつけて家に戻ると肝心の野球のほうは雨天中止になっていました。
 横浜スタジアムでのセパ交流戦最終カード、ファイターズvsベイスターズ戦。
 このまま明日も雨になると、日程上、場合によっては明後日ダブルヘッダーになるかも!?という話も出ているようで、どうなるものか気になるところです。

 22日の津軽海峡線・貨物列車脱線事故の影響で運休が続いていた上り「北斗星」、復旧作業も終わり今日からようやく運転再開です。
 ● 2014年6月23日(月)  「湯ノ里デスク」さんと…。
札幌

 蘭越町の木工房「湯ノ里デスク」さんが札幌市内のデパートの催事に出展されていると訊いて、歯医者さんに行く前にちょっとだけご挨拶に行ってきました。
 以前、合同展などもやらせて頂いた事がありますが、そういえば直接お目にかかるのは結構久し振りです。
 会場では近くに出展されていた木の玩具作家さんも交えて色々興味深いお話を聞かせて頂くことができました。
 例えば、十年前だったら気付かなかったような些細な事が気になるようになって、年月と共に作業効率が上がるどころか逆に余計時間が掛かるようになってしまった…というような話を、湯ノ里デスクさんも玩具作家さんも口を揃えて言われていましたが、考えてみればそれは私の絵のお仕事でも全く一緒かも知れません。
 でも一方で、たまに昔の絵を引っ張り出してみると意外とシンプルで良かったなぁ…と思ってしまうことも時々あって、多分そのあたりは商品そのものを作って販売される作家さんと、私のように印刷物等に使って頂くことを前提に描いている絵描きとでは多少事情も異なるのかな?という気もします。
 ともあれ、異分野の作家さんのお話というのは何かと参考になるものです。
 「最近は福井のほうが忙しいみたいだね!」と冷やかされてしまいましたが、また何とか時間をやりくりして蘭越町の工房にもお邪魔しないといけませんね。
 ● 2014年6月22日(日)  入稿
札幌

 締切ギリギリになってしまったイラスト2点、夕方までにどうにか完成。
 中央郵便局の時間外窓口から原画を郵送して、報告も兼ねて画像データも編集部にメールで送信。
 出先ですぐにこういう作業が出来るとはありがたい時代だなぁ…と、妙なところで感心してしまいます。
 今夜はゆっくり休んで、残りの別件に向けて少し状況を整え直すことにします。
 ● 2014年6月21日(土)  お好み焼きせんべえ
札幌

 先日、なぜか京都駅で買ってきた大阪土産の「お好み焼きせんべえ」。
 単なるウケ狙いの冗談商品かと思いきや、見た目も味もなかなか本格的でした(笑)。
 ● 2014年6月20日(金)  久々の青空
札幌

 締切前で少々切羽詰った状況ですが、少し頭を整理しに夕方ちょっとだけ外出してきました。
 福井出張から戻って以来、ずっと雨天、曇天続きだった札幌。
 青空を見るのも随分久々のような気がします。
 ● 2014年6月19日(木)  新刊!
札幌

 ようやく完成した新刊、小学館SJムック「とっておき寝台列車の旅」。
 今日、版元から掲載誌が届きました。
 今回はイラストだけでなく、「北斗星」乗車記9ページにも挑戦させて頂きました。
 カメラマンさんと一緒に取材で乗ったのがまだ雪の残る3月でしたから、結構長丁場だったなぁ…と感慨もひとしおです。
 今日19日発売との事ですが、札幌の書店に並ぶのは多分明後日頃でしょうか?
 この本を携えて旅に出られた読者さんと、いつか「北斗星」の車中で遭遇してみたいものです。
 ● 2014年6月18日(水)  NHK文化センター
札幌

 原稿執筆はまだ途中ですが、午後からNHK文化センター新さっぽろ教室。
 少々難易度の高い課題に挑戦される生徒さんが多くなってきたので、どういう教え方をすれば良いのか色々考えさせられます。
 難しいと言っても、技法的にはそれほど特殊なものではないのですが、それよりも「慣れ」とか「感覚」といった部分が大きくなるので、やはり最後は指先で覚えて頂くことになるかと思います
 でも、ただ単に「慣れるしかないですよ!」では講師の仕事にはなりませんから、それをどう噛み砕いて道筋を示すか、つくづく悩みは尽きません。

 帰宅後、引き続き原稿執筆。
 とりあえず、叩き台程度としてはひと通り完了です。
 ● 2014年6月17日(火)  原稿執筆
札幌

 締切間際になって全く別のアイディアが浮かんでしまいました。
 貫く勇気か?変える勇気か?…どちらを取るかが悩ましいところです。
 ● 2014年6月16日(月)  ポルシェのトラクター
札幌

 「札幌まつり」の神輿渡御。
 山車を牽いてきたのは真っ赤なポルシェのトラクターでした。
 独特の丸みを帯びたフロントの表情が大好きで、農村風景の絵の中などに何度か描き入れたこともあったのですが、実は動いている姿を見たのはこれが初めてです。
 来年の渡御にも参加してくれるのでしょうか?
 今度はぜひ電車通りで市電と並ぶ姿も見てみたいものです。
 ● 2014年6月15日(日)  札幌まつりの「福井ばやし」
札幌

 午前中、自衛隊苗穂分屯地の一般開放を見に行ってきました。
 人気者「モコちゃん」も登場♪

札幌

 今夜、札幌まつりで「福井ばやし」の奉納があると訊いて、北海道神宮まで行ってきました。
 以前、詳しい方に伺ったことがありますが、かつて福井県から入植された開拓移民の子孫の方々が、ご先祖様の故郷である福井県のお囃子を聴いて感動して作ったのがこの「福井ばやし」なんだそうです。
 しかも、今も地名が残る入植地の「札幌市西区福井」というのが、実は我が家からほんの山ひとつ向こう側だと最近知って驚いているところです。
 福井と札幌って、私が思っている以上に意外と繋がりがあるのかも知れませんね。
 そんな繋がりを紐解いて、いずれ何か作品として纏められたら…と、まだ漠然とですがちょっと真面目に考え始めています。
 ● 2014年6月14日(土)  NHK文化センター
札幌

 朝からNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 生徒さんからのリクエストにお応えして、見本として原画を何枚か用意してきました。
 教室では技法や制作過程をまとめた自作のテキストを時々配布しているのですが、やはり印刷物では伝えきれない部分はあるかと思います。
 些細な事でも、原画を見て何か気付いて頂けたなら講師としては嬉しい限りです。
 ● 2014年6月13日(金)  ウィズユーカードの生き残り
札幌

 ICカード化に伴い先月末で発売終了になった札幌市の磁気カード式乗車券「ウィズユーカード」。
 でも裏面の乗車履歴印字が満杯になった場合の再発行としてなら今でも新しいカードが発行されるんですね!
 券売機に元のカードを挿入すると、残額が新カードに移行されて出てくる仕組みです。
 ちょうど印字満杯のカードを持っていたカミサンが試してみたら、今回は「復刻版ウィズユーカード」と書かれた珍しい絵柄のカードが出てきました。
 どうせ持たせておくと何も考えずに後で捨ててしまいそうなので、今のうちに私が没収しておきます(笑)。
 ● 2014年6月12日(木)  歯医者さん
札幌

 出張を挟んですっかり忘れかけていましたが、今日は夕方から歯医者さんでした。
 当然ながら毎回少しずつしか手を付けられないので、まだしばらく掛かってしまいそうです。
 出張前までの猛暑とは一転、今日の札幌はひんやりする位の陽気です。
 ● 2014年6月11日(水)  党首討論
札幌

 TVをつけると国会中継、ちょうど党首討論が始まったので思わず見入ってしまいました。
 政治談議は好みませんので敢えて内容には触れませんが、興味本位に、あるいは何らかの意図を持って切り取られた報道では、印象も事実関係もまるで違うものになってしまいますから、やはりきちんと自分で見て判断するのは大切なんだろうなと思います。
 とは言っても平日の昼間、こんな時間にTVの前にいられる人ってかなり限られてしまうんでしょうね。
 ちょっとだけ自由業のありがたみを感じたりもします。
 ● 2014年6月10日(火)  大阪から羽田経由で
大阪

 宿を出たのは11時前。
 出発以来、少々無理が続いていたのでさすがに今日はゆっくりします。
 大阪市中央公会堂のレストランで昼食…というより遅めの朝食。
 連続テレビ小説「ちりとてちん」でも登場した、徒然亭草々曰く「二番目に美味いオムライス」(※一番は師匠の女将さんの手作りオムライス)です♪

大阪

 食事を終えて外に出ると、警察や消防の車両が沢山集まっていました。
 何かあったんでしょうか…!?

阪堺電車

 「北浜」という、どこかで訊いたような名前の駅から地下鉄に乗って恵美須町へ。
 帰りの新幹線の時刻を気にしつつ、ちょっとだけ阪堺電車にも乗ってみることにしました。
 路面電車というのはそれぞれの街の個性が表れるものですが、とりわけ阪堺電車は他都市にはない独特の個性を感じます。
 機会があればこういうのも描いてみたい…とは思いながらも、いやいや、福井だけでもまだまだ描くべきものは沢山残っているんだぞと、昨日のお打合せで頂いてきた宿題を思い出しては自分を戒めているところです。

エアドゥ

 新幹線で東京に出て、羽田からいつものエア・ドゥ最終便で帰札の途に。
 結果的には関空便でも良かったのかな?という気もしないでもありませんが、東京でも若干予定が入る可能性があったのと、飛行機とJR運賃とトータルで見るとどちらが有利か微妙なところなので、まぁ、今回に関してはこれで良かったんだろうと思います。

 空港ターミナルで食事をする時間が無くなってしまったので、夕飯は空港売店で見付けた福井・小浜の焼き鯖寿司。
 滞在中、現地で食べそびれてしまったのが心残りだったのですが、最後に意外なところで頂くことができました♪

エアドゥ

 ようやく着いた新千歳空港は雨の中。
 可愛いベア・ドゥの飛行機に乗るのも、もしかしたら今回が最後でしょうか?
 ● 2014年6月9日(月)  福井から大阪へ
えちぜん鉄道

 午前中、えちぜん鉄道さんの本社を訪問。
 午後からは再び沿線取材。
 次に繋がる新しいアイディアも色々掴めたような気がします。

 ちょうど前回4月の訪問時に新駅舎がオープンした永平寺口駅を訪れると、新駅舎の側にあったバス車庫が取り壊されてまた雰囲気が変わっていました。
 駅前広場に残る煉瓦積みの旧変電所の建物も、足場が組まれネットで覆われて何やら工事が進んでいる模様。
 ひと通り落ち着いたらなかなか絵になる風景が現れそうで楽しみです。

福井

 気が付けば既に15時過ぎ…。
 永平寺口駅前の「Cafe Chotto」さんでようやく遅めの昼食です♪
 少しずつですが遠くの街にこういうお気に入りのお店が増えて、しかも年に何度かしか訪れることができないのに「あぁ!えち鉄のカレンダーの…」と覚えていて下さるというのは本当に嬉しいことだと思います。

福井

 今回は無理かなぁ…と諦めかけていたのですが、最後の最後にどうにか頂くことができました。
 JR福井駅の「越前」さんでおろし蕎麦二皿大急ぎで頂いて、夕方の特急列車で福井を離れます。

サンダーバード

 復路はルートを変えてみました。
 車窓に琵琶湖を眺めながら西を目指します。

大阪

 今回はちょっと久々の大阪泊。
 便数や時間帯、運賃等々考えると小松便より羽田便を選んでしまうのはいつもの事ですが、どうせ福井から特急〜新幹線乗換えで一旦東京に向かうなら、まぁ、米原経由も大阪経由もそう変わるものではないだろう…というわけです。
 大阪駅で列車を降りると、隣の環状線ホームからたかじんさんの発車メロディが流れてきました。
 実を言えばこれを聴いてみたかったのも大阪経由の理由のひとつです(笑)。
 ● 2014年6月8日(日)  福井取材
えちぜん鉄道

 前夜は移動途中の富山泊。
 今朝は早起きして福井に向かい、えちぜん鉄道の「きょうりゅう電車」に初乗車。
 勝山・恐竜博物館へのアクセス列車として、土日祝日に片道一本のみ、今年のGWから走り始めたばかりの列車です。
 同社にとって初めての観光列車、乗ってみると関係者の方々が手探りで色々模索されている様子が垣間見えるようで、それだけに今後ますます良い形で発展していってくれるよう、期待を込めて長い目で見守らせて頂きたいと思います。

えちぜん鉄道

 天気が崩れると訊いていたので、今日は取材は諦めて恐竜博物館にでも遊びに行ってしまおうかな?…と思っていたのですが、予報が外れてこんな良い天気になってしまってはもう取材に出るしかありません。
 いつものように、ここぞという駅で降りたら隣駅までひたすら歩いて良い構図を探します。
 もう少し涼しい季節ならそれはそれで気持ちの良いものですが、さすがに今日は陽射しが強過ぎてなかなか大変です。

福井鉄道

 お昼過ぎに福井市内に戻って、福井駅前電停から4月に乗りそびれた福井鉄道のドイツ電車「レトラム」にも…。
 こちらは取材と言うより全く個人的な好奇心です(笑)。

福井鉄道

 車内は日本の路面電車には珍しいボックスシート。
 10年ほど前にオーストリアで乗った電車もこんな雰囲気だったと思います。
 冷房が無いのに窓がほんの少ししか開かないので暑い時期には少々厳しく、ゆえに人気車両ながら今月限りでしばしの夏季休暇に入るとの事。
 今度見ることができるのは秋以降、しばらく先になりそうです。

 終点・田原町から再びえちぜん鉄道に乗り換えて、本題の取材に戻ります。

福井

 夜は勿論「ヨーロッパ軒」さんのソースカツ丼♪
 地元で常々お世話になっている方とご一緒して、福井の公共交通の事など色々教えて頂きました。
 えちぜん鉄道の高架化、福井鉄道との相互乗り入れ、福井駅前再開発…等々、この先数年ほどの間に大きな変化が幾つも続くようです。
 そんな節目に遠来の私がどのように関わっていくことになるのだろうかと、少し真面目に考えさせられました。

福井

 仕事でもそれ以外でも、当たり続きの一日でした。
 明日も早起きして頑張ります。
 ● 2014年6月7日(土)  1時間半遅延
北斗星

 仙台到着前から次第に雨が強まって、やがて大河原駅で立往生。
 もしや大雨で運転見合わせか?…と思いきや、6時過ぎになって流れた車内放送によると、この先の踏切で自動車が脱輪したとの事。
 しかも脱輪した自動車が踏切の機械にも衝突した為、警察の現場検証が終わるまでは運転再開はできないんだそうです。

北斗星

 1時間半ほど遅れてようやく運転再開となりました。
 事故現場とおぼしき踏切をゆっくりと通過…。

北斗星

 「このままの遅れで参りますと、終点・上野には11時13分の到着見込みです…」と、かなり早い段階で車内放送が流れ、実際ほぼその通りの時刻に到着しました。
 遅延とはいえ他の列車は通常通り運行しているわけですから、その間を縫って臨時ダイヤを組めば自ずと到着時刻は決まってくるのでしょう。
 結果的には昔々の「北斗星5号」に乗ってきたみたいな感覚です。

富山

 東京から新幹線と特急列車を乗り継いで、更に先を目指します。
 ようやく着いた目的地の改札では握り寿司が待っていました(笑)。
 ● 2014年6月6日(金)  449回目の「北斗星」
北斗星

 随分陽も長くなりました。
 少々曇り気味でしたが、伊達紋別を過ぎ、有珠山が見えるあたりまで時折夕焼け空が覗いていました。

北斗星

 最近、私が行くと売切れのことが多かった煮込みハンバーグですが、幸い今夜は間に合いました♪
 軽く見た限りでは個室はほぼ満席、B寝台も下段はほぼ埋まる位の乗車率です。
 ● 2014年6月5日(木)  健康診断
札幌

 年に一度の健康診断。
 会社勤めを辞めて以来、十年間も放置してしまった過去の反省もあって、ここ数年はきちんと毎年受診するようにしています。

 終了後はようやく半日ぶりの食事、そしてお昼前から映画館へ。
 前から楽しみにしていた作品だったのですが、正直ちょっと残念な内容でした。
 敢えて作品名は書きませんが、やはり娯楽作品に政治的メッセージを載せる手法は私の好みには合わないようです。
 全く分野は異なりますが、私も表現者の端くれとして、そういう点には重々気を付けねばと考えさせられました。
 冷たいパフェで頭を冷やして、気分を変えて帰ることにします。
 ● 2014年6月4日(水)  NHK文化センター
札幌

 昨日も今日も真夏日。
 札幌は6月になったばかりとは思えない暑さです。
 クーラーのない自宅にいるのはさすがに辛いところですが、今日は午後からNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 お仕事とはいえ一番暑い時間帯をやり過ごすことができたのは幸いでした。
 講座を終えて外に出ると、あまりに天気が良かったので「カシオペア」を見送ってから帰ることにしました。
 ● 2014年6月3日(火)  中田弁当♪
札幌

 第一弾は武田勝投手、第二弾は稲葉篤紀選手。
 どちらも発売と相前後するように不振や故障で二軍落ちしてしまった曰くがあるだけに、今回の第三弾も内心ちょっと心配だったのですが…。
 そんな外野の不安も一蹴、見事やってくれました!
 最近元気が無かった中田翔選手、実に19試合ぶりのホームラン!!
 自慢の金髪も黒(茶色?)に染め直して心機一転、これで復調のきっかけを掴んでくれたらと祈るばかりです。
 道内ローソン限定のファイターズ選手コラボ弁当、地方球場の売店で売っているような(?)素朴な味の焼そば&チャーハンでした♪
 ● 2014年6月2日(月)  緑の描き方?
札幌

 朝から快晴、緑も濃くなりすっかり夏の様相です。
 こういう一面緑の風景を絵に描くのは少々難しいのですが、それだけに絵画教室の題材としては面白いかも知れませんね。
 どういう切り口で採り上げることができるか、ちょっと考えてみようと思います。
 ● 2014年6月1日(日)  下描き
札幌

 細部の詰めで思いのほか苦戦しています。
 多分、下描き段階で悩み尽くせば色塗りはそれほど苦労せずに終えられるとは思うのですが…。



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年5月31日(土)  野球の神様
札幌

 今夜のファイターズはミランダ選手のサヨナラホームランで逆転勝利!
 しかし先発メンドーサ投手は今回も好投しながら勝ち星がつかず。
 一方、他所ではオリックス金子千尋投手が9回無安打無失点に抑えながらも援護なく、チームも延長12回2死からまさかのソロ被弾…。
 野球の神様…という言葉をファンはしばしば使ってしまうものですが、こういう巡り合わせというのもつくづく不思議なものです。
 ● 2014年5月30日(金)  スパイダーマン
札幌

 封切りから随分経ってしまいましたが、「アメイジング・スパイダーマン2」を観に行ってきました。
 これほど激しく飛び回るキャラクターはまさに3D向けでしょうか?

 前作でも、その前のシリーズでもそうでしたが、やっぱりスパイダーマンの魅力と言えば「敵役」の存在感でしょう。
 どんなに凶暴な敵であっても、そこに至ってしまう背景がある…単なる悪者、怪物ではない、哀しさや同情を誘うような描写はいつも心に残ります。
 子供の頃に見たものなので記憶もいささか曖昧ですが、今思えば昔の「西遊記」の妖怪たちもそんな感じだったかな?という気がします。
 一方で、以前に観た「社会派」のとある長編作品では、主人公の苦労や心情はこれでもかとばかりに語られる反面、何の掘り下げもなく単なる「悪人」としか描かれていなかった敵役の描写が妙に白々しく、まるで感情移入できぬままに終わってしまったのを思い出します。

 ウチのカミサンは「勧善懲悪」を「完全超悪(=悪い奴はとことん悪い!)」だと思い込んでいたそうですが(笑)、1時間ものの娯楽時代劇ならともかく(それはそれで結構好きなんですが…)、心に触れるものというのはそういう○×的な単純なものではないのでしょう。
 映画やドラマに限らず、現実世界でも…。
 特に立場や価値観を異にする人々に接する時など、無意識のうちに「完全超悪」の視点に陥らぬよう、私自身も気を付けねばと少し真面目に考えさせられました。
 ● 2014年5月29日(木)  ラストラン
札幌

 道内最後の石油貨物列車が今日限りで廃止になると訊いて見送りに行ってきました。
 NHK文化センター新さっぽろ教室のすぐ目の前。
 熱心な撮り鉄さんはこういう場所では狙わないのでしょうが、私にとっては馴染みの場所、馴染みの風景です。
 いつもの事ですが、もしも描くとしたら通行人か可愛いクルマでも入れたら絵になるかな?…などとと考えながらカメラを構えました。
 ● 2014年5月28日(水)  写真の難しさ
札幌

 私の場合、写真はあくまで資料であって、それ自体が作品ではない…と、ついつい言い訳してしまうのですが、じっくり悩む時間が取れない分、私にとっては撮り鉄はイラストよりハードルが高いようです(笑)。
 天気が良かったので夕方から出掛けてきました。
 今回もまぁ、資料としてなら及第点…といったところでしょうか?
 ● 2014年5月27日(火)  TV取材
札幌

 教える仕事、文章を書く仕事、それにTV出演。
 この三つだけは自分には絶対無理だと若い頃からずっと思っていたのですが、気が付けば結局その全てに携わることになってしまったのですから人生分からないものです。
 午後から市電沿線で地元民放局のインタビュー取材。
 札幌市電ならではの魅力や将来への期待など、一つ一つの質問にお答えしながら、私自身も日頃漠然と思っていた色々な事柄を少し整理し直すことができたように思います。
 ● 2014年5月26日(月)  新作着手
札幌

 題材は決まっていたものの構図の詰めで悩み込んでいた新作1点、ようやく下描きに入りました。
 こういうものは考え過ぎるとますます悩み込んでしまいますから、とにかく思い切って手を付けてしまった方が良さそうです。
 ここしばらく出張続きで創作ペースが落ち気味だったので、そろそろ本格的に調子を戻していかないといけませんね。
 ● 2014年5月25日(日)  円山公園
札幌

 天気は良かったものの風が肌寒い一日でした。
 円山公園を抜けて、散歩がてら少々遠くのスーパーまで歩いて買い物に出掛けたのですが、一緒に連れて行ったカミサンが「寒い!寒い!」と駄々をこねだしたのでバスに乗っておとなしく帰ってきてしまいました。
 ● 2014年5月24日(土)  NHK文化センター
札幌

 ここしばらく生活リズムが極端に夜型になっているので、朝からのお仕事というのはなかなか大変です。
 午前中はNHK文化センター新さっぽろ教室。
 色鉛筆で描いて、筆で濡らして…と、言葉にするとそれだけの作業なんですが、指先のちょっとした力加減で表現の幅がいくらでも拡げられる。
 毎度の事ながら、そういう感覚的な部分をお教えするのは難しくもあり、大切な部分でもあるのだろうとつくづく思います。

 何も絵に限った事ではないかも知れませんね。
 原稿執筆でも、普段の会話でも然り。
 何事でも一生懸命、熱く熱く語る方というのは、申し訳ないですが少々うっとうしく感じることもあるものです。
 程良い抜き方、緩め方というのは大事にしなければと思います。 
 ● 2014年5月23日(金)  メロン熊!
札幌

 夕方の札幌駅前でメロン熊が暴れていました(笑)。

 朝からせっかくの好天、風景取材にでも行かねば!…と思っているうちにすっかり日も傾いてしまいましたが、それでも某所でほぼ狙い通りの夕景を捉えられたのは収穫でした。
 絵に描けるのはもう少し先になりそうですが、こういう「引き出し」だけは少しでも増やせるよう、日頃からもっと意識しておかなければいけませんね。
 ● 2014年5月22日(木)  決めなければならないこと
札幌

 割と急な取材依頼とか、ようやく先が見え始めた企画の連絡とか、色々考えて決めていかなければならないお話が重なった一日でした。
 加えて、取材写真を溜め込んでいるハードディスクがいよいよ満杯になってしまったのですが、いざ買い足すにしても容量と価格のバランスがなかなか悩ましいところで…。
 仮に値段がほぼ一緒なら、大容量のもの1基よりも程々の要領のものを2基揃えたほうがリスク分散という意味では良いのかな?などと思いつつも未だ決めきれずにいます。

 夕方前から歯医者さん。
 今日のところは案外早く終わりましたが、まだしばらくは通うことになりそうです。
 
 ● 2014年5月21日(水)  NHK文化センター
北斗星

 いつもの事ながら帰札翌日、不在中に溜まってしまった諸々の雑用や連絡事項などが重なって自身の作業が全く進まなくなってしまいます。
 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室。
 代役のいない講師のお仕事だけに、とりわけこういう日にはプレッシャーも大きいのですが、ともかく寝過ごすこともなく無事務められただけでもまずはひと安心です。
 ● 2014年5月20日(火)  448回目の「北斗星」
北斗星

 すっかり日が長くなった今の季節。
 津軽海峡の青森側で早くも日の出を迎えました。

北斗星

 初夏の陽気だった本州と比べると、北海道はまだまだようやく春になったばかりといったところ。
 まるでひと月くらい季節が戻ってしまったかのような風景です。
 伊達紋別を過ぎると、車窓には有珠山、昭和新山と、その向こうには冠雪の羊蹄山も今日はくっきりと見えていました。

北斗星

 南千歳を出た直後、千歳基地に降りる自衛隊の戦闘機が轟音と共に頭上を横切っていきました。
 旅客機よりもかなり小さく、しかも相当速いので、アッ!と思った時には大抵、遥か遠くで米粒位の大きさになってしまっているものですが、辛うじて一機だけカメラで捕捉することができました。
 飛行機&「北斗星」…というのも前々から描いてみたいと思っていたテーマですが、旅客機ばかりでなく、こういう戦闘機との組み合わせも面白いかも知れませんね。

北斗星

 珍しく今回は往復ともほぼ定刻通りの到着でした。
 道中、今後の作品に活かせそうな風景も沢山掴むことができましたが、さすがに仮眠1時間程度では疲労感もそろそろピーク…。
 早々に家に帰ってもう少し寝るとします。
 ● 2014年5月19日(月)  お打合せを終えて…。
北斗星

 午後から都内の出版社さんを訪問。
 とある企画の件で大変良いお話をさせて頂きました。
 今から取り組んでも陽の目を見るのは数年先になりそうで、気の遠くなるようなお話ではありますが、先々を見据えて地道に種を蒔き続けていくのもこういう仕事では大切なんだろうなと思います。

 お打合せが終わってから少々時間が空いたので、往路「北斗星」の車窓に見つけた花の群生を撮りに行ったら懐かしい機関車がやってきました。

北斗星

 「北斗星」で帰札の途に。
 意外にも3月ダイヤ改正以降、下り列車に乗るのはこれが初めてです。
 あいにく往路は売切れだった煮込みハンバーグも久々に頂くことができました♪
 ● 2014年5月18日(日)  白河界隈
北斗星

 新白河から早朝5時台の電車に乗って、有名な大鉄橋で写真を撮ってきました。
 「北斗星」の通過は7時10分過ぎ頃。
 前泊しなければ間に合わず、しかも最寄駅から30分ほど歩かなければならないので訪れるのはちょっと大変ですが、車窓から眺めるだけでは気付かない色々なことが判ったので頑張って訪れた甲斐はありました。
 この先、何かの折にぜひ描いてみたいと思います。

白河

 もう一度、白河駅にも寄ってきました。
 このあたりから見える那須連山の風景も、いずれ「北斗星」と絡めて描いてみたい題材です。

東北新幹線

 現地を離れる頃になって陽が射してくるとは皮肉ですが、まぁ、それ位は絵に描く時にアレンジもできますから、とりあえず取材としては充分な収穫です。
 東京に戻る新幹線の車窓から、ほんの一瞬、今朝訪れた大鉄橋が見えました。
 ● 2014年5月17日(土)  初夏の東京へ
北斗星

 仙台到着前、ちょうど松島湾が見えるあたりで朝陽が差し込んできました。
 田植えが終わったばかりの宮城平野、どこまでも広がる水鏡が綺麗でした。

北斗星

 福島盆地には虹も出ていました。

北斗星

 今回は定刻通りの終点・上野到着。
 車中では陽射しが少々暑い位でしたが、それでもホームに降りてみるとそれほど暑くもなく、まだまだ気持ちの良い位の陽気でした。

北斗星

 東京での用事を済ませた後、夜になって東北本線の白河駅まで足を延ばしてきました。
 いつも「北斗星」の車窓から見て気になっていた駅ですが、降りてみるのは初めてです。
 どことなく川湯温泉駅にも似た雰囲気のなかなか絵になりそうな駅舎です。

 今夜は新白河泊、明朝はちょっと早起きの予定です。
 ● 2014年5月16日(金)  447回目の「北斗星」
北斗星

 東京は初夏の陽気と訊いて薄着で家を出てきたものの、今日の札幌は冷たい雨でちょっと肌寒い位です。

北斗星

 中継が観られなかったのは残念ですが、今夜のファイターズはよもやのホームラン攻勢で11-1の大勝だったとか!?
 パブタイムの食堂車ではお約束の勝利のアイスです♪
 ● 2014年5月15日(木)  三吉神社例大祭
札幌

 旅の疲れも抜けきらず、その上やるべき作業も色々溜まってはいたのですが、「次の作品に使えるかも…?」との一心で頑張って出掛けてきました。
 もしかしたらお祭りのタイミングに合わせてデビューさせたのでしょうか?
 鳥居の前で1時間ほど粘っている間にやってきた新型車両、よく見ると先月末に搬入されたばかりの3本目の最新編成でした。
 ● 2014年5月14日(水)  函館2日目
函館

 今回は純然たるプライベート。
 とは言え、やっぱりここまで来たからには少なからず取材意識が出てしまいます。
 早朝5時前に宿を抜け出し「カシオペア」「北斗星」の出発をしっかり見届けてきました。

函館

 宿に戻って食事を済ませて、さすがに今日は少し遅めの出発です。
 まずは再び千代台のオーシャンスタジアムへ。
 昨日の試合前に栗山監督がコーヒーを供えたという函館太洋倶楽部の名選手・久慈次郎捕手の銅像を見てきました。
 折しもスタジアムでは高校野球の試合中。
 「いま見せろ〜!オマエの底力を〜!」と、どこかで聴いたことのある応援歌が響いていました。

函館

 千代台から市電に乗って五稜郭公園へ。
 意外にも展望台に上ったのは今回が初めてです。
 桜の時期はすっかり過ぎてしまいましたが、それでも春らしい気持ちの良い風景が広がっていました。

 復元された箱館奉行所などを見学した後、再び市電で十字街界隈へ。
 ベイエリアをしばらく散策してから、夕方の特急列車で札幌に戻ります。
 ● 2014年5月13日(火)  函館初遠征!
函館

 朝一番の特急列車に乗って函館までやってきました。
 今年は僅か1試合だけのオーシャンスタジアムでのファイターズ公式戦。
 何年も前に開催された地元・札幌の円山球場を除けば、道内地方球場の公式戦を観に行くのはこれが初めてです。

函館

 これでも試合できるの!?と心配になるほどの強風と時折降りだす小雨の中、先発・大谷翔平投手がいきなりマウンドでズッコケるようなボークを出して初回から不安一杯…。
 このまま荒れた試合も覚悟したのですが、終わってみれば調子を取り戻した大谷投手の見事なプロ入り初完封勝利!
 「あの試合、生で観てたんだぞ!」と、きっと後々自慢できるような素晴らしい試合でした♪

函館

 試合が終わる頃にはすっかり天気も回復して、気持ち良い陽射しの下、遠くに函館山も見えてきました。
 たまには屋外球場もいいものですね!

函館

 試合そのものは勿論ですが、もうひとつ感動したのは球場アクセスの便利さ。
 球場のすぐ目の前に市電の電停があって、試合終了後には「増車」の札を掲げた臨時便がひっきりなしに現れては次々乗客を捌いていきます。
 臨機応変にこういう対応が取れるのも路面電車ならではでしょうか?
 勿論、規模が全然違うので一概に比較することはできませんが、それでもあの札幌ドームから福住駅までの長い道程と地下鉄の大混雑を思い出すと、ちょっと羨ましくなるような光景でした。

函館

 あの試合だけでも大満足、もう満腹といった気分ですが、せっかくなので少しは観光らしきことも…。
 今夜は函館泊、明日の夕方の列車でゆっくり札幌に戻ります。
 ● 2014年5月12日(月)  残雪の手稲山
札幌

 陽射しがあれば今のうちに見ておきたい風景がいくつかあったのですが、残念ながら予報よりも早めに雲が広がってしまいました。
 日毎に濃さを増す街の緑とは裏腹に、遠くに見える手稲山はまだまだ冬のような趣です。
 ● 2014年5月11日(日)  夕景
札幌

 せっかくの快晴、こういう時こそ風景取材に出なければ!…と思いつつも、デーゲームのファイターズ中継を観ているうちに夕方近くになってしまいました。
 それでも9回裏、7-0の大差で勝利を確信したところで街に出て、夕暮れから日没後までの空のイメージがしっかり掴めたのは今日のささやかな収穫でした。
 ● 2014年5月10日(土)  NHK文化センター
札幌

 午前中はNHK文化センター新さっぽろ教室。
 朝起きると素晴らしい青空が広がっていたので、早めに出掛けて教室前で「トワイライトエクスプレス」を撮ってみようと思ったのですが、地下鉄を降りて外に出てみるといつの間にかすっかり曇ってしまっていました。
 ところが講座中、ちょうど「北斗星」が通過するころには再び青空が広がっていましたから、どうやら見事にこの時間だけ天気が崩れていたようです。
 ファイターズも投壊で惨敗…ツキが無い時というのは大抵こんなもんですね。
 ● 2014年5月9日(金)  再校
札幌

 とある出版物の二度目の校正紙が速達で届きました。
 当然ながら一度目よりもしっかり練られた感じになってきました。
 編集サイドとのやりとりを通じて、私が最初に書いた原稿から随分変わってしまった箇所もありますが、勿論それは私のページの中だけの話ではなく、誌面全体を通じてのバランス等々も踏まえての判断だったのでしょう。
 少なくとも、独善的な「拘り」を貫いて全体の調和を乱してしまっては元も子もありませんから、そのあたりは文章のプロである先方の意向に謙虚に従おうかと思います。

 今年も西4丁目電停の終端部・車止めの前に三吉神社例大祭の御神燈が掲げられました。
 来年の今頃は市電が環状線になり、この電停も「終点」ではなくなっているはずですから、毎年恒例のこんな風景も今年で見納めになりそうです。
 ● 2014年5月8日(木)  Webサイト更新
札幌

 ここしばらく放置気味になってしまった私の公式Webサイト。
 とりあえず昨年描いた作品を10点ほどUpしておきました。
 勿論、権利関係等々の事情もあって全部の作品を載せているわけではないのですが、改めてページを開いて制作順に眺めてみると、その時々のお仕事の方向性や自身の興味の対象が結構はっきりと表れていてなかなか面白いものです。

 夕方、歯医者さんに行った帰りに久々に円山公園を通ってみました。
 見上げた夕焼け空は綺麗でしたが、やっぱりジンギスカンの煙と匂いはちょっと…。
 ● 2014年5月7日(水)  NHK文化センター
札幌

 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室。
 連休明け翌日とあってか、いつもの水曜日には走らない上り「トワイライトエクスプレス」が講座中に通過していくのが見えました。

 常々考えさせられることですが、やっぱり教える側が常識と思ってしまうことほど、相手の視点に立って丁寧に説明すべきなんだろうと思います。
 と言うか、そもそも「常識」とか「当たり前」といった概念自体、傲慢や独善と紙一重なのかも知れません。
 講師のお仕事に限らず、普段の生活の上でも気を付けねばと思います。
 ● 2014年5月6日(振替休日)  写真CD
札幌

 飛行機に乗るたびにフィルムカメラで撮ってきた離陸時の写真ですが、さすがに今の時代、紙焼き写真では保管も整理も厄介なので、試しにCD出力サービスに出してみることにしました。
 36枚撮りフィルムからCD1枚を作って頂いて税込378円也。
 高いのか安いのか分かりませんが、まぁ、そう頻繁に撮るものでもありませんから、本格的なフィルムスキャナを自分で用意するよりは手軽で良いかも知れません。
 早速PCで開いてみると、画像データだけに拡大表示も簡単で、サービス判の写真では分からない細部の様子も見て取れるなどなかなか使えそうな感じです。
 いっそ今後は紙焼き抜きで、現像+CD出力のみ…というのもアリかも知れませんね。
 ● 2014年5月5日(こどもの日)  チョッキル
札幌

 シュレッダーは置き場所を取るので、「チョッキル」なるものを買ってきました。
 ハサミの刃が5枚綴りになっていて、簡単に細切れにできるという寸法です。
 カミサンに与えてみたらちょっと楽しくなってしまったらしく、「もう切るものないの!?」と隣で騒いでおります(笑)。
 ● 2014年5月4日(みどりの日)  満開
札幌

 近所の桜もそろそろ満開を過ぎつつあるようです。
 円山公園あたりも綺麗かな?とは思いつつも、あのジンギスカンの煙と匂いを想像するとついつい敬遠してしまいます。
 結局今年も地元の桜はじっくり愛でる暇もないままに終わってしまいそうです。
 ● 2014年5月3日(憲法記念日)  カッパ?
札幌

 好きな動物はカエルとカメとカッパ…と書けば、私の好みの方向性は大体お分かり頂けるでしょうか?(笑)
 カミサンが見付けて買ってきた「カッパパン」、でもよく見ると「つば九郎」にも似ているような…!?
 ● 2014年5月2日(金)  DPE
札幌

 デジカメ使用禁止の離陸時の写真が撮りたくて、飛行機利用で窓側席が取れた時には今でもフィルムカメラを携えていきます。
 電子機器には無縁の40年前の旧式カメラ。
 以前、念の為機内でCAさんに確認したらこれなら大丈夫だと言って頂けたので、だいぶガタはきているのですが騙し騙し使い続けています。
 当然ながらDPEの需要も激減しているはずですが、それでもカメラ量販店に持ち込めば今でも1時間ほどで仕上げて頂けるのは助かります。

 新千歳離陸後、すぐに眼下に見えてくるウトナイ湖。
 時間的にちょうど下り「北斗星」が通る頃かな?と搭乗前から密かに期待していたのですが、さすがにそこまで都合通りにはいかないものですね。
 ● 2014年5月1日(木)  束の間の東京
あけぼの

 たまたまですが、この日は臨時列車になってしまった寝台特急「あけぼの」の運転日。
 せっかくなので早起きして観に行ってきました。
 個人的には「あけぼの」にはあまり接点は無かったのですが、この懐かしいスタイルの機関車を見ると、むしろ福井に行く時に何度もお世話になった寝台特急「北陸」のほうを思い出します。
 未明から激しい雨が続いていましたが、宿に戻って服を乾かし、少しゆっくり朝食を頂いて、チェックアウトする頃には嘘のように晴れ間が広がっていました。

羽田空港

 復路もやはり羽田経由で…。
 昨日と同じレストラン、同じ席で搭乗前に遅めの夕食です♪



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年4月30日(水)  雨の羽田空港
羽田空港

 今回も諸事情により飛行機で東京へ。
 先週と全く同じ便ですが、風向きによるものか新千歳からの離陸の方向が逆になり、前回とは異なる風景が見られたのは収穫でした。
 青空が覗いていた新千歳とは一転、ちょうどお昼頃に着いた羽田空港は本格的な雨の中。
 やはり先週と同じ空港ターミナルのレストランに入ると、またもANAの「モヒカン」が現れました♪

羽田空港

 それにしても凄い水しぶき!
 滑走路の水鏡といい、雨の空港もなかなか魅力的ですね。
 飛行機の絵などもちょっと描いてみたくなります。
 ● 2014年4月29日(昭和の日)  桜
札幌

 敗色濃厚のファイターズ中継に見切りをつけて…というわけではありませんが(笑)、せっかくの天気なので日が傾いてしまう前にカメラを持って出掛けてきました。
 気が付けば札幌市内もそろそろ桜の季節です。
 ● 2014年4月28日(月)  新車搬入!
札幌

 3本目の新型低床車両が市電の車庫に運び込まれてきました。
 前回、2本目が搬入されてからひと月ほど。
 改めて前回の写真と比べてみると、季節感の変化にちょっとビックリです。

 立派な電車が増えていく一方で、来春開業予定の市電ループ化工事の入札がまたも不調に終わったとの報道もありました。
 色々難しい事情もあるのでしょうが、ともかく良い方向に進んでくれることを祈るばかりです。
 ● 2014年4月27日(日)  市電の最後尾から
札幌

 とある原稿の確認の為、市電の最後尾に陣取って終点まで乗り通してみることに。
 結果、思いもよらぬ勘違いに気付くことができたので、とりあえず時間を割いただけの甲斐はありました。
 やっぱり記憶に頼りすぎるのは危険、とりわけ得意分野ほど慎重に臨まねば…と、良い教訓になりました。
 ● 2014年4月26日(土)  NHK文化センター
札幌

 朝からNHK文化センター新さっぽろ教室、土曜クラスの今期初講座。
 まだクーラーが使えない時期ですが、ビルの中でも特に日当たりの良い教室なので少々暑い位でした。
 窓の外、JR千歳線の築堤にはフキノトウがちらほらと。
 次回、来月の講座の頃には斜面いっぱい萌黄色に染まっているんでしょうね。
 ● 2014年4月25日(金)  歯医者さん
札幌

 夕方から歯医者さんへ。
 きわどい場所に虫歯があったらしく、思いのほか時間が掛かってしまいました。
 麻酔無しでも歯そのものはそれほど痛くなかったのですが、それよりずっと開けていた顎のほうが痛いです。
 ● 2014年4月24日(木)  仕事の御縁
札幌

 陽の目を見ずに埋もれてしまうかに思われたとある企画が一転、ようやく一筋の光が見えてきました。
 それとは別に、過去にやらせて頂いたとあるお仕事の延長線上で、思いがけず嬉しいお話もひとつ頂戴しました。
 詳しい経緯は省かせて頂きますが、どちらも私の企画、あるいは作品に対して、先方が真剣に向き合って下さったおかげだと思います。
 言葉にするとありきたりですが、やっぱり御縁はつくづく有難いものです。

 生意気な言い方かも知れませんが、お仕事相手の方がどの程度の「想い」を持って取り組んで下さっているのかは結構敏感に感じるものです。
 そして、残念ながらその温度差に失望する場面も少なくはありません。
 それだけに、本当に自分の作品を大切に思って下さる方との御縁は大事にしなければと思いますし、この先、場合によっては他のお仕事を諦めてでもそちらを守っていかなければならない場面も出てくるのかな?とも思います。
 少なくとも、この会社さんとだけはこれからも…と、即座に浮かぶ名前がいくつかあるのは絵描きとして幸せなことなんでしょうね。
 ● 2014年4月23日(水)  オバマ大統領来日の日
鉄道博物館

 ほとんど自由時間の取れない滞在でしたが、何とか少しだけやりくりして鉄道博物館にも寄ってきました。
 先日も観させて頂いた特別展「鉄道×絵画」は今日から一部展示替え。
 加えて、先日買いそびれてしまった特別展の図録を買っておくのもささやかな目的です。

 新たに展示された作品は勿論の事、前回と同じ作品でも時間を置いて観るとまた違った発見があるものです。
 成程、この機関車にはこういう色使いもできるんだな!…などと、一点一点まじまじと覗き込んでいたら、ふと、私の絵を観るたびに必ず「ここは○○色と○○色ですか?」と熱心に訊いて下さる、えちぜん鉄道のある社員さんを思い出しました。
 今まできっとこういう目線で観て下さっていたんですね。

羽田空港

 今夜、オバマ大統領が国賓として来日。
 ちょうど私と入れ違いで羽田空港から都心に向かわれたようです。
 残念ながら「エアフォース・ワン」には会えませんでしたが、そのかわり空港ターミナルのレストランの窓からはANAの「モヒカン」の姿が見えました。

新千歳空港

 心なしか保安検査もいつもより厳しかった気がします。
 私も鞄の中の「丸い金属製の不審物」で捕まってしまいました(笑)。
 ● 2014年4月22日(火)  飛行機で東京へ
エアドゥ

 所用で急遽上京、日程と空席の都合で今回は往復とも飛行機です。
 眼下に広がる見覚えのある海岸線はカミサンの実家・八戸あたりでしょうか?

東京

 羽田空港からモノレールで都心方面へ。
 最後尾席から見た風景はまるで乗り物絵本のようでした。
 朝の札幌はまだ少し肌寒い位だったのに、着いた東京は春と言うより初夏のような暖かさです。
 ● 2014年4月21日(月)  ようやく完了!
札幌

 見直せば見直すほど、何かしら気になる点が出てきてしまうものですが、やはりどこかで区切りをつけなければなりません。
 決して妥協という意味ではありませんが、ともかく納期ギリギリまでは頑張ったら、あとは自信を持って…というより腹を括って「ヨシ!」とするしかありません。
 どうにか完成まで漕ぎ着けたイラストを出版社さんへと送り出して、ここ数週間ほどのバタバタもようやくひと段落です。
 ● 2014年4月20日(日)  徹夜作業
札幌

 いよいよ佳境…明日までには全部仕上げます!
 ● 2014年4月19日(土)  今朝の「北斗星」
札幌

 今朝の下り「北斗星」、ちょうど上野幌駅通過中にすれ違っていきました。
 残念ながら障害物が多くて絵になりにくいポイントです。
 最近このあたりで遭遇することが多い気がするのですが、先月の改正以降、そういうダイヤになってしまったのでしょうか?
 だとしたら、少し違うアプローチを考えないといけませんね。
 ● 2014年4月18日(金)  制作中
札幌

 原稿の方は一応の完成。
 あとは校正の段階でもう少しだけ練り直せば…という考え方は本当はいけないのかも知れませんが、ともかくきちんとページを埋められるメドが立っただけでも随分気が楽になるものです。
 引き続きイラスト2点の仕上げ作業。
 とりあえず全体に薄くでも色を置いてしまって、紙の白い部分を殆ど無くしてしまうと何となく完成が見えたような気になります。
 原稿にせよイラストにせよ、こういう仕事はプレッシャーとの闘いですから、少しでも自らの肩の荷を軽くする配慮というのも必要かも知れませんね。
 ● 2014年4月17日(木)  まずは原稿執筆から
札幌

 締切間際のイラスト2点と原稿執筆。
 さて、どちらを先に進めるべきかと迷った末、まずは原稿のほうを書き上げてしまうことにしました。
 イラストの方は最悪、徹夜で頑張って何とかすることも可能ですが、アイディアがきちんとまとまらなければ原稿のほうはどれだけ時間が掛かってしまうか分かりません。
 ならば不安な方を先に片付けてしまってから、あとは力仕事で乗り切ってやろうという算段です。
 こんなこと書いているとプロのライターさんには笑われてしまいそうですが、私にとって原稿執筆は今でもピッチャーの打席みたいな難しさです(笑)。
 ● 2014年4月16日(水)  NHK文化センター
札幌

 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 4月期最初の講師のお仕事です。
 ちょっと久々に訪れた教室の周囲はすっかり春らしくなっていました。
 ● 2014年4月15日(火)  校正
札幌

 少々長文の校正作業。
 初めてご一緒させて頂く出版社さんのお仕事ですが、多分このあたりの文化や習慣もそれぞれなんでしょう。
 こちらの意図がきちんと伝わっていなかった箇所、先方の意図が汲みきれなかった箇所などが多々発覚し、想像以上の大仕事になってしまいました。
 直接お会いして話せる時間が多ければもう少し楽だったのかな?という気もしますが…。
 ちょっとだけ地方在住のハンディを感じてしまいます。
 ● 2014年4月14日(月)  春の風景
札幌

 ほんの数日離れている間にも季節はだいぶ進んでしまったようです。
 鮮やかさを増しつつある草色と、日陰にまだ残る残雪。
 北海道らしい春の風景です。
 丁度このあたりで「北斗星」がやってきてくれたら嬉しいのですが…。
 ● 2014年4月13日(日)  写真整理
札幌

 色々やるべきことはあるのですが、例によって帰札翌日はまずは写真整理から。
 実は今回、ノートPCの充電器を忘れて旅に出てしまったので、5日分の膨大な写真が殆ど未整理のまま溜まってしまいました。
 あぁ、そういえば往路は「北斗星」だったんだな!…と、写真を見るまで半ば忘れかけていました(笑)。
 ● 2014年4月12日(土)  福井から帰札の途に
えちぜん鉄道

 今日は毎年恒例、えちぜん鉄道・永平寺口駅でのイベント「えちてつ521プロジェクト」。
 心なしか年々スケールが大きくなってきているような気がします。
 冬季除雪用のラッセル機関車「ML521」を引っ張り出してきて、駅近くの桜が綺麗なビューポイントに停めて写真を撮ろう!という触れ込みのこのイベント。
 今年はちょうど満開の時期に重なって素晴らしい光景が見られたようです。
 もっとも私は別の角度から取材していたので、肝心の桜は見に行けなかったのですが…。

福井鉄道

 お昼からは福井鉄道・福井駅前電停でドイツ電車「レトラム」の出発式。
 正直、こちらは取材と言うより個人的な思い入れです(笑)。
 式典が終わると招待客を乗せて田原町駅までお披露目運行。
 夕方頃からは一般客も乗れるようになるそうですが、残念ながらその時間まで福井にいることはできません。
 毎週末のみ運行、冷房が無いので7月以降の夏場は運休…ということは、6月頃までにもう一度来る理由を作らなければいけませんね!

エアドゥ

 米原から新幹線で東京に出て、今回も羽田発のエア・ドゥ最終便で帰札の途に…。
 元々東京往復だけの予定を急遽組み直して福井まで足を延ばしてしまったわけですが、無理してでも訪れた甲斐のある有意義な滞在になりました。
 今回の成果は近い将来、色々な場面で役立つことになりそうです。
 ● 2014年4月11日(金)  春の福井
えちぜん鉄道

 福井の桜は満開でした!
 今日一日、えちぜん鉄道沿線の春の風景をしっかり探し歩きます。

えちぜん鉄道

 退職が決まった駅員さんの最終出勤日だと伺って、餞別代わりに鉄道博物館でささやかなお土産を買ってきました(笑)。
 ここでは今も改札鋏が立派に現役です♪

えちぜん鉄道

 永平寺口駅の新駅舎もちょうど今日から営業開始。
 まだ周辺の整備などが終わっていないようでしたが、もうしばらく経って、適度に生活感が滲んできたら改めて取材してじっくり描いてみたいと思います。

福井鉄道

 田原町駅の構内では、お隣・福井鉄道にやってきたドイツの路面電車が、明日からの運行開始を前に試運転を繰り返していました。
 厳密には若干タイプが異なりますが、十年前にオーストリア・インスブルックで乗った路面電車を思い出します。
 しばらくカメラを構えていたら、福井鉄道生え抜きの旧型電車もやってきました。

福井

 夜は勿論「ヨーロッパ軒」さんのソースカツ丼♪
 大満足でお店を出て電車通りを歩いていると、先ほど田原町駅で見た旧型電車がゴロゴロと目の前を通り過ぎていきました。
 ● 2014年4月10日(木)  大宮から福井方面へ
川口

 昨日「北斗星」の車窓から見えた川口駅前の桜を撮りに早起きして出掛けてきました。
 見頃はだいぶ過ぎてしまったようですが、それでも天候にも恵まれて、あくまで絵の参考としてなら充分な収穫です。

鉄道博物館

 日中、少々時間が空いてしまったので鉄道博物館を覘いてみると、なかなか面白そうな企画展をやっていました。
 同じ絵描きとして…などと書いたら笑われるほどの大先生方の作品ばかりですが、技法云々よりも作者の視点、題材との向き合い方など興味深く感じられました。

 生意気を承知で言わせて頂くなら、こういう分野の場合、「題材」から入る画家と、「風景」から入る画家とにはっきり分かれるような気がします。
 汽車そのものを描きたいのか? それとも風景画の中にたまたま汽車があるのか?
 それによって構図の取り方や、画面の中での力の配分も随分変わってくるようです。
 かく言う私自身、どのあたりを目指しているのか…?
 とりあえず、そのバランスだけは見失わないようにしなければと思います。

高岡

 大宮から上越新幹線で越後湯沢乗換、特急「はくたか」で福井方面へ。
 途中、数年ぶりに降りてみた高岡駅の変貌ぶりには只々驚くばかりです。
 ● 2014年4月9日(水)  春の東京へ
北斗星

 早朝、車窓に朝焼けの松島湾が見えました。
 もう少し季節が進むと、このあたりで素晴らしい日の出が見られることになりそうです。

北斗星

 船岡の一目千本桜はそろそろ咲き始めていたようですが、見頃になるのはもう少し先でしょうか?
 「北斗星」の通過はちょうど朝陽が覗くか覗かないかの微妙な時間帯。
 絵に描く時にはそのあたりも自由にアレンジしてしまえば良いのですが、きっと沿線の撮り鉄さん達は花の具合も含めて日々気を揉んでおられるのでしょうね。

北斗星

 今回は10分ほどの遅延で終点・上野に到着。
 桜の見頃は過ぎてしまったようですが、春らしい気持ちの良い陽気です。
 札幌から羽織ってきたコートは畳んでバッグに押し込んでしまいました。
 ● 2014年4月8日(火)  446回目の「北斗星」
北斗星

 ひと月ぶりの「北斗星」で本州出張。
 ダイヤ改正後初、そして消費増税後初の乗車です。
 何がどう変わったのか、しっかり見届けてこようと思います。

北斗星

 寝台券は旧料金のうちに買っておいたものですが、乗ってみると食堂車や車内販売の商品等、微妙に値段が変わっていました。
 中でもJR北海道の車掌さんが販売されるオリジナルグッズは原材料費の高騰も重なって実に千円単位の大幅アップ!
 しかもここ最近はメーカーでの生産が追い付いていないらしく、いつも品薄気味です。
 この日もキーホルダー類は全て在庫切れで、売られていたのは数日前にようやく入荷したばかりという小銭入れのみ。
 茶色の方は数年前からずっと愛用しているので、持っていなかった黒色の方を今あるうちに頂いておくことにしました。
 ● 2014年4月7日(月)  アイスショー
札幌

 今夜、真駒内で開催されたアイスショーを観に行ってきました。
 オリンピックのメダリストなど錚々たる顔ぶれが続々登場する実に贅沢なイベントでしたが、ソチの記憶もまだ新しいだけに、とりわけ羽生結弦、浅田真央の両選手への大歓声は凄まじいばかりでした。
 あくまで競技ではないので、観る側も、恐らくは演じる側も純粋に美を楽しむ雰囲気で臨めるのがアイスショーの魅力なんだと思いますが、それでも一流のアスリートが真剣に取り組んでいるからこそ観る側にも感動が伝わるのでしょう。
 全然分野は異なりますが、もしかしたら「プロレスはスポーツなのか?ショーなのか?」という話と根底は一緒かも知れませんね。
 生で観たからこそ感じたこと、気付いたことも多々ありました。
 チケット代はプロ野球の比ではありませんでしたが…(汗)、やっぱり観に来て良かったです♪
 ● 2014年4月6日(日)  4連敗…。
札幌

 ファイターズ、単独首位からよもやの4連敗…。
 しかも負け方が日に日に悪化しているような気もします。
 まだまだ一喜一憂するような時期ではないのですが…ともかく早いうちに立て直してくれることを祈るばかりです。

 今日はvsマリーンズ戦ということで、千葉に因んで「ふなっしーの船橋ソースラーメン」を喰らいながら観ていたのですが(野球ファンはこういうゲン担ぎが大好きなもので…)、考えてみると船橋ならファイターズの二軍本拠地・鎌ヶ谷のほうが近かったでしょうか?
 ● 2014年4月5日(土)  時刻表を買いに
札幌

 引き続き下描き1点進行中、加えてもう1点も着手に向けて資料整理。
 少々息が詰まってきたので、散歩がてら時刻表を買いに大通の書店まで出掛けてきました。
 先月のダイヤ改正と今月の消費税率改定で、今後の出張予定にも少なからず影響が出そうな気もします。
 まずは何がどう変わったか、今更ですがしっかり見比べて確認してみようと思います。
 ● 2014年4月4日(金)  下描き中
札幌

 随分悩んだ末にようやくイメージもまとまって、今夜から本格的に下描きに着手。
 原画展の前から取材や原稿執筆のお仕事が続いていたので、本格的に画用紙に向かうのは久々のような気がします。
 勿論、そういう作業も直接間接、色々な形で絵を描くことにも繋がっているので決して疎かにすることはできませんが、やはり自分の仕事の主軸、基本は見失わないように気を付けねばと思います。
 ● 2014年4月3日(木)  構想中
札幌

 次作に向けての資料整理と構想の練り直し。
 言い訳になりますが、ここしばらくは制作時間はもとより、集中して物事を考える時間がなかなか取れなかったので、そろそろ普段の創作リズムを取り戻せるよう意識していかないといけませんね。
 取り急ぎ描くべき風景が2点ほどと、関連して原稿が少々。
 具体的な中身についてはもう少し悩む必要がありますが、とりあえず方向性だけは見えてきた気がします。
 ● 2014年4月2日(水)  久々の単独首位!
札幌

 たかだか5試合終わったところで気が早いと笑われそうですが…。
 でも、過去を振り返ってみると序盤でつまづいた年は大抵下位に沈んで終わってしまうものですから、ともかく順調な滑り出しと素直に喜ぶことにしましょう。
 一時的だとしても単独首位なんで、もしかしたら一昨年のリーグ優勝以来でしょうか?
 初登板の先発・上沢投手、危ない場面もありましたが終わってみれば6回1失点の好投で見事プロ初勝利!
 敢えて深くは触れませんが、大型補強に頼らぬ我らがファイターズも捨てたもんじゃないぞ!と、ちょっと誇らしくなる今日の一勝でした♪
 ● 2014年4月1日(火)  閉幕翌日
札幌

 原画展が終わったらやらなければ!と思っていた作業も色々あるのですが、まず今日のところは歯医者さんへ。
 自分でも気付かぬうちに大きな虫歯になっていたらしく、型を取って詰め物を作り直して、また次回以降に填め込むことになるんだとか。
 その間に出張予定が一つ入りそうなので、しばらくは仮詰め状態のまま我慢の日々が続きそうです。

 肝心の出張予定のほうも新たな情報がいくつか届いて、急遽旅程の練り直しです。
 限られた日程の中で、本当に優先させるべきテーマは何なのか?
 結局は何を採って何を諦めるか…という話ですから、今の自分にとって最も大切なものを問い質されているような気もします。



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年3月31日(月)  原画展、終了!
札幌

 最終日の午後になって、区役所の方が新年度版の「中央区ガイド」を届けに来て下さいました。
 毎年ちょうど原画展開催中に完成するので、今年もそろそろかな?とお客様ともお話ししていたところでした。
 ありがたいことに移住以来、ほぼ毎年表紙を担当させて頂いてきたものですが、やはり今年は「これしかない!」と、何点かの候補の中から市電の新型低床車両「ポラリス」を描いた作品を選んで頂きました。
 自分で言うのもなんですが、見慣れた風景、見慣れた画風であっても、そこに描かれる電車が変わると街の風景まで違って見えてしまうから不思議です。
 勿論、緑色の旧型電車にも愛着はありますが、この先「ポラリス」の絵ももっと描き溜めておいたほうがよさそうですね。

札幌

 開幕前から抱えていたお仕事等々の事情もあって、正直言えば今までになく大変な2週間だったのですが、ともかく無事に全日程を終えることができました。

 会場で沢山のお客様とお話しさせて頂きながら、今後の創作に役立ちそうなアイディアも沢山頂くことができました。
 また私自身、それぞれの作品を描いた時の想いや日頃の創作姿勢など、色々なことをもう一度見詰め直す貴重な機会になりました。
 ご来場頂いた皆様、応援して下さった皆様、そして会場を提供して下さったギャラリー土土様に改めて御礼申し上げます。
 ● 2014年3月30日(日)  原画展、11日目
札幌

 とうとう雪ではなく雨が降る季節になってしまいました。
 会期中最後の日曜日でしたが、この空模様のせいか昨日に比べるとお客様も少なめで、少々淋しい一日でした。

 いよいよ明日で最終日。
 正確な時間がお約束できなくて申し訳ありませんが、できればお昼頃には会場に行けるようにしたいと思っています。
 16時の閉幕まで、皆様のご来場を楽しみにお待ちしております。
 ● 2014年3月29日(土)  原画展、10日目
札幌

 日々、色々なお客様と色々なお話をさせて頂いて、私自身も色々なことを考えさせられます。
 とりわけこの会期中、幾度となく脳裏に浮かんだのは、言葉にするとベタですが「継続は力」ということ。
 それも、調子の良い時に好きなことを続けるのは誰にでも出来ることですが、逆に調子の悪い時、やりたくないことでもひたすら続けるのは実はかなり難しいような気がします。
 収入云々という話を別にすれば、むしろそういう「やりたくないことでも続けられること」がプロの仕事なのかな?とも思っています。

 開幕当初は雪に埋もれていたギャラリーの庭にはいつのまにか花が咲いていました。
 会期中最後の週末、おかげさまで今日は大勢のお客様がお見えになって大盛況でした。
 ● 2014年3月28日(金)  開幕戦!
札幌

札幌

 腐っちゃいけない、諦めちゃいけない…結局その一言に尽きるでしょう。
 1点リードの9回裏ツーアウトから追いつかれてよもやの延長戦突入…。
 はっきり言って試合内容も今季に向けての不安要素満載で、本音を言えば途中何度も帰ってしまおうかとさえ思ったのですが、ともかく5時間にも及ぶ長い試合、最後は12回裏のサヨラナ勝利で締め括ってくれたのは何よりでした。
 やっぱり選手たちが諦めない限り、応援する側ももっと腹を括らなきゃいけませんね。
 帰る頃には地下鉄も既に終わっていて、雨の中、なかなか来ないタクシーを捕まえるだけでも大変な思いをさせられましたが、それでも最後まで見届けられて良かったのかな?という気がします。
 ● 2014年3月27日(木)  原画展、8日目
札幌

 絵描きの仕事は上手な絵を描くことじゃなくて、観る人に良い気持ちになって頂くことなのかな?…と、自戒を込めて時々考えることがあります。
 その点、自分自身どこまで出来ているかは分かりませんが、とりわけ原画展などの場面では、そういう意識だけは忘れないようにしたいと思います。
 お客様は少なめでしたが、今日も暖かな一日でした。

 明日28日(金)は所用の為、早めに失礼させて頂く予定ですが、できればお昼頃から14時過ぎ頃までの間、少しの時間でも会場に顔を出せたらと思っています。
 ● 2014年3月26日(水)  原画展、7日目
札幌

 開幕から数えて8日目ですが、昨日はお休みだったので「7日目」と書くべきでしょうか?
 昨日今日と気温も上がって、路肩に残っていた雪も目に見えて減っていました。

 毎度の事ながら、原画展期間中はどうしても他の作業が滞ってしまうものです。
 会場まで毎日市電で通っているので、ある意味それ自体が風景取材になっているとも言えるのですが、一方でなかなか自宅の作業机に向かう時間が取れないのが悩みの種。
 大切な作品が一向に進められず、さすがにそろそろ制作時間を確保しなければ…と、今日から会場でも少し絵を描き進めてみることにしました。
 お客様がお見えになっている時に、机の前に座って作業を続けているのは何となく申し訳ないような気もするのですが、ここは「実演」を兼ねて…ということでご理解頂ければ幸いです。

 明後日28日(金)は所用の為、もしかしたら会場には行けないか、仮に行けたとしても早めに(多分14時過ぎ頃には…)失礼させて頂くことになるかと思います。
 明日27日(木)はお昼以降になってしまうかも知れませんが、できるだけ会場でお待ちできるようにしたいと思っています。
 会期も後半、残り少なくなってきましたが、皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
 ● 2014年3月25日(火)  会場定休日
札幌

 原画展会期中、唯一の会場定休日。
 貴重な一日をどう使おうかと色々思案していたものの、結局は単なる静養で終わってしまいました。
 夕方から予約していた歯医者さんに行って、先週の検査に続いていよいよ今回から本格治療。
 とりあえず、しばらく前から最も気になっていた一本だけは綺麗にして頂きましたが、まだしばらくは通い続けることになりそうです。
 ● 2014年3月24日(月)  原画展、6日目
札幌

 会場に向かう前に覘いた市電の電車事業所では、2本目となる市電の新型低床車両「ポラリス」がちょうど運び込まれて線路に降ろされるところでした。
 構内の様子は低いブロック塀越しに公道からも容易に見ることができるので、通行人の方々も立ち止まっては興味深そうに覗き込んでいました。

 平日とあって昨日、一昨日よりはお客様は少なめでしたが、その分、熱心な市電ファンの方や、ご自身でも絵を描かれる常連のお客様などと少し掘り下げたお話をさせて頂くことができました。
 作品に対する自分なりの拘りや留意点など、お話ししながら私自身のほうが色々再確認させて頂いたような気もしますし、更に言えば、いささか手前味噌ながら、自分自身の「売り」と思っていた部分が観て下さる方にはきちんと伝わっていたんだな…と、少し安心した部分もありました。

 会期もいよいよ折り返し点。
 明日25日(火)は会場定休日ですので、また明後日26日(水)以降のご来場をお待ち致しております。
 ● 2014年3月23日(日)  原画展、5日目
札幌

 朝から陽射しに恵まれて、電車通りも冬から春へと一気に変わってしまったような風景です。
 おかげさまで原画展会場は今日も盛況、とりわけご無沙汰してしまっていた有人知人やお仕事相手の方、それに以前教室に通って下さっていた生徒さんなど、懐かしい方々との再会が多い一日でした。
 年に一度、この会期中にしかお会いする機会の無い方も結構おられますから、やはり恒例行事として出来るだけ長く続けさせて頂くべきなのかな?と考えさせられます。

 お仕事等々の事情もあって、先々の在廊予定がはっきり申し上げられなくて恐縮ですが、明日以降も様子をみながら少しでも多く顔を出せるようにしたいと思います。
 明後日25日(火)は会場定休日ですので、明日24日(月)、もしくは明々後日26日(水)以降のご来場をお待ち致しております。
 ● 2014年3月22日(土)  原画展、4日目
札幌

 午前中はNHK文化センター新さっぽろ教室。
 終了後、ハンバーガーで軽く昼食を済ませて午後から原画展会場へ。
 今日も結構な雪でしたが、昨日とは一転、友人知人も含めて大勢のお客様が来て下さって夕方まで大賑わいでした。

 おかげさまで今日はポストカードもかなり大量にお買い求め頂きました。
 やはり人気のある絵柄は絞られてくるようですね。
 そろそろ在庫が少なくなってきた絵柄もありますので、近々少し補充しておこうと思います。
 ● 2014年3月21日(春分の日)  原画展、3日目
札幌

 三連休の初日でしたが、春分の日らしからぬ吹雪に見舞われてお客様も少なめでした。
 明日、明後日あたりから賑わってくれたらと期待しています。

 帰りに乗った市電の最後尾から眺めていたら、電車事業所方面に向かってササラ電車が走り去っていくのが見えました。
 そろそろ今季の仕事納めでしょうか?
 ● 2014年3月20日(木)  原画展、2日目
札幌

 会場に向かう途中、久々に新型低床車両「ポラリス」に乗ることができました。
 乗ってみると、ひと冬過ごして思いのほか年季が入ってしまった印象です。

札幌

 日中は春のような陽気でしたが、それだけに道路は至るところ雪が融けだして水浸し。
 場所によってはかなり足元が悪いので、くれぐれもお気をつけてお出掛け下さい。
 ● 2014年3月19日(水)  原画展、開幕!
札幌

 ちょっとバタバタしてしまいましたが、ようやく開幕まで漕ぎ着けることができました。
 今日は午後からNHK文化センター新さっぽろ教室ですが、その前に少しだけ会場に寄って、昨日のうちに間に合わなかった作品タイトルだけ急いで貼ってきました。
 と言っても、ただ単に題材や場所を記しただけで、「タイトル」というほど仰々しいものでもないのですが…。
 タイトルも作品の一部、という考え方も勿論一理あるのでしょうが、私の場合はそのあたりも含めて、作者が色々語るよりも自由に想像して楽しんで頂いた方が良いのかな?というスタンスです。

 この先のお仕事の状況にもよりますので、はっきりとした在廊予定を告知できなくて申し訳ありませんが、明日以降、時間がある時にはできるだけ会場に顔を出せるようにしたいと思っています。
 今年も沢山のお客様とお会いできるのを楽しみにしています。
 ● 2014年3月18日(火)  原画展、搬入
札幌

 午後から「ギャラリー土土」さんで原画展の設営作業。
 さすがに毎年の事なので、特に悩むこともなく順調に進めることができました。
 むしろ前夜からの額装作業のほうがかなり大変だったのですが、ともかく無事間に合わせることができてやれやれです。

札幌

 先日届いたばかりの新作ポストカードも御用意できました。
 既存作も多数取り揃えましたので、ご来場の際はぜひ記念にお求め頂ければ幸いです。
 ● 2014年3月17日(月)  搬入準備
札幌

 夕方から久し振りに歯医者さんに行ってきました。
 とりあえずは検査からですが、また少し通うことになってしまいそうです。

 目先の原稿と確定申告にかまけてすっかり滞ってしまった原画展の準備作業。
 搬入前夜になってようやく展示作品を決めて額装を始めました。
 徹夜になってでも明朝までには全部終わらせてしまわないと…。
 ● 2014年3月16日(日)  原稿執筆
札幌

 その道のプロが沢山いらっしゃるのに敢えて私などに書かせるというのは、文章力云々よりも、やっぱり私ならではの視点を期待されての事なんでしょう。
 とは言え、「自分にしか書けない文章…」などと言うのは傲慢や独りよがりと紙一重だから気を付けねばと思います。
 とりわけ専門的、あるいは趣味的分野など、その題材に強い思い入れと多少の自信を持ち合わせている場合は尚の事、自分自身を突き放すような冷静さと客観性を失わないことが肝要でしょう。
 自戒を込めて言うなら、「自慢にしかならない話」と「一方的なうんちく話」は愉快なものではないと心得て、くれぐれも注意して臨もうと思います。
 ● 2014年3月15日(土)  確定申告
札幌

 途中二度の出張を挟んで思いのほか時間を要してしまった確定申告対応。
 ようやく全部計算が終わって、あとは提出用紙に書き込むのみです。
 急な締切と確定申告が重なって、しかも直後に原画展の搬入予定も控えていて、今回ばかりは正直かなり厳しい状況でしたが、これでようやく本題の仕事に専念できそうです。
 ● 2014年3月14日(金)  26年前の記憶
北斗星

 初めて乗ったのは昭和63年3月、開業直後の下り「北斗星5号」でした。
 当時1日3往復のうち、最も遅い時間帯の便。
 青函トンネルを抜けた瞬間、雪原にちょうど昇りはじめたばかりの朝陽が見えたのを今でも覚えています。

 1往復のみになってしまった現在の「北斗星」ですが、下り列車のダイヤは当時の「5号」をほぼ踏襲したもの。
 26年前のあの時を思い出すような今朝の車窓風景でした。

札幌

 札幌に戻ると印刷会社さんから新しいポストカードが届いていました。
 返却された原画共々、今月19日(水)開幕の原画展に並べることができそうです。
 例によって「スロウ」の版元・ソーゴー印刷さんにお願いしたもので、誌面同様の美しい仕上がりにはいつも満足しています。
 ● 2014年3月13日(木)  26周年の「北斗星」
あけぼの

 夜明けの空と寝台特急「あけぼの」。
 明日出発便を最後に廃止されるのを前に、もう一度だけ見届けてきました。

北斗星

 今回もまた猛烈な低気圧接近、大荒れ予報の中、それでも運休にならなかったのは幸いでした。
 どういうわけか今年になって、出張のたびに事故や気象災害、その他諸々のトラブルを紙一重のところで逃れ続けているような気がします。
 今日3月13日で開業26周年、節目の日の「北斗星」に乗って札幌に帰ります。

北斗星

 充電環境の厳しい寝台車ゆえバッテリー残量を気にしながらですが、今夜は部屋に籠ってひたすら原稿執筆。
 実は「北斗星」関連の原稿です。

 誤解を恐れず敢えて言うなら、私の場合、とりわけ大切なモチーフに対しては「楽しむ」という概念を持ち込むのは性に合わないようです。
 そういう意味ではもはやこの先、「北斗星」の旅を楽しむ…という気持ちになれることは無いんだろうな、と思います。
 何よりも、愛してやまない「北斗星」を作品に残すことが今の時分のやるべきこと。
 であれば、楽しむことは一切封印して、ひたすら創作の姿勢に徹するのも大切かも知れませんね。
 ● 2014年3月12日(水)  春の東京
東京

 先週は50分遅延、今回乗った「北斗星」は定刻通りの上野到着。
 本当なら取材的には定時の方が都合が良いのでしょうが、敢えて私が携わらせて頂く誌面なら、まぁ遅延は遅延で面白いのかな?とも思います。
 お昼前に出版社さんを訪問、お世話になった編集氏とランチをご一緒させて頂きました。
 私自身、とりわけ印象に残るお仕事をご一緒させて頂いた方なので、また何かの企画で組ませて頂く機会があればと願っています。

 東京はすっかり春の陽気。
 こんな日に少々勿体ない気もしますが、今日は昼過ぎから早めに宿に籠って仕掛り作業に専念です。
 ● 2014年3月11日(火)  444回目の「北斗星」
北斗星

 ほんの数日前にも乗ったばかりの「北斗星」ですが、実を言えば今日からが元々予定していた本来の出張予定。
 結果的には先週の列車取材とその後の成果をもう一度検証しながら辿れるという、願ってもないタイミングです。
 今回は旅の楽しみは一切排して仕事意識に徹します。
 ● 2014年3月10日(月)  「北斗星」のお仕事
北斗星

 朝から所用で出掛けたついでに今日も「北斗星」を撮ってきました。
 今回は直線区間でのすれ違いでしたが、良い感じに雪煙を上げてやってきてくれました。

 先日の「北斗星」取材の宿題、帰札後色々悩んだ末にようやく今日あたりから本格着手です。
 例によって、思い入れが強過ぎて却ってまとまらない…という状況に陥りかねないお仕事なので、とにかく冷静さと客観性を失わないよう、淡々と臨まねばと思っています。
 ● 2014年3月9日(日)  売上計算
札幌

 確定申告に備えてのポストカードの売上計算。
 先日からの仕掛り作業ですが、途中出張を挟んで忘れてしまった部分もあって少々悩みながらの再開です。
 どの絵柄が売れているのか、そうでもないのか、感覚としては大体把握しているつもりだったのですが、きちんと数字で確認してみると少々意外な結果が見えたりして、今後の展開方法など色々考えさせられます。
 作者の想いと観る人の評価は必ずしも比例しないものですから、やはり商品化に際しては観る人の意見に謙虚にならないといけないんでしょうね。
 ● 2014年3月8日(土)  NHK文化センター
札幌

 午前中はNHK文化センター新さっぽろ教室。
 帰札翌日、それも飛行機で夜遅くに着いた翌朝からのお仕事というのは正直不安もあったのですが、幸い寝過ごすこともなく無事出勤することができました。
 取材先から持ち帰ってきた宿題と、実はまた週明けから別件の出張予定も控えているのでまだまだ気は抜けないのですが、とりあえず無死満塁からようやく1アウト取ったような安堵感です(笑)。

 一旦帰宅後、夕方前からポストカードの納品で大通公園へ。
 雪まつり中の賑やかな雰囲気とは一転、まるで何もない雪原のようになってしまった今の時期の風景もちょっと新鮮に映ります。
 ● 2014年3月7日(金)  半日ほどの東京滞在
北斗星

 東日本を北上中の低気圧とすれ違う格好でここまで走ってきたようです。
 目が覚めてみると約30分遅延の上り「北斗星」。
 まるで北海道に戻ってしまったかのような福島盆地の雪景色にちょっとビックリです。

東京

 50分遅延で終点・上野に到着後、出迎えて下さった編集氏と港内の喫茶店で打合せ。
 少々厳しい締切と共に大きな宿題も頂戴してしまいましたが、私自身、いつか手掛けてみたいと思っていた内容だけに、腹を括って取り組ませて頂こうと思います。

 打合せを終えてホームに降りたところで珍しい光景を見ることができました。
 フジテレビの震災復興イベントに伴い運行される釜石発上野行き・SL列車…明日8日(土)の本番を前にしての試運転風景です。
 訊けばSLが上野駅にやってくるのは約10年ぶりとの事。
 それがたまたま前後のスケジュールの都合で決まっただけの今回の旅程と重なってくれたのは只々幸運だったとしか言いようがありません。

東京

 道内全域で台風並みの強風…との予報もあって心配でしたが、幸い新千歳便は一部を除いて普通に飛んでいるようでした。
 エア・ドゥの最終便の一本前で帰札の途に。
 かなり激しく揺れましたが、とりあえず無事に帰ってくることができてひと安心です。

 明朝、10時からはNHK文化センター新さっぽろ教室で講師のお仕事。
 旅の疲れで寝過ごさないよう気を付けないと…。
 ● 2014年3月6日(木)  443回目の「北斗星」
北斗星

 猛烈な低気圧の接近で広い範囲で大荒れの予報。
 運休になるんじゃないかと発車間際まで気を揉みましたが、どうにか無事に出発することができました。
 今回は「北斗星」自体の取材が目的で、しかも土曜日の朝から札幌で講師のお仕事が入っているので、東京に着いたらその日のうちに飛行機で札幌に戻るという強行軍。
 そういう意味では明日の飛行機が飛ぶかどうかの方がむしろ深刻な問題ですが、ともかく出発してしまった以上は無事を祈るしかありません。

 いつもは一人旅ばかりですが、今回は私自身が登場するカットも必要なのでカメラマンさん同行です。
 カメラを向けられるのはどうも緊張しますが、大先輩ながらとても親切なカメラマンさんで、取材以外にも色々お喋りしながら楽しくご一緒させて頂いています。
 ● 2014年3月5日(水)  NHK文化センター
北斗星

 昨晩も明け方近くまで確定申告対応。
 ポストカードの在庫数と一年間の売上を確認するついでに、せっかくだからと計算用のEXCELシートの再構築なども始めてしまったら想像以上に時間を要してしまいました。
 朝から軽く仮眠のつもりが少々寝過ごしてしまい、慌てて荷物をまとめて午後からNHK文化センター新さっぽろ教室へ。
 今回もまた昼食を食べ損ねてしまいました。

 私が撮った写真によって構成された「北斗星」のVTRが、今夜、フジテレビの深夜番組「やりかた大図鑑」で放送されたようです。
 ネットのリアルタイム検索などを覘いてみると、確かに放送時間とおぼしき頃から「北斗星」というキーワードが増えていたりして、「あぁ、ちゃんと放送して下さったんだな!」と少し安心していたのですが、北海道での放送は一週間遅れなので実は私自身はまだ見れていません(笑)。
 ● 2014年3月4日(火)  今日のすれ違い
北斗星

 ついつい先延ばしにしてしまっていた確定申告の準備作業、ようやく昨晩から着手しました。
 まずは一年分の領収証と支払調書の整理から。
 軽く終わらせるつもりが結局明け方近くまで掛かってしまいました。

 しばらく横になって目が覚めると10時過ぎ。
 思いのほか良い天気だったので、急いで支度をして「北斗星」を撮りに行ってきました。
 今回も概ね期待通りのタイミング、絵の資料としては充分な成果です。
 ● 2014年3月3日(月)  原画展の案内ハガキ
札幌

 すっかり遅くなってしまいましたが、年賀状を出せなかったお詫びも書き添えて原画展の案内ハガキを投函してきました。
 まだまだ先だと思っていたのですが、開幕までもう2週間ほどしかないんですね。
 それまでに本州出張が2件ほど、加えて確定申告という難関も控えているのでこの先しばらくは落ち着かない日々が続きそうです。
 ● 2014年3月2日(日)  レルヒさん
札幌

 新潟名物、昨今話題の「レルヒさん」。
 先日の福井取材の帰途、長岡駅で買ってきたお土産です♪
 ● 2014年3月1日(土)  夕方の「北斗星」
札幌

 夕方の札幌駅、「北斗星」が入ってくる時間でもまだ充分明るさが残っていました。
 雪が消える前で、なおかつそこそこ日も長くなる今頃は取材的にも貴重な時期です。



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年2月28日(金)  運搬排雪
札幌

 先日の福井取材から持ち帰ってきたいくつかのアイディアや宿題の中から、まずは制作途中で諦めてそのまま放置していた一枚の絵を仕切り直して仕上げてみることにしました。
 たまたまその絵を見て下さった現地の方の何気ない一言がきっかけです。
 とりわけ遠く離れた地域を描く場合など、札幌で一人悶々と考え込んでいるよりも、とりあえず現地に足を運んで、現場の空気に触れてみて、ようやく気付くことや納得できることも少なくありません。
 そういう意味でも、事情の許す限りはある程度気軽に現地に通える状況を保っておくことは重要だと思いますし、更に言えば、今後は別件の出張取材を減らす格好になったとしても、本当に大切なものにエネルギーを集中させていかねばならないのかな?とも思います。

 夜中になって下の道路から重機の音が響いてきました。
 運搬排雪もそろそろ今冬最後でしょうか?
 ● 2014年2月27日(木)  風邪
札幌

 今日の札幌もまるで春の暖かさです。

 出張中の寝不足続きが祟ったのか、札幌に戻った途端に風邪を引いてしまいました。
 来月以降、次の出張予定も控えているので早めに体調を整えておかないと…。
 ● 2014年2月26日(水)  442回目の「北斗星」
北斗星

 青函トンネルを抜けると日の出前。
 紫色に染まりつつある東の空には細い月と、そのすぐ傍には一際明るく金星が輝いていました。
 後で調べてみると、この日は月と金星が特に接近する貴重なタイミングだったようです。

北斗星

 やがて函館山が見えてくると、海の向こうからちょうど朝陽が昇り始めました。
 日毎に少しずつ変わり続ける日の出の時刻、加えて天候や列車の運行状況等々も関わって、何百回と乗り続けても同じ朝の風景に二度と出会うことはありません。
 一期一会…と言葉にするとベタな表現になってしまいますが、この風景を見ることができただけでも今回乗った甲斐はあったのかな?と思いました。

北斗星

 ここ最近は乗るたびに遅延続きでしたが、今回は遅延は僅かに数分…ほぼ定刻の順調な旅でした。
 まだまだ雪は深いものの、4日ぶりに戻ってきた札幌はすっかり春の陽気です。

(※「北斗星乗車記」は現在執筆中。もう少々お待ち下さい )
 ● 2014年2月25日(火)  長岡から東京経由で
長岡

 例によって東京に立ち寄ってから札幌に戻る予定ですが、先月に続いて今回も長岡泊。
 最終の新幹線で東京まで行ったとしてもその晩はどのみち宿に入るだけですし、それなら途中で降りてしまった方が移動も楽な上、宿代の相場も東京よりは手頃。
 しかも寝台特急「あけぼの」の機関車交換も最後にもう一度見ることができるという寸法です(笑)。

上越新幹線

 上下の「あけぼの」を見届けてから宿に戻ると深夜3時…。
 結局仮眠程度しか眠れぬまま、朝の上越新幹線「Maxとき」で一路東京へ。
 「数量限定」の文字に惹かれて買ってしまった長岡駅のレトロな駅弁が朝御飯です。

上越新幹線

 長岡の雪は先月よりも減ったように見えましたが、さすがに越後湯沢はまだまだ雪景色。
 そして国境を越えて群馬に入り、高崎を過ぎても車窓にはつい先日の大雪の痕跡が未だ残っているようでした。

北斗星

 東京での用事を済ませえて「北斗星」で帰札の途に。
 さすがに今夜はおとなしく寝てしまおうと思います。

(※「北斗星乗車記」は現在執筆中。もう少々お待ち下さい )
 ● 2014年2月24日(月)  えちぜん鉄道
福井

 今日は夕方までえちぜん鉄道の沿線取材。
 とにかく雪が無いので冬らしい景色は望めそうにありませんが、それならむしろ春の訪れを感じさせる風景でも見付けられたらと思います。
 朝から幾つかの駅をハシゴして、お昼前には先月訪れることができなかった大関駅前のカフェ「森のめぐみ」さんでしばしランチ休憩。
 御自慢の立派な薪ストーブと電車を絡めて撮ってみようと頑張ってはみたのですが…写真ではちょっと厳しいみたいですね。

福井

 大関駅近くの田園風景。
 今年も白鳥の群れが来ていると訊きましたが、あいにく皆でどこかに出掛けてしまっていたようです。

福井

 白鳥には振られましたが、鴨はしっかり捕まえました(笑)。
 越前開発の駅鴨くんと4ヶ月ぶりの再会です。

福井

 少々慌しい滞在でしたが、とりあえず今回のうちに見ておきたいものは概ね見ることができました。
 再来月あたりか、それとももう少し先か…いずれにしても今度来る頃には永平寺口駅の新駅舎も完成して、特急列車「恐竜エクスプレス」も走り始めて、見慣れた風景も少なからず変わっていることでしょう。
 遠隔地在住のハンディはありますが、これからもしっかり見届けて作品に残していきたいと思います。

 今回は諦めかけていたソースカツ丼、帰りの列車の待ち時間に福井駅で頂くことができました♪
 ● 2014年2月23日(日)  左義長まつり
福井

 昨年は吹雪の中の左義長でしたが、今年は一転穏やかな陽気。
 何より地元の方も驚くほどの雪の少なさで、同じ街、同じ時期とは思えないような風景です。
 勿論、全てのお仕事に対してそれほどの時間を割くことは現実的には不可能ですが、少なくとも、今後も継続的に取り組んでいきたい大切な地域や題材に関しては、一度や二度の訪問で判ったような気になってはいけないなぁ…と、昨年は吹雪に隠れて見えなかった雪山を眺めながらしみじみ思いました。

福井

 お昼に訪れた時にはあまりの行列で断念した「八助」さんのおろし蕎麦。
 夕方5時からの営業再開に合わせて再び足を運んでようやく頂くことができました♪
 ふと見ると向かいの壁には拙作・えちぜん鉄道カレンダーが。
 こうして地元の色々なところで当たり前のように使って頂けているのを見ると本当に嬉しくなります。

福井

 夜になるとさすがに少し肌寒くなってきました。
 大晦日に訪れた時の静かな夜の風景を思い出すと、今宵の賑わいが何だか不思議な気もします。

福井

 左義長のクライマックス、どんど焼きを見届けたら、えちぜん鉄道の最終電車で福井市内に戻ります。
 陽が上がった瞬間、少し離れて橋の上から眺めていても顔が熱くなるほどの熱気でした。
 ● 2014年2月22日(土)  夜の飛行機で本州へ
札幌

 今日から本州出張、でもその前に朝からNHK文化センター新さっぽろ教室。
 すぐ目の前から新千歳空港行きの電車が出ている好立地ですが、それでも先月のように講座を終えて即直行ではなく、一旦家に戻れるだけでも今回は随分楽に感じます。
 今日はなぜかお休みの生徒さんが多くて、勝手に決めつけてはいけませんがオリンピック疲れかな?と勘繰ってしまいました(笑)。

新千歳空港

 一旦帰宅、慌しく準備を済ませて夕方の電車で新千歳空港へ。
 空港はまだまだ雪の中ですが、戻ってくる頃にはもう少し春らしくなっているでしょうか?

小松空港

 今回は一日一本のエア・ドゥ直行便で小松空港へ。
 到着後、福井行きのリムジンバスは45分待ちとの事でしたが、この時間、既に喫茶店も売店も空いていないので、すぐに発車する小松駅行きの路線バスに乗ってしまうことにしました。
 幸い小松駅ではギリギリ発車3分前の普通列車にも間に合って、思いのほか早く福井に着くことができたのですが、こうしてたまに他所の地方空港も利用してみると、やっぱり新千歳のアクセスは恵まれている方なのかな?と考えさせられます。
 ● 2014年2月21日(金)  数年ぶりの再開
札幌

 朝から激しい吹雪でしたが、それでも降る雪の感じはだいぶ春らしくなってきた気がします。

 下描き途中で止まったままになっていた絵を数年ぶりに仕上げることにしました。
 当時は当時なりに頑張って描いていたつもりだったのですが、久々に眺めてみると構図のアレンジなど色々気付くこともあって、可能な範囲で補正したら多少は良くなったようです。
 一心不乱に取り組んでいる時ほど逆に見えなくなってしまう部分もありますから、勿論スケジュール的に可能ならばですが、時には敢えて途中で手を止めて離れてみるのも有効かも知れませんね。
 ● 2014年2月20日(木)  原画返却
札幌

 東京の出版社さんから原画が戻ってきました。
 多分、貨物列車のコンテナに積まれてきたのでしょう。
 伝票を見ると日曜日の到着予定が4日間も遅れていて、こんなところにも大雪の影響が及んでいたのかと驚かされました。
 ● 2014年2月19日(水)  NHK文化センター
札幌

 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室。
 「見たまま描けば良い」「描きたいように描けば良い」…というだけの説明では講師としてはダメなんだろうなと思います。
 見たまま描くにはどうすれば良いのか?というところから、私自身はいつも考える前に感覚で描いてしまっているような部分も含めて、きちんと噛み砕いた説明をする必要があるのでしょう。
 教える側も、常に色々考えていないといけませんね。
 ● 2014年2月18日(火)  札幌市電
札幌

 その時興味のないものでも、目に付いたものは撮っておくと後々貴重な「記録」になる…。
 写真を撮られる先輩方は口を揃えてそう言われます。
 私もこの歳になって、なるほどと感じることも多くなってきました。
 正直、右のほうにはあまり興味は無かったのですが(笑)…これも今冬の新しい札幌の風景と思って、敢えて狙って撮ってみることにしました。
 ● 2014年2月17日(月)  原画アルバム
札幌

 我が家の唯一最大の財産(笑)。
 出版社さんから戻ってきたまま、あるいは作品展に合わせて額装したまま分散してしまっていた多数の原画を全て作品アルバムに戻して整理し直しました。
 こうして自分の原画を見返す機会は意外と少ないものですが、たまに眺めてみると制作時期によって技法や作風も変化していることに気付いたりもします。

札幌

 今日は札幌でも激しい吹雪になりました。
 「北斗星」も週末から運休が続いているようです。
 ● 2014年2月16日(日)  はじめての恐竜
札幌

 そういえば子供の頃の落書きも含めて、未だ恐竜を描いたことは無かったかも知れません。
 もしかしたら今後仕事で必要になるかも?と思って、練習のつもりで描いてみました。
 フクイラプトルとフクイサウルス…のつもりです。
 ● 2014年2月15日(土)  バレンタインデーのプレゼント
札幌

 昨日のバレンタインデー、どういうわけか私からカミサンにプレゼントを買い与えることに…。

札幌

 実はスマホ台でした♪
 肉の焼き具合などなかなかリアルです!
 ● 2014年2月14日(金)  再び中央区役所へ
札幌

 先週に続いて所用で中央区役所へ。
 本題の用件もそこそこに、沖縄キャンプから戻って来られた係長さんから貴重な現地情報を色々聞かせて頂きました。
 選手の仕上がり具合や練習姿勢、それにファンへの接し方など、やっぱり現場で見る風景はメディアを通じて伝わってくるものとは違うみたいですね。

 すっかり街の風景に馴染んだ市電の新型低床車両「ポラリス」。
 一見、雪景色に埋没してしまいそうな色彩ですが、こういう風景の中でも程良く目立つ存在感はちょっと意外でした。
 ● 2014年2月13日(木)  雪の入れ方
札幌

 朝から所用で札幌駅界隈へ。
 今日も天気が良かったので「北斗星」を撮ってから帰ることにしました。
 今回は正攻法で琴似駅のホーム先端、当然ながら黄色い線と柵の内側から安全第一での撮影ですが、それでも咄嗟に縦構図に構え直して手前の積雪を大きく入れたら意外とゆったりとした雰囲気になりました。
 雪さえ積もれば何の変哲もない風景でも絵になってしまうことがありますが、まさにこの場所などその最たるものかも知れません。
 絵の中での雪の使い方、もっと研究してみる価値はありそうですね。
 ● 2014年2月12日(水)  すれ違い狙い
札幌

 今日の下り「北斗星」は1時間40分以上の遅延とのアナウンス。 
 こういう時はタイミングを計るのが結構難しいものですが、それでも目星を付けた対向列車に乗ってカメラを構えて待っていたら、ほぼ狙い通りの駅間で、しかも良い感じのカーブを描いて現れてくれました。
 ちょっとしたゲーム感覚ではありますが、真面目な話、こういう積み重ねが後々絵を描く上でも何かと役に立つものですから馬鹿にはできません。
 天気の良い日にはまた狙ってみようと思います。
 ● 2014年2月11日(火)  建国記念の日
札幌

 今日は日の丸を掲げた機関車の絵を描こうと思っていたのですが、あいにく色塗りまでは間に合いませんでした…。
 北海道で最初の鉄道、幌内鉄道のアメリカ製蒸気機関車。
 各地の博物館に現存するだけでも「弁慶号」「義経号」「しづか号」…といった仲間があるのですが、よく見るとそれぞれ細部のディテールが結構異なることに描き始めてから初めて気付いて、本当は「義経号」にするつもりが「弁慶号」になってしまいました。
 ● 2014年2月10日(月)  雪まつり
札幌

 午前中、天気が良かったので写真を撮りに行ってきました。
 一応、時刻表を睨みながらも最後は運任せのすれ違い狙いですが、今日の「北斗星」はなかなか絵になるポイントで姿を見せてくれました。

札幌

 午後まで色々撮り歩いて夕方前に一旦帰宅。
 夜になって改めて「さっぽろ雪まつり」を観に行ったのですが、カミサンが「寒い!寒い!」と駄々をこねるので軽く眺めただけで帰ってきてしまいました。
 気が付けばもう明日で閉幕、そして「雪まつり」が終わってしまえばいよいよ春間近…。
 今更ながら、冬の間にやっておこうと思っていた諸々を思い出してちょっと焦ります。

札幌

 ちょうど会場でやっていたモーグルのアトラクション。
 演技も凄いですが、大通公園にこんな大きな仮設ゲレンデを作ってしまうのも凄いですね!
 ● 2014年2月9日(日)  引き続き「北斗星乗車記」
札幌

 少しずつ書き進めてきた「北斗星乗車記」、ようやく昨年9月の大沼駅・貨物列車脱線事故のあたりまで終わりました。
 その前の8月の豪雨災害、7月の車両火災と、ちゃんと覚えているつもりでいても、細々としたところは結構忘れているものです。
 改めて写真やメモを広げてみて初めて気付く事柄も多くて、想像以上に時間が掛かってしまっています。
 内心、こういう作業にこれほど時間を費やす意義があるのかな?と思ってしまうこともありますが、結局はやっぱり「自分の為の備忘録」という一言に尽きるでしょう。
 勿論、写真や記録の全てを乗車記に載せているわけではありませんが、一回一回の乗車時のエピソードのほんの一端だけでも纏めておくと、仕事の上でもこの先何かと役に立ちそうな気がしています。

 とは言え、私が何の為に、どういう想いで「北斗星」に取り組んでいるかとなると、本当のところは多分誰にも伝わっていないと思いますし、敢えて伝える必要も無いのかな?とも思います。
 「北斗星」以外のライフワークも含めて、本当に大切な題材には、やっぱり「好き」とか「楽しい」とかいう感覚とは違うところで向き合うのが私の性分ですし、故に掘り下げようとすればするほど、逆に思いを語る機会は少なくなっていくものなのかも知れませんね。
 ● 2014年2月8日(土)  NHK文化センター
札幌

 午前中はNHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座。
 終了後、一人で後片付けをしていたら2時間半遅延の「トワイライトエクスプレス」が窓の外を通過していきました。
 そういえば今日はまだ「北斗星」も来てないなぁ…と不思議に思って運行情報サイトを確認すると、落部駅で信号故障、「北斗星」は1時間50分遅延との事。
 ということは、もしやあの「トワイライト〜」は落部駅で「北斗星」を追い抜いてきたのでしょうか?

札幌

 せっかくなので「北斗星」が来るまで待ってみることにしました。
 「トワイライト〜」通過から約1時間後、教室のすぐ目の前で撮っただけのお気軽写真ですが、それでもそこそこ絵になるお気に入りのポイントです。
 ● 2014年2月7日(金)  北方領土の日
札幌

 急な用事で大通まで出掛けたついでに雪まつり会場を少しだけ覘いてきました。
 今日のところは雪像をゆっくり見るほどの余裕は無かったのですが、この時期ならではの賑わい感だけは感じられた気がします。

札幌

 今日は北方領土の日。
 そして今夜はソチ・オリンピックの開会式。
 思うところは色々ありますが、日本人として、この日の意義をしっかり胸に刻んでおこうと思います。
 ● 2014年2月6日(木)  中央区役所
札幌

 とある用件で中央区役所を訪問。
 「スミマセン、今日明日は係長がお休みを頂いてまして…」と言われたので「沖縄ですか!?」と伺ったら案の定でした(笑)。
 お仕事はもとより、お互いファイターズファンということでも仲良くさせて頂いている係長さんですが、取材以外ではなかなか重い腰が上がらない私などと比べると、毎年遠く沖縄までキャンプを観に行かれるバイタリティにはつくづく頭が下がります。
 区役所には本題の用件のほうでまた近々足を運ぶことになりそうです。
 その時には何か良い土産話でも聞かせて頂けるでしょうか?
 ● 2014年2月5日(水)  NHK文化センター
札幌

 限りなく徹夜に近く、しかも昼食も食べそびれたまま、午後からNHK文化センター新さっぽろ教室へ。
 終了後、とある会社さんに少々急ぎのポストカードを納品。
 そういえば今日から雪まつりだったかな?と思いつつも、今日のところはおとなしく家に戻ることにします。

 モチベーションの保ち方、という命題をここしばらくずっと考え続けています。
 絵を描くことでも、それ以外の作業でも、相当無理な条件でも意欲を持って臨めるものもあれば、逆に全く気持ちが向けられないようなものもある。
 本音を言えばその違いの理由も漠然と分かってはいるのですが、それをどうコントロールしていけば良いものか…。
 とりわけ続けるべきものと切り捨てるべきものの取捨選択には頭を悩ませているところです。
 三十代の頃は勉強のつもりで、無駄なこと、面倒なことでもむしろ積極的に受け容れてきたつもりだったのですが、四十歳を過ぎてみると、そのあたりの意識も多少変わりつつあるような気がします。
 そろそろ本当に大切なことに時間と意識を集中させていくべき時期なんでしょうか?
 ● 2014年2月4日(火)  フレッシュネスバーガー
札幌

 今日もひたすら「北斗星」の写真整理。
 毎度の事ですが、こういう時は完璧を求めると身動きが取れなくなってしまうものですから、とりあえず悩む前に手を動かしてしまった方が良いみたいです。
 いよいよ煮詰まり、お腹も空いてきたので散歩がてら近所のハンバーガー屋さんへ。
 昼食のつもりが限りなく夕食に近い時間になってしまいました。
 ● 2014年2月3日(月)  「北斗星」の写真整理
札幌

 とあるメディアの方から「北斗星」の写真借用のご依頼を頂きました。
 「北斗星」の写真なら沢山持っているだろうということでお声を掛けて下さったようですが、しかし実際のところ、こういう場合にはむしろ沢山あり過ぎる方が厄介なものです。
 例えば同じ10枚の写真を、100枚の中から探すのと、1万枚の中から探すのではどちらが大変か?…と言えば事情は大体お察し頂けるかと思います。
 しかし、思い起こせば過去にも別媒体で同じような苦労をしたことが何度もありましたし、恐らく今後もこういうケースは少なからずありそうな気がします。
 それに何より自分自身の為にも、絵に描く時の参考資料として、必要な写真がすぐに抜き出せる状況を整えておくに越したことはありません。
 というか、このままストックばかりが溜まってしまってはいよいよ収拾がつかなくなってしまいそうです。

 そんなわけで、まずは今回必要な写真を選ぶ前に、意を決してこれまで撮り溜めた取材写真の大整理から手をつけてみることにしたのですが…。
 まぁ、多少の覚悟はしていたものの、とにかく膨大な量には自分でも驚くやら呆れるやら。
 しかも、基本的にあくまで絵の参考用として撮っているだけなので、それ自体写真として人前に晒せるものとなると相当絞り込まなければなりません。
 どうやら徹夜ひと晩で片付けられるような簡単な話ではなかったようで…。
 ● 2014年2月2日(日)  立ち位置
札幌

 政治の話は好みませんので敢えて深くは触れませんが、大好きな「たかじんのそこまで言って委員会」を観ていたら、とある微妙な時事問題について、しばしば目にするメディアの論調とは真逆の評価が、少なくとも出演者の方々の中では圧倒的に支持されているのを見てちょっと感心してしまいました。
 当たり前の事ですが、立ち位置によって見える風景はまるで異なるものですし、更に言えば、伝える側の匙加減ひとつで右にも左にも傾いてしまうもの。
 そういう意味では、己の意見を「世論だ!民意だ!常識だ!」と言い換えて語る人よりは、「自分はこう思う」と語れる人のほうが、価値観はどうであれ人間としては信頼できるような気がします。
 人の意見や報道に耳を傾ける時にも、自分の意見を語る時にも、その点だけは肝に銘じておかねばと改めて考えさせられました。

 思いのほか気温が高かったのか、午後になって外に出ると道路はすっかり泥色でした。
 ● 2014年2月1日(土)  白玉ぜんざい
札幌

 今日から始まったファイターズの春季キャンプ。
 最下位で終わってしまうとあまり観る気もしないよなぁ…などと言ってたくせに、いざ始まると結局TVの前に座ってしまうのがファン心理というものです。
 そもそも大型補強に関心のないチーム方針だけに、キャンプ序盤はさして大きな話題もないものですが、しかし今年ばかりは戻ってきた白井コーチがしっかりチームを締め直してくれたら…と、期待というより半ば祈るような思いで見守ってしまいます。

 夕方からカミサンの買い物に付き合って、気分転換も兼ねて白玉ぜんざいを頂いてきました。
 酒もタバコも全くダメなので、ちょっとした気分転換にはやっぱり温かくて甘いものですね♪



2014年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ● 2014年1月31日(金)  ササラ電車
札幌

 今日の札幌は猛吹雪!
 ササラ電車も大活躍でした。
 全身雪ダルマになりながら道路際で見る姿も迫力満点で絵になるのですが、こうして温かいお店の窓辺から眺める普段着っぽい感じも大好きです。
 ● 2014年1月30日(木)  原画展のハガキ
札幌

 随分雪が積もったところに今日は気温が上がってしまい、おかげで道路は巨大な水溜りです。

札幌

 毎年恒例、3月の「ギャラリー土土」さんでの原画展の案内ハガキが出来上がってきました。
 デザインも概ね例年のパターンの踏襲で、いささか安直過ぎたかな?と思いつつも、その実、データ作成〜発注段階で思わぬ苦労もあったのですが、ともかくこれでようやく肩の荷がひとつ降りた気がします。
 正直、絵を描く以外のこういう作業は決して得意な方では無いのですが、でも逆にこういう作業こそきちんと取り組むのがプロの仕事なのかな?とも思います。
 結局、何事も勉強…ということですね。
 ● 2014年1月29日(水)  NHK文化センター
札幌

 午後からNHK文化センター新さっぽろ教室。
 帰札翌日、しかも前夜は飛行機遅延で最後の最後まで冷や汗ものだっただけに、ともかく無事出勤できただけでもホッとしました。
 今日は寄り道もせずに家に戻って、とりあえず色々溜まってしまった雑事の整理です。
 ● 2014年1月28日(火)  寄り道しつつ札幌へ
長岡

 深夜、宿泊先の長岡駅前のホテルのすぐ近くの踏切から、寝台特急「あけぼの」の機関車交換作業を見ることができました。
 列車が近付くたびにポイントの融雪用スプリンクラーが噴き出すのが、北海道ではまず有り得ない珍しい光景です。
 こういう場面もいずれぜひ描いてみたいと思ってはいたのですが、さすがにこれだけの為に札幌から足を運ぶのは難しいですから、ちょうど福井取材の帰りに寄る機会が得られたのは幸いでした。

上越線

 長岡からは上越線の普通列車で東京を目指します。
 やはり北海道とはどこか違う雪景色。
 とりわけ越後湯沢から水上までの「国境越え」の区間は列車本数が少なくて苦労しますが、それでも敢えて普通列車を選んで良かった!と思わせてくれる風景です。

水上

 水上駅前で遅めの昼食。
 上州真田の味・群馬名物「おっきりこみ」…だそうです。

上信電鉄

 高崎まで辿り着いたのは15時頃。
 帰りの便までまだ余裕があったので、途中までの区間ですが未だ一度も乗ったことのない上信電鉄にも乗ってみることにしました。

 やはり私の中では、えちぜん鉄道がローカル私鉄のひとつの尺度になっているのかな?と思います。
 勿論、決して優劣比較ということではなくて、「地域によってこんなところが違うんだな!」とか、「あぁ、こういう接客サービスもあるんだな!」とか、色々気付かせて頂くきっかけとして、自分なりのスタンダードになっているという意味です。
 そう考えると、いささか漠然とした言い方ですが、上信電鉄の施設も沿線風景もやっぱり北関東らしい風情に溢れているようにも感じられました。
 素朴な木造駅舎がまた残っているのも魅力的で、また近々、もう少し時間に余裕を持って再訪してみたいと思っています。

AIRDO

 羽田空港に着いてみると、復路のエア・ドゥ新千歳便は大雪の影響で軒並み大幅遅延との事。
 予約していた最終便から一便前に振り替えるよう勧められて、それでもJRの最終電車には間に合わない恐れがあると随分念を押されましたが、結果的には思ったよりも随分早く新千歳に着いてしまいました。
 上空で気流が荒れているとのアナウンスが何度もありましたが、荒れた気流がたまたま飛行速度を速めるほうに働いたのでしょうか?
 ともあれ、無事に最終電車にも乗り継げたのですから、やっぱり今回の旅は最後までツキに恵まれていたようです。
 ● 2014年1月27日(月)  冬晴れの福井から長岡へ
福井

 さすがに昨晩は早々に熟睡、おかげで今朝は気持ちよく目が覚めました。
 本場・福井で「ちりとてちん」を観られるのも何となく嬉しいものです(笑)。

福井

 昨日の冷たい雨から一転、今日は素晴らしい青空に恵まれました。
 冬の北陸でこういう好天は珍しいと地元の方にも言われましたが、だとすると今回の取材は結構ツキがあるのかも知れません。
 今日も夕方まで、えちぜん鉄道の沿線取材。
 せっかく綺麗に見えている白山がうまく納まる構図を探して、勝山永平寺線を中心に夕方までひたすら歩き回ります。

福井

 滞在中、今回もまた新しい発見が色々ありましたが、一方で、こんなことにも気付いていなかったのか!と愕然となる場面もありました。
 5年間、年に何度も通い続けていても、まだまだ知らないことが一杯なんだなぁ…と、地元民でない自分の立ち位置が少々もどかしくも感じてしまいます。
 でも、こういう「手が届きそうで届かない憧れ感」みたいなものが、結局は私の場合、次の創作へのモチベーションにも繋がっているのかな?とも思います。

 福井を離れるJRの車窓から、黄昏の白山を背に解体されていく旧型電車の姿が見えました。
 2両のうち1両は既に車体も殆ど無くなってしまっていたようです。
 ある意味、私と福井を結び付けてくれたきっかけの一つと言えるかもしれない大好きな電車でした。
 彼らを労うかのような素晴らしい青空の下、こうして最期の姿を見届けられたのも何かの運命でしょうか?

直江津

 金沢、直江津と乗り継いで、普通列車で今夜は長岡まで。
 札幌に戻る飛行機もやはり羽田経由ですが、東京までは敢えて新幹線を使わずに、普通列車利用で節約するかわりに1泊増やして寄り道しながら行こうという算段です。
 まだまだ長い道中になりそうですが、今回ばかりはちょっとだけ旅を楽しんでしまおうと思います。
 ● 2014年1月26日(日)  雨の福井取材
福井

 昨晩は23時過ぎに福井到着。
 1時間ほど仮眠の後、ほぼ徹夜の取材も午前中には無事終了。
 降り続く雨と冷たい風には参りましたが、それでも想像以上の大収穫でした。

 すぐに帰って仮眠できるよう連泊で宿を取っておいたのですが、せっかくここまで来たのだからと、気合いを入れ直してえちぜん鉄道の沿線取材に繰り出します。

福井

 まずは勝山永平寺線の終点・勝山へ。
 たまたま今日開催中だった「年の市」にも足を運んでみたのですが、どうやら最も賑わうのは朝のうちだったらしく、昼過ぎに着いた頃にはそろそろ出店も片付けられ始めていました。

福井

 遅めのお昼は大晦日以来、ひと月ぶりの「八助」さんで。
 また左義長まつりの頃にでも…と思っていたのですが、予定よりも随分早い再訪となりました。

福井

 えちぜん鉄道と福井鉄道の結節点、田原町駅。
 木造の上屋に覆われた昔ながらの佇まいが印象的な駅でしたが、いよいよ両線の相互乗り入れに向けての改修工事が始まって、まずは福井鉄道側のホームがちょうど今朝から仮設線路に切り替えられたところでした。
 今後は駅舎・上屋が取り壊されて、全く新しい駅に生まれ変わることになるそうです。

 本格的に御縁を持たせて頂くようになって5年余り。
 すっかり馴染んだ福井の風景もこれから急速に変わっていくことになるのでしょう。
 遠く離れた札幌で一人流れに取り残されてしまわないよう、これからもしっかり追い続けていかねばと思います。

福井

 夕食は勿論「ヨーロッパ軒」さんのソースカツ丼♪
 さすがに福井駅前から総本店まで歩く気力は残っておらず、今日は駅から近い豊島分店のほうで…。
 ● 2014年1月25日(土)  羽田経由で福井へ
AIRDO

 朝からNHK文化センター新さっぽろ教室で新年最初の講師のお仕事。
 終了後、新千歳空港に直行して午後のエア・ドゥで本州へ。
 急に決まった取材予定で行先は例によって福井ですが、小松直行便は本数が少なくて旅程に制約が生じる上、途中寄り道の都合もあるので今回も敢えて羽田経由です。
 京急一本で品川に出てしまえばすぐに東海道新幹線にも乗り継げるの便利さも魅力ですが、しかし今回は離陸がだいぶ遅れてしまったようで…。

羽田空港

 結局、羽田到着は40分ほどの遅延、しかもターミナルビルから離れたところで降ろされてのランプバス移動となりました。
 指定席を取っていた新幹線は既に絶望的ですが、そのかわり、駐機場のまわりには退役間近のANAのジャンボや、「モヒカン」こと復刻塗装機などの姿も。
 レアな機体を、レアな目線で眺めることができただけでもむしろラッキーだったかも知れませんね。

米原

 指定された列車に乗り遅れた場合でも、当日中であれば後続列車の自由席に乗れる救済措置がありますが、結果的には自由席の方が空いていたので却ってゆったり寛ぐことができました。

 予定より1時間ほど遅れて米原に着く頃には、すっかり夜になってしまいました。
 いつもは駆け足て福井方面行きに乗り換えるところですが、今回は米原で少々滞在予定。
 たまに立ち止まって眺めてみると、ホーム末端・先頭車付近は何となくのどかな雰囲気です。

彦根

 詳しい説明は省かせて頂きますが、米原下車後の取材先でも、結果的には1時間の遅れが幸いして思いがけず貴重な瞬間に立ち会えることとなりました。
 「北斗星」でもいつもそうですが、どういうわけか遅延やアクシデントに巻き込まれてしまった時ほど、逆に最後はそれら全てが自分にとって幸運に繋がってしまうから不思議です。

 取材先への移動は初めて乗る近江鉄道。
 JRと接続する彦根駅の改札付近はまさに昭和の佇まいでした。
 今となっては記憶も少々曖昧ですが、昔々、京福時代の福井駅もこんな雰囲気だったような気がします。

彦根

 駅構内には珍しい機関車たちが一杯!
 アメリカ、イギリスからの輸入機も含めて、多くが大正時代に製造された貴重な車両なんだそうです。
 機会があれば明るい時間にまた訪れてみたいところです。

 米原から最終の特急「しらさぎ」で福井へ。
 とある事情で到着後は徹夜取材の予定です。
 ● 2014年1月24日(金)  北斗星乗車記
札幌

 多忙を言い訳に一年以上、すっかり滞ってしまった「北斗星乗車記」ブログの更新を再び始めることにしました。
 正直、結構時間も掛かってしまうものなので負担は少なくないのですが、自分自身の為の備忘録としての意味合いも大きいので、やっぱり頑張って残しておいた方が良いのかな?とも思います。
 事実、当時のメモや写真を軽く見返してみただけでも、自分でも忘れていたようなエピソードが色々出てきてビックリしているところです。
 とりあえず昨冬乗車分のうち6回分ほどUpしましたが、残すところまだ20回分以上…借金完済はまだまだ先になりそうです(汗)。
 ● 2014年1月23日(木)  電停の黒猫
札幌

 西4丁目電停前で黒猫に遭遇!
 しばらく前からこのあたりに出没するようになって、結構話題になっているようです。
 本当はどちらかといえばイヌ派の私ですが、電車や駅との絡みとなるとなぜかネコの印象が強くなるから不思議です。
 こういう風景も今後のテーマですね。
 ● 2014年1月22日(水)  自衛隊さんに感謝!
札幌

 雪像作りが進む大通公園。
 隊員の方が描かれた可愛いイラストで、これまで手掛けられた雪像やそれぞれの難易度などを紹介する大きなボードが立てられていました。
 一見、若い方の作品かと思いきや、「雪像作りは19年目…」とありましたから、中堅〜ベテランの隊員さんの作品でしょうか?
 国の平和と我々の生命を守って下さる傍らで、こうして地域に沢山の笑顔も届けて下さる自衛隊の皆さんのご活躍が身近に感じられて、眺めていてちょっと嬉しくなりました。
 ● 2014年1月21日(火)  雑用的な作業
札幌

 散髪に行ってようやく少し頭が軽くなりました。

 雑用的なPC作業ですが、今まで試したことがなく、しかも少々急を要する案件を抱えることになってしまいました。
 当たり前の事ですが、こういう時に誰にも頼れないのがフリーランスの身。
 「嫌な上司も同僚もいなくて、自由でいいですねぇ…」などと時々言われることもありますが、言い換えれば、イザという時フォローしてくれる上司も同僚もいないんだぞと、心の中ではついブツブツと言い返したくなってしまいます。
 …って、こういう事を考えている時点で既にストレスが溜まってるんでしょうね。
 悪い毒が出ないように気を付けないと。
 ● 2014年1月20日(月)  帰札翌日
札幌

 旅の疲れで寝過ごしてしまいそうなところですが、それでも再放送中の「ちりとてちん」観たさに朝7時15分にはしっかり目が覚めてしまうのですから我ながら大したものです(笑)。
 例によって帰札翌日は膨大な枚数になってしまった出張中の写真の整理。
 加えて出発前から持ち越しになってしまった雑誌記事の校正や、溜まってしまった諸々の雑用など、結局いつもバタバタと過ごすことになってしまいます。
 写真の整理も、とりあえずフォルダに入れて済ませてしまうなら話は簡単なんですが、それでは後々必要なものを探し出そうという時に苦労するのは目に見えています。
 そこで、ここは元システムエンジニアらしく「命名規約」なるものを作って、日付+シーケンス番号に加えて、地域別・題材別に一発で検索できるような符号を含めたファイル名に一括変換するようルール化して管理しています。
 さすがに手間は掛かるものの、こうでもしておかなければ数万枚?のストックの中から必要な一枚を探し出すことなどほぼ不可能でしょう。
 あとは、取材も含めてこれだけ費やした労力をいかに実際の創作に繋げていくか…ですね。

 今日の夕食はカミサン手作りの担担麺♪
 ● 2014年1月19日(日)  機関車不具合
北斗星

 下り「北斗星」の朝、函館あたりで目が覚めました。
 ピンク色の朝焼け空に丸い月、パステル画のような風景でした。

北斗星

 数分遅延でほぼ順調に走り続けていましたが、洞爺の手前で突然の信号待ち。
 その後、いつもと違うホームに入ったので何だろうと思っていたら、ほどなく後続の貨物列車がやってきて、そのまま追い抜いて行ってしまいました。
 機関車の保安機器不具合…と言うと、やはりATSの故障でしょうか?
 このまま洞爺でしばらく停車し、安全確保要員の到着を待って発車するとの車内放送が流れました。

北斗星

 結局、洞爺発車は30分ほどの遅延に。
 機関車不具合ともなると相当時間が掛かるだろうと覚悟はしていたのですが、思ったよりも随分早い運転再開となりました。

 多少の遅延はありましたが、むしろ遅延のおかげで見ることができた貴重なシーンも沢山ありました。
 往復共に成果大、いつになく手応えのある新年最初の「北斗星」の旅でした。

(※「北斗星乗車記」は現在執筆中。もう少々お待ち下さい )
 ● 2014年1月18日(土)  441回目の「北斗星」
北斗星

 フリーランスの特権で極力週末を避けるようにはしているつもりなんですが、それでもなぜか旅程が週末に重なってしまうこともよくあります。
 前回、昨年暮のクリスマス3連休の下り列車が大変な混雑ぶりだっただけに、今日もどうなることかと戦々恐々だったのですが、いざ乗ってみると車内は意外なほどひっそりとした雰囲気でした。
 とは言え、覘いてみるとディナーのテーブルは満席、いつもはお弁当やお土産品を並べている一番厨房寄りの2人席までディナー客で埋まっていましたから、決してガラガラというわけでもないようです。
 乗車率と言う意味での混み具合と、食堂車やロビーで感じる賑わい感は必ずしも比例しないのが面白いところで、こればかりは何度乗ってもなかなか分からないものです。

北斗星

 発車後まずは車内販売の「グランシャリオ弁当」で小腹を満たして、パブタイムの食堂車は軽めの夜食で済ませるのが最近の下り列車でのパターンです。
 これもお気に入りのピッツァ・マルゲリータ。
 パリッとした薄手の生地で、お腹一杯というよりも夜食に丁度良い位のボリュームです。

北斗星

 北上するにつれて外は本格的に吹雪いてきたようです。
 デッキの中にまで吹き込む雪も、冬の汽車旅の風物詩です。

(※「北斗星乗車記」は現在執筆中。もう少々お待ち下さい )
 ● 2014年1月17日(金)  東京滞在
北斗星

 「雪により信号が切り替わらなくなった為、30分ほど遅れて運転しております…」と、朝一番の車内放送が流れました。
 福島を過ぎると次第に空が明るくなり、郡山あたりでようやく雲の隙間から朝陽が見えてきました。
 車窓に雪は無いものの、いかにも寒そうな風景です。

北斗星

 上野到着は約45分遅延。
 元々、冬季限定の減速ダイヤで到着時刻が繰り下げられていたので、通常ダイヤと比べると1時間以上も遅くなってしまった計算ですが、そこは厳冬期の長距離列車、こうして無事に動いてくれているだけでも感謝しなければと思います。

 関東地方も寒さが厳しくなりそうだと天気予報で訊いた気がしたのですが、降りてみると思ったよりは割と暖かな印象です。

(※「北斗星乗車記」は現在執筆中。もう少々お待ち下さい )

都電

 幸い天気にも恵まれたので、今後の為に都電沿線を少し取材しておくことにしました。
 ここに限らず、具体的に今すぐ描く予定は無いものの、いずれもし機会があれば…というものに関しては、ついでの時に少しずつでも取材を重ねておくよう意識してはいるのですが、一方で、そういうストックばかりが増えてしまっても…というジレンマもあって難しいところではあります。
 ともあれ、たまに都電に乗ってみると趣のあるアップダウンや急カーブが多くて、正直、その点は札幌市電よりも絵にまとめやすそうだなぁ…とちょっとだけ羨ましく感じてしまいます。

北斗星

 夜になって、「北斗星」の通過を見送りに行ってきました。
 と言っても、いわゆる「撮り鉄」の知識も技術もありませんから、とある駅のホームに立って気楽に眺めただけですが、こうして雰囲気を見ておくだけでも今後の創作には大いに役立ちそうです。
 「北斗星」もそろそろ本格的に描いておこうと常々思ってはいるのですが、具体的にどういう切り口で、どんなタッチで描いていくべきなのか…。
 やはり考え過ぎると描く前に手が止まってしまうので、良い意味での割り切りと、描かざるを得ないシチュエーションを自ら作ってしまうことも大切かも知れませんね。
 ● 2014年1月16日(木)  440回目の「北斗星」
北斗星

 とりあえず、出発前に済ませておくべき作業だけはどうにか全て終わらせました。
 年明け最初の「北斗星」で東京へ。
 やがて函館が近付くにつれて、雪雲が途切れて綺麗な月が覗きはじめました。

北斗星

 函館駅での機関車交換、最後尾車両はすっかり白覆面です。

 数分遅延は函館発車時点で一旦回復したものの、青函トンネルを抜けた後、青森手前の無人駅で突然停まるとそのまま動かなくなってしまいました。
 時計を見ると深夜0時。
 さすがにこの時間では車内放送もありませんから詳しい事情は分かりませんが、やはり雪の影響なんでしょうか?

(※「北斗星乗車記」は現在執筆中。もう少々お待ち下さい )
 ● 2014年1月15日(水)  再整理
札幌

 喫緊の締切をひとつクリアしたところで、なかなか手が回らずにいた諸々別件の再整理。
 とりあえずひと段落…どころか、まだまだやるべき事、決めなければならない事が沢山溜まっているのを思い出してちょっと焦っています。
 と言っても、要は自分自身の作業効率の悪さが全ての原因なんですが、とりわけこういう場面での優先順位の付け方だけはもっと上手にならなければと、今更ながらつくづく思います。
 ● 2014年1月14日(火)  原画入稿
札幌

 思った以上の難産でしたが、どうにか仕上げることができました。
 ささやかなお土産も添えて、徹夜で描き終えたイラストを取り急ぎ出版社さんへ郵送。
 年末からずっと続いてきたバタバタもようやく終息の兆しが見えてきたようです。
 ● 2014年1月13日(月)  原稿執筆
札幌

 イラストの仕上げと併せて原稿執筆。
 いくら悩んでもなかなか文章にまとまらないので、とりあえずPCだけ持って街に出てきました。
 酒もタバコも全くダメとなると、ちょっとした気分転換といえば外に出て頭を冷やす位しかありません。
 コーヒーを飲みながら色々思いを巡らせた末、最終的には一番最初に思い浮かんでいた重要なフレーズを思い切って捨ててみたら案外綺麗にまとまってしまいました。
 ブレないことも大切ですが、拘り過ぎない柔軟さも時には必要なようです。
 ● 2014年1月12日(日)  制作中
札幌

 週明け締切りのイラスト制作、2点並行で進行中。
 イメージさえ決まってしまえばあとは割と単純作業なので、ひたすら頑張って描き進めるのみです。
 とりあえず、今夜のうちに完成が見える位にまでは持ち込んでしまうつもりです。
 
 ● 2014年1月11日(土)  小海老天おろし蕎麦
札幌

 札幌でおろし蕎麦が頂けるお店が無いと嘆いていたら、意外にもすぐ近所の蕎麦屋さんに「小海老天おろしそば」なるメニューを発見!
 思い描いていた「おろし蕎麦」のイメージとはいささか趣が違いますが、実は海老天も好物なのでこれはこれで大満足です♪
 ● 2014年1月10日(金)  遠くの雪雲
札幌

 岩見沢の豪雪のニュースがまるで嘘のように札幌は穏やかな空模様です。
 毎年よくあることですが、地形の関係で雪雲がちょうど札幌を避けて流れているようです。

 何を描くかギリギリまで悩んでいた締切間際のイラスト、ようやく腹が決まって今日から本格的に着手しました。
 考え過ぎて手が動かなくなるのも私の悪い癖。
 もっとバッサリと割り切って、勢いで進めてしまうことも覚えていかないといけませんね。
 ● 2014年1月9日(木)  越前おろし蕎麦(?)
札幌

 札幌の蕎麦屋さんではなかなか見当たらないので、意を決して自分で作ってみることにしました。
 と言っても、スーパーで売っているゆで蕎麦を温めて、大根おろしと鰹節をかけただけの簡易版ですが…。
 ● 2014年1月8日(水)  電池交換
札幌

 カミサンの腕時計の電池が全部切れてしまったというので、しばらく前から止まっていた自分の懐中時計とあわせて電池交換に行ってきました。
 こういうのは値段の相場が分かりにくくてちょっと勇気が要るのですが、まぁ、それほど大きな負担にはならなかったのでホッとしました。

 やっぱり大切なものであれば尚の事、綺麗なままでコレクションしておくよりも、ボロボロになるまで使い込んであげたほうが良いのでしょうか?
 ● 2014年1月7日(火)  割と暖かな日
札幌

 少し寒さが緩んだようで、昼食を買いに外に出ると道路が泥だらけになっていました。

 昨年暮に入稿済みの雑誌記事の確認作業。
 当初のイメージと若干違うところが出てしまったのですが、咄嗟のアイディアで何とか良い方向に戻せたような気がします。
 とりわけ想い入れのある題材を採り上げたページだけに、客観的に割り切ってしまえない部分が多くて余計に苦しむことになってしまったのですが、今のところ何とかバランスを保ちながら進められているのかな?と、ちょっとだけ安心しているところです。
 ● 2014年1月6日(月)  仕事始め
札幌

 自由業の身にはあまり暦は関係ないのですが、お取引先の会社さんからのメールなどが届き始めると、いよいよ仕事始めだなぁ…という気になります。

 夕方、電車通りを歩いていたらファイターズタクシーがやってきました。
 惜しいところで市電とのツーショットは逃しましたが…。
 ● 2014年1月5日(日)  初詣
札幌

 大本山永平寺で新年を迎えたのを皮切りに、神様仏様が喧嘩しそうなほど福井では行く先々で何度もお参りしてきた一方、自宅から徒歩10分の地元・北海道神宮が一番最後になってしまったのは何だか申し訳ないような気もします。
 正月気分もそろそろ抜けつつある頃ですが、境内はまだまだ大変な混雑でした。

札幌

 新年初しるこ♪
 ● 2014年1月4日(土)  三が日が過ぎても…。
札幌

 年賀状を沢山頂戴してしまったにも関わらず、三が日が過ぎてもこちらからはお出しできる目処さえつかないのは心苦しい限りです。
 申し訳ありませんが、目先の締切をひとつクリアするまでは業務に専念させて頂こうと思います。
 福井は拍子抜けするほど雪がありませんでしたが、帰ってきた札幌はすっかり本格的な雪景色です。
 ● 2014年1月3日(金)  寄り道しつつ札幌へ
八戸

 いつもは八戸駅までクルマで送ってもらうのですが、道路事情が悪そうなので今朝は実家の近くの八戸線・鮫駅まで。
 束の間のローカル線の旅を楽しんでから新幹線で新青森へと向かいます。

青森

 新青森では2時間ほどの待ち時間があったので、路線バスに乗ってちょっと寄り道…。

八戸

 たまたま市内のショッピングセンターで開催中だった「ルパン三世展」を観に行ってきました♪
 2年以上前に東京でも観たことのあるイベントですが、その後全国各地を巡回してこの青森がいよいよ最後の展示なんだそうです。
 長期に亘って多くの方々が携わられた作品だけに、並べてみると表情や作風も時代や作品によって随分違っているのが分かって興味深いところです。
 すっかり格好良い描画になってしまった最近のTVスペシャルも悪くないのですが、個人的にはやっぱり昔の30分番組、赤いジャケットの時代のシンプルな絵が懐かしく感じられます。

函館

 道内特急大幅減便の影響もあって、函館でも2時間ほど時間が空いてしまいました。
 市電に乗って函館山の麓のラーメン屋さんで遅めの昼食。
 それでもまだまだ余裕があったので、函館駅までのんびり歩いて戻ることに。
 おかげで随分沢山の風景を撮ることができました。
 早速次のお仕事で描いてみようかな?…というようなポイントもいくつかあって、結果的には思いがけず有意義な時間になりました。

北斗

 函館からは臨時特急「北斗95号」で札幌へ。
 昨年の車両火災の影響による運休列車の代わりに設定された列車ですが、定期列車の合間を縫ってダイヤを組んだので、通常3時間半ほどの距離に5時間を要する鈍足ぶり。
 しかも車両繰りの都合でリゾート列車用の車両が充てられているので、眺めの良い「天窓」がある代わりに荷棚が無く、帰省の大荷物を抱えての旅は正直いささか窮屈なものでした。
 それでも、行き違い待ちで普段停まらないような小駅に停まったり、貴重な光景も見ることができたのですから、まぁ、これも今回限りの良い想い出といったところでしょうか?

 札幌到着、20時36分。
 鮫を出てから12時間以上の長旅でしたが、意外と疲れを感じなかったのは途中多めに休憩を挟んだからかも知れません。
 やっぱり乗りっぱなしよりも、時々駅を出て少し歩いた方が良いみたいですね。
 ● 2014年1月2日(木)  福井から八戸へ
福井

 福井を離れる前にもう少しだけ、えちぜん鉄道の駅取材。
 限られた時間でしたが、絵になりそうな風景などもいくつか見つかってそれなりの収穫でした。
 とは言え、天候だけはやはり最後まで心残りで、雪のある時期にもう一度訪れなければならないかなぁ?…などと思いながら、お昼前の特急「しらさぎ」で帰途につきました。

東京

 北陸から北日本にかけて荒天との予報でしたが、幸い大きな遅延もなく至って順調な道中でした。
 米原から東海道新幹線で東京へ。
 休憩も兼ねて1時間弱の乗換え時間を取っておいたものの、Uターンラッシュの大混雑で喫茶店にも入れぬまま、結局バタバタと東北新幹線に乗り継いで更に北へと向かいます。

東北新幹線

 大宮に近付く頃、ふと車窓を見ると夕焼け空に富士山の綺麗な稜線が浮かんでいました。

八戸

 今夜は八戸泊。
 年末から実家に預けておいたカミサンと合流して、明日の列車で札幌に戻る予定です。

 実家に着いてみると、義妹が先月札幌から連れ帰った可愛い仔犬が待っていました。
 いつもの躾の悪い犬は、たまたまこの日に限って義妹の夫の実家の方に遊びに行っていて、代わりにこの子が預けられていたようです。
 今度実家を訪れる時には、恐らく躾の悪い方が戻ってきているか、あるいは可愛い方がいたとしても大分成長してしまっていることでしょう。
 いずれにせよ、この無邪気な姿は今回で見納めになりそうです。
 ● 2014年1月1日(元日)  元日のえちぜん鉄道
福井

 新年あけましておめでとうございます。
 旧年中の沢山の御縁に感謝しつつ、ますます創作活動に精進して参ります。
 本年もよろしくお願い致します。

 元旦の福井はかなり激しい雨でした。
 取材的にはせめて雪なら…というところですが、当地で新年を迎えられただけでも私にとっては大収穫だったのかな?とも思います。
 今日一日、雨の日なりに駅や沿線の正月らしい風景をできるだけ探し歩いてみることにします。

福井

 昨晩遅くに訪れた線路際の神社に今朝もお参りしてきました。
 参道の石段の途中を突然線路が横切っていて、建前としては線路侵入は勿論御法度ですが、踏切も別の参道も無いのでここを渡らないと参拝に行けないという何とも不思議なシチュエーションです。
 さすがに普段は訪れる人も稀なんでしょうが、やはり元日とあっては初詣に来られる方も少なからずおられるのでしょう。
 とりわけ今日は何度も警笛を鳴らしながら、ゆっくりゆっくり、運転士さんも相当神経を遣いながら通過されている様子が覗えました。

福井

 とある無人駅の待合室前には不相応なほど立派な門松が立てられていました。
 5年前にも同じ風景を見た記憶があります。
 後で訊けば地元の方が毎年立てて下さっているんだとか。
 やっぱり地域に愛されている電車なんだなぁ…と、見ているだけで心が和む風景でした。

福井

 昨日もお昼はソースカツ丼、夜はおろし蕎麦だったのですが…(笑)。
 元日から大好物を頂くことができただけでも大満足です♪
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