「竈門神社」なる名前に惹かれて、取材先からちょっとだけ足を延ばしてきました。
かの人気アニメゆかりの地……なのかどうかは分かりませんが、緑に囲まれた、穏やかで佳い雰囲気の神社でした。
今日も厳しい暑さですが、木陰の涼しさと風鈴の音に少しだけ心が和みます。
空港に向かう前にこちらにも寄ってきました。
カミサンに頼まれていたお土産を探してきます。
戦利品!
JR博多駅。
今回はJR九州には一度も乗らずに終わりました。
限られた時間でしたが有意義な福岡滞在でした。
午後の飛行機で帰途につきます。
日没前に羽田空港に着きました。
空港内で夕食を済ませて、新千歳行き最終便で札幌に帰ります。
今日も東京湾の夜景が綺麗でした。
ヤフオクドーム……じゃなくて「みずほPayPayドーム」の大きな丸い屋根が見えてきました!
はじめての街、はじめての空港、到着前からちょっとワクワク……。
新幹線の車両基地が見えました。
ジンベエジェット!
数多の飛行機がひっきりなしに出入りする大空港です。
立地的には、丘珠空港を巨大化したような感じでしょうか?
街が近くて実に便利そうです。
空港から地下鉄に乗って街に出て、西鉄電車に乗り換えて取材先に向かいます。
なんとなく昭和の趣を感じる電車でした。
さすがに九州の陽射しと暑さは北海道民には厳しいですね。
取材を終えたらもう食事に出る気力もなく、せっかくの福岡なのに夕食はコンビニ弁当で済ませてしまいました。
初めてご連絡頂いた会社さんと、お打合せをさせて頂きました。
知らないところで私の作品に目を留めて、一緒にお仕事をしたいと思い続けていて下さったのは、本当にありがたい限りです。
まだ企画段階なのでどうなるか分かりませんが、ぜひ良い方向に進められたらと願っています。
ちょっとだけですが、我が家からも見えました。
札幌に戻る前に少しだけ寄ってきました。
今月2度目のベーカリーレストラン「グランシャリオ」さんです。
例のクラウドファンディングで修復・再塗装した青い車体はまだまだ綺麗で嬉しくなります。
北海道の列車……という点では、元々は寝台特急「北斗星」の食堂車だった「グランシャリオ」さんとも微妙に繋がりますよね。
JR富良野線の観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」を表紙に描かせて頂いた、スカイマークさんの機内誌「空の足跡」の6月号を馴染みのスタッフさんに差し上げてきました。
羽田に向かうモノレールの最後尾から、ちょうど離陸していくスカイマーク機が見えました。
空港に着いた時にはまだ青空が見えていたのですが、搭乗待合室に向かう頃には激しい雨が降りだしました。
つい先日も雷雨の影響で羽田が大混乱だったと訊いていただけに、ちょっと嫌な予感もしたのですが、大きな遅延も欠航もなく出発できたのは幸いでした。
むしろ気流が不安定だと、雲が風に流されて夜景が一層綺麗に見える……こともあるのでしょうか?
揺れが収まらず、上空でのドリンクサービスは中止になってしまいましたが、全く期待していなかった東京湾の夜景が楽しめたのはささやかな収穫でした。
あまりに暑すぎるので、最低限の用事だけ済ませて早々にホテルに戻ってきました。
札幌でもそこそこ暑い日が続きますが、やっぱり本州の夏は北海道とは全然違いますね。
大切な締め切りをひとつ無事にクリアしたところで、所用で東京まで行ってきます。
猛暑に寝不足、それに旅の疲れも重なってしまいそうなタイミングですから、とにかく無理をしないよう気をつけます。
羽田空港に降りる前、機窓右手に筑波山が見えるあたりで、その麓に広がる平野の中から戦国武将・小田氏治の居城「小田城」の跡を見つけ出すのが毎度ささやかな楽しみです。
羽田空港到着。
いかにも蒸し暑そうな外の景色と強い陽射しに、飛行機を降りるのがちょっと怖くなります。
保守用車の脱線事故で昨日は終日大混乱だった東海道新幹線、どうやら今日は順調に動いているようです。
子供の頃から憧れていた「ルフトハンザ・エアポートエクスプレス」の模型が手に入りました!
ルフトハンザ航空が、当時の西ドイツ国鉄と提携して走らせていたというこの列車。
「成田エクスプレス」や関空特急「ラピート」「はるか」のような空港アクセス列車ではなく、ルフトハンザの航空便の一部を列車に置き換える形で、西ドイツ国内の都市と都市の間を結んでいたそうです。
例えるなら、東京~新神戸間の新幹線を航空会社がチャーターして「スカイマーク・エクスプレス」として走らせるような感じでしょうか?
中古品、それも「メイド・イン・ウェストジャーマニー」の刻印入りの大変古い製品だったので、自分で分解修理する覚悟で購入したのですが、レールに乗せたら予想に反してちゃんと動いてくれました。
いささかリアルな話で恐縮ですが……。
憧れのエアポートエクスプレスを、航空会社さんのお仕事のギャラで買えたというのが、自分としてはちょっと感慨深いところです。
カバンなど身の回りのものは、若い頃から主に茶色系のものを好んで使い続けてきたのですが、この歳になると、やっぱり持ち物は黒いほうが良いように思えてきました。
突然の不幸の報で出先からそのまま駆けつける、などという機会も増えるわけですし。
ちょうど出張用のカバンが痛んできたところだったので、画材などを入れて持ち歩くショルダーバッグ共々、思いきって新調することにしました。
飛行機柄の御守は……ちょっと目立ちすぎるので、ポケットの内側にでも忍ばせておきますか。
単焦点の老眼鏡とは違って、手元の細かな作業から、PC画面など少し離れたところまで、机上の広い範囲が見える累進レンズ……ということらしいです。
いずれにせよ、机上作業専用のメガネが必要になってしまった時はいささかショックでしたが、
でも、机上用のメガネをかけた瞬間に気持ちのスイッチが入って仕事に集中できるので、慣れればこういうのも悪くないな……と思えるようになってきました。
ともかく何事も歳相応。
いつまでも若いつもりでいるよりも、己の歳を素直に受け容れ、むしろ楽しみながら残りの人生を歩んでいけたらと思っています。
大きく育った樹々の葉で視界が遮られる夏場の杜は、まるでエゾリスたちとのかくれんぼ大会です。
気配に気づき、カメラを向けて、ピントが合うまでの一瞬のうちに逃げ去ってしまうので、写真に撮るのもなかなか大変です。
実家から戻ってくるカミサンを丘珠空港まで迎えに行ってきました。
ボーディングブリッジのない空港なので、飛行機を降りてくるところを一目で見つけられて、3階の送迎デッキで手を振ってから1階出口に降りればすぐに合流できる気軽さが、コンパクトな丘珠空港の何よりの魅力です。
今回は1人で帰省することになったカミサンを丘珠空港まで送ってきました。
ここまで来て飛行機に乗れないのはちょっと残念ですが、せめて名物「丘珠ラーメン」を頂いてから帰ります。
アジサイとテントウムシ。
形をきちんと捉えたいなら、食べる前に現物を見ながら描くほうが良いのでしょうが、もう少し広い意味での「印象把握」という点では、敢えて食べ終わった後に、味の記憶とスナップ写真を基に描くのもアリなのかな?と思います。
いつもの「フレッシュネスバーガー」さんのクラシックチーズバーガー、今日も美味しく頂きました。
エゾリスさん、樹の上でウトウトしていました。
取材先に向かう列車に乗ったら、つり革が「ほしいも」でした。
ローカル線の旅。
梅雨時とは思えない青空に恵まれました。
ひたちなか海浜鉄道に乗るのも久しぶり、おそらく十数年ぶり位になるでしょうか?
最後に乗った時にはまだ「ほしいも列車」の看板は無かった気がします。
「帰ってきた時効警察」にも出てきた駅。
前回訪れた時にはまだ現役だった旧型車両は、既に引退して終着駅の片隅に眠っていました。
昭和の時代に閉山・廃線となった北海道の炭鉱鉄道から移籍してきた車両たちです。
1台だけ、今もまだ現役で残っていた最後の旧型車両の引退が決まったと、ちょうどネットニュースで流れてきました。
先の鹿児島取材の時にも、ちょうど私の滞在中に老舗デパート「山形屋」さんの経営再建が報じられたり……こういうタイミングで現地に居合わせてしまうのは、ちょっと複雑な気分です。
件の旧型車両は、あいにく今日は運転されていないらしく、車両基地のある途中駅の構内に停まっていました。
私にとっては、多分これが見納めになりそうです。
あくまで取材先へのアクセスとして乗っただけですが、こういう機会でもなければ、札幌の私が遠く茨城のローカル線に乗りに行けることもそうそうないでしょう。
貴重な機会が得られたことに、まずは感謝です。
無事に取材を終えて、水戸駅前からバスに乗って茨城空港に向かいます。
とにかくバスの本数が少ないので、万が一にも遅れないよう余裕をもって水戸を発ったら、だいぶ早めに茨城空港に着いてしまいました。
短いながらも充実した取材旅でした。
今回も良い作品が描けるよう、札幌に戻ったら頑張ります。
復路のスカイマーク便は、先月に続いてまたもウィングレットのない「JA737N」に当たりました。
札幌道新文化センターの水彩色鉛筆画講座を終えた後、新千歳空港に直行して夕方の便で出発です。
搭乗前にターミナルビル2階の「クラフトスタジオ」さんに立ち寄って、ポストカードを納品させて頂きました。
観光のお客様に人気なのは、やっぱりシマエナガ絵柄でしょうか?
「クラフトスタジオ」さんではもう随分前から私のポストカードを販売して下さっていて、ありがたいことに定期的に追加発注を頂く程度には売れ続けているようです。
新千歳空港ご利用の際はぜひお立ち寄り頂けたら嬉しいです。
日の長い季節。
右窓側席から見える夕陽が綺麗でした。
茨城空港到着!
ボーディングブリッジのない空港に降りるとちょっと嬉しくなります。
これからバスで水戸に向かいます。
茅の輪、くぐってきました。
宿泊先の近くの駅でこの看板を見るまで、新紙幣のことはすっかり忘れていました。
寝台特急「北斗星」の食堂車を転用した、東川口のベーカリーレストラン「グランシャリオ」さんに約4ヶ月ぶりにお邪魔してきました。
以前、この店舗(車両?)が老朽化で解体の危機に瀕していた時にも、修復費用を募るクラウドファンディングの返礼品のお手伝いをさせて頂いたりと、開業以来、何かと御縁が続いているお店です。
なぜか私が表紙を作ることになっている「お客様ノート」も、いよいよ6冊目に入りました。
「新しいノートの最初のページに何か描いていって下さい!」……と言われたので。
夕方、少し早めに羽田空港に着きました。
第2ターミナル「エアポートグリル&バール」さんの期間限定、夏野菜カレードリア(だったかな?)。
スカイマークさんのカウンターに機内誌「空の足跡」の3月号がまだ残っていました。
義母は飛行機を見るのが好きで、カミサンが親孝行の東京旅行に招待した時も、羽田空港内のホテルの滑走路ビューの部屋に泊まって、飛行機の離着陸を夜遅くまで飽きずにニコニコ眺めていたといいます。
表紙絵の中の義母も、きっと少しでも長く空港にいたかったのかも知れませんね。
スカイマークさんのお仕事をさせて頂くたびに、今でも義母に見守られているような気がします。
今夜の便で札幌に戻って、また明後日からは本州出張です。
仕事であれ、プライベートであれ、大好きな飛行機にこれほど乗り続けられる時期は、私の人生の中でもそう滅多にないものだと思います。
歳相応に身体の疲れは溜まりつつあるものの、ともかく今の状況をしっかりと楽しんで、成果につなげていくつもりです。
唯一空いていた窓側席は機体中央の非常口座席でした。
主翼の真上なので眼下の視界はやや遮られますが、間近に見えるエンジンの機能美?を愉しんでいきます。
半月ほど前にもこのお店に来ていた気がします。
最近、テレビで毎週見かける新橋のタヌキ。
東京に住んでいた頃は随分お世話になりました。
商売道具の水彩色鉛筆が1色だけ、札幌のいつものお店でちょうど品切れ中だったので、久しぶりに新宿の「世界堂」さんに足をのばして買い込んでおきました。
6月の札幌で30度越えは、さすがにちょっと暑すぎます。
賑やかな場所は苦手なので、ススキノ界隈を訪れることはめったにありません。
しばらく前にオープンした新商業施設「ココノススキノ」も、まだ片手で数えるほどしか訪れたことがありません。
街の変貌ぶりに浦島太郎の気分です。
ふた月ほど前にアメリカから取り寄せた中古の不動ジャンク品。
例によってモーターを最新のものに交換して再生しようと試みているのですが、今回はなかなか一筋縄ではいきそうにありません。
とりあえず、使えそうなモーターや部品諸々の寸法だけ当たって、もうしばらく知恵を絞ってみます。
あの榎本武揚が隕石の鉄で造らせたという「流星刀」が4年ぶりに公開されると訊いて、小樽の龍宮神社の例大祭に行ってきました。
もう何年ぶりだったか思い出せないほど、久しぶりの小樽です。
小さいながらも、北海道開拓使だった榎本武揚が明治初期に建立したという歴史ある神社です。
観光客で賑わう運河界隈とは少し違う、小樽の奥深さをしみじみと感じます。
ランチは小樽名物「なると」さんの若鶏半身揚げ。
30年近く前、初めてこの界隈を訪れた頃のことを懐かしく思い出します。
まだ東京で会社勤めをしていた頃、小樽の街に憧れて毎月のように通い続けていた時期もありました。
しばらく疎遠になってしまいましたが、また小樽を描いてみたくなりました。
ずっと気になってはいたものの、もう手に入らないだろうと諦めていた古い模型が思いがけず手に入りました。
どのように組み立てて、どんな色に塗るか、これからじっくり悩んでみます。
いつも硬いクルミばかりでは飽きるのでしょうか?
参道で見つけたキノコを夢中でむさぼり食っていました。
「フレッシュネスバーガー」さんの期間限定、カニ1匹まるごと揚げた「シンガポールチリクラブバーガー」に初挑戦!
内心、もっとグロテスクなものを想像して警戒していたのですが、殻ごと食べられるというカニは意外と柔らかくて、えびせんのような程よい香ばしさが美味でした。
今日は「札幌まつり」こと北海道神宮例大祭の神輿渡御でした。
あいにくの空模様で行くか否か少し迷ったのですが、夕方、市内を巡って神宮に戻ってくるところだけは沿道から見届けてきました。
教室が入居しているビルのすぐ近く、このバスターミナルのなんとなくレトロな佇まいがいつも気になっているのですが、なかなか中に入る機会がありません。
今日は朝から講師のお仕事、札幌道新文化センターの水彩色鉛筆画講座でした。
講座を終えた後はカミサンと合流して、久しぶりに「麻布茶房」さんでランチを愉しんできました。
神聖なる手水舎で不敬なカラスが水浴びしていました。
旅から戻った翌日は、北海道神宮の神様に御礼参りに行くのがお決まりです。
羽田に向かうモノレールの車窓にスカイマーク機が見えました。
スカイマークさんは第1ターミナルですが、今回も食事だけは第2ターミナルで……。
季節限定?の冷やし豆乳担々麺が美味でした。
やっぱりスカイマークさんといえばハートのウィングレットですね。
お気に入りの左窓側席から、東京湾の夜景を眺めて帰途につきます。
レア機に当たると、とりあえず嬉しくなるのが乗り物好きの性です。
先月の鹿児島取材の往路に続いて、スカイマークさんで唯一ウィングレットのない「JA737N」にまた当たりました。
空の上から、先月訪れたばかりの義実家の街が見えました。
勿論、見本誌は広報さんから毎号頂戴しているのですが、何冊も余分に催促するのはやっぱり心苦しいので、友人知人から乞われる分や、説明用も兼ねてお仕事先に差し上げる分などは、客として搭乗するたびに1冊ずつ持ち帰っては充てるようにしています。
表紙を描かせて頂いている機内誌「空の足跡」、6月号はJR富良野線の観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」です。
件のアメリカ型路面電車、とりあえず動けるようにはなりました。
でも、やや空転気味なのでもう少し調整して、それから塗装して、窓ガラスを入れて……。
まだまだやるべき愉しみが一杯です。
えちぜん鉄道と北陸新幹線!
色々な意味で感慨深い場面です。
新幹線駅隣接の立派な高架駅から出発するえちぜん鉄道勝山永平寺線も、終点近くまで来ると、限りなく路面電車に近い風情になってしまいます。
こんな線路と道路の境界も曖昧な区間を、小柄な路面電車ではなく、JRと同規格の大型電車が2台も連なって走ってくるところが、この路線ならではの面白さです。
滞在最終日の今日も、帰りの時間ギリギリまで沿線取材に回ります。
今度来れるのは秋頃でしょうか?
福井での最後の食事は、福井駅内「おそばだうどんだ越前」さんの、おろしそばと焼き鯖寿司の「越前セット」を選びました。
乗り換えなしで、福井から東京まで新幹線一本で行くのは今回が初めでです。
新幹線開業で一変した距離と時間の感覚と、見たことのない車窓風景を愉しんでいきます。
芦原温泉、加賀温泉、そして小松と、いずれも在来線駅併設の駅が続きます。
昔から馴染み深い駅名だけに、そこに新幹線が停まっていることがまだ少し不思議な感じです。
犀川を渡って金沢へ。
このあたりは在来線時代から見慣れた風景です。
金沢から先はもう何度も乗ったことのあるお馴染みの区間です。
旅の疲れでウトウトしているうちに、いつのまにか東京に着いてしまいました。
浜松町からモノレールで羽田空港へ。
1日に1便だけの小松→新千歳直行便は、朝のうちには福井を発たないと間に合わない。
福井からJRで名古屋経由の中部→新千歳便は、北陸新幹線延伸開業のおかげで敦賀での乗り換えが増えて、運賃料金が高くなった割に所要時間はほぼ変わらない(というか、列車の選び方によってはむしろ増している)。
大阪経由の神戸→新千歳便でも事情は同様。
……というわけで、福井取材の復路のルートには毎回頭を悩ませています。
今回試した北陸新幹線~東京、羽田経由。
所要時間や乗り換えの便も悪くなく、何より新幹線や航空便の本数が多いので旅程が組みやすいのは有難いのですが、新幹線区間の運賃料金が結構高くなってしまうのがいささか辛いところです。
総合的に考えるなら、最有力はやっぱり名古屋経由でスカイマークの「いま得」運賃……かな?
もうしばらく色々模索してみます。
えちぜん鉄道さんのカレンダーを描かせて頂くようになってもう14年目になります。
これほどの長きにわたって、遠く札幌在住の私を使い続けて下さっているのは、本当に有難いことです。
「他所者だから分かる魅力……」などというのは実は他所者の傲慢で、その地域の素晴らしさを本当に知っているのは、日々そこで暮らし続けている地域の皆さんに他なりません。
お客様や社員の皆さんが、日頃どんな景色を見て、何を感じておられるのか?
少しでもその目線に近づけるよう、とにかく真摯に、謙虚に取材を重ねていかねばと思っています。
えち鉄だけで優に100枚以上は描いているはずですが、まだ描いたことのない駅、最後に描いてからもう随分経ってしまった駅もいくつかあります。
今後の創作に備えて、途中下車を繰り返しながら駅や電車の風景を色々記録しておきます。
福井市内に戻って、夕食はやっぱりヨーロッパ軒さんのソースカツ丼です。
華々しく天下を獲った勝者・秀吉よりも、愚直で不器用な敗者・柴田勝家公に心惹かれるのは、私自身、地味で不器用な人間だからでしょうか?
福井を訪れた時には必ずお参りしている柴田神社。
今日も宿に戻る前に手を合わせてきました。
1日1便の新千歳~小松直行便で福井取材に向かいます。
着陸前、加賀温泉の巨大な観音様と、真新しい新幹線駅が見えました。
北陸新幹線開業後、初めての小松駅です。
新幹線の福井方面行きホームからは、「こまつの杜」の巨大ダンプカーが見えました。
小松から福井まで約25分。
在来線特急でも約30分の距離でしたから、正直「便利になった」という感覚はあまりないのですが、今後はこのルートを使うことが多くなりそうですから、色々慣れていかねばと思っています。
ふた月前に訪れた丸岡城が見えました!
「新幹線の車窓から、えちぜん鉄道の電車が見えたら感激だろうなぁ……」と内心楽しみにしていたのですが、残念ながら屋根しか見えませんでした。
感慨に浸る暇もなく、あっという間の福井到着です。
夕食は福井駅内「おそばだうどんだ越前」さんで、いつものおろしそばとソースカツ丼のセットです。
ホテルの部屋から新幹線と、えちぜん鉄道の電車が見えました。
ふた月ぶりの福井滞在。
前回は桜の季節、ほぼプライベートの夫婦旅でしたが、今回はあくまで仕事、取材として、大きく変わりつつある福井の今の風景を記録しておこうと思います。
明日からまた出張取材です。
北海道神宮の神様に旅の無事をお祈りして、ついでに境内のエゾリスたちとしばし戯れてきました。
5~60年前の古い模型を手に入れては修理するのが目下の愉しみです。
大先輩からお譲り頂いた件のアメリカ型路面電車の他にも、作業中、あるいは作業待ちのものがまだ何台か控えています。
これらの古い真鍮製の模型は構造がシンプルなので、私のような不器用者でも、まぁ、何とか手に負えるものです。
今宵の作業はモーター交換。
サイズや性能の異なるモーターを色々とあてがっては、最適な取り付け方法を思案しているところです。
今日は札幌道新文化センターの水彩色鉛筆画講座でした。
教室に向かう道すがらの風景に、一昨日見たばかりの名古屋のテレビ塔……現在の名前で「中部電力 MIRAI TOWER」を思い出します。
乗り換えだけなら先月も通りましたが、名古屋で降りて街に出たのは何ヶ月ぶりでしょうか?
昨年、スカイマークさんの機内誌「空の足跡」で描かせて頂いた「大須の提灯」とも久々のご対面です。
せっかく来たからにはせめて味噌カツでも……と、取材先からぶらぶらと歩いて、大須観音のすぐ裏手の「昔の矢場とん」さんへ。
ところが!
「昔の矢場とん」さんは他の「矢場とん」さんとは業態が異なり、おなじみの味噌カツはメニューに無いとのこと。
代わりに頼んだ、アジフライや串カツが盛られたランチの定食も勿論美味しかったのですが、既に心が味噌カツになっていただけに、正直ちょっと無念……。
さすがにもう1食、中部国際空港店で頂いてから帰るのは胃袋の容量的に無理がありますし……。
残念ですが、近々リベンジ必至です。
行き掛けの駄賃に、名古屋市科学館で昔の市電にも会えました。
たっぷりと時間に余裕をもって、絵の題材だけでなく街の空気そのものからじっくり掴んでいく取材も良いのですが、一方で今回のように、本当に必要な題材だけに絞ってサクッと行って帰ってくる取材も、その分集中力が保ちやすくて、それはそれで悪くありません。
どちらが良いかはケースバイケースですが、まぁ、今回はこれで良かったのかな?と感じています。
まだ明るい時間の飛行機で早めに札幌に帰って、早速ラフスケッチの作業に入ります。
午後からの講師のお仕事を終えた後、新千歳空港に直行して夜の便で出発です。
まもなく着陸!
大きく右に旋回すると、前方に中部国際空港の滑走路が見えてきました。
今夜は名古屋泊。
明日はちょっと駆け足で取材を終えたら夕方の便で札幌に戻ります。
往路よりは少しは天気が良さそうです。
三沢空港から丘珠行きのプロペラ機に乗って札幌に帰ります。
離陸後まもなく下北半島を通過。
そういえば義妹が「恐山に行きたい!」って言っていました。
支笏湖と恵庭岳、向こう側は樽前山。
飛行高度が低い分、プロペラ機は山々が近くに見えて楽しいです。
ちょっと慌ただしい滞在で、しかも締切前の作業もあってほとんど出歩く余裕もなかったのですが、カミサンと義妹と連れだって夕食だけは出かけてきました。
牛角さんの期間限定「鬼滅の刃」コラボ。
ボーディングブリッジのない丘珠空港はやっぱり楽しいです。
この空模様では機窓風景は期待できそうにありませんが、ふた月ぶりのプロペラ機の旅を満喫してきます。
三沢空港は雨の中。
今日からカミサンの実家に滞在します。
大先輩からお譲り頂いた大昔の模型電車。
黎明期のアメリカの路面電車をモデルにしたもので、おそらく5~60年くらい前に日本で造られた輸出向け製品だと思われます。
こんな古い製品でも、心臓部たるモーターを最新のものに交換して、きちんと整備すればまだまだ現役復帰できそうです。
修復作業の手間暇も含めて、これから存分に楽しませて頂くつもりです。
札幌文化芸術劇場hitaruで玉置浩二さんのコンサートを聴いてきました。
久しぶりの穏やかな時間をゆっくりと愉しませて頂きました。
品切れ中だったポストカードの増刷が届きました。
この絵柄に関しては、発注先を変えてから初めての印刷ですが、見た限りでは問題なく商品として出せそうな感じです。
他の品切れ中の絵柄についても、順次増刷していこうと思います。
ちょうど私が鹿児島取材に訪れたタイミングで、山形屋さんの経営再建のニュースが流れたのには驚きました。
山形屋さんや地域の皆さんにとって、少しでも良い方向に進むよう、遠くからですがお祈りするばかりです。
山形屋さんで買ってきた桜島のティッシュカバー。
旅の想い出と共に末永く愛用させて頂きます。
鹿児島を離れる前に、西郷さんにだけはご挨拶してきました。
軍服姿で、イヌもいなくて、上野とはちょっと雰囲気が違いますね。
この滞在で何より嬉しかったのは、昭和30年代製造の旧型車両の走る姿に出会えたことでした。
子供の頃、学習図鑑で見た「かごしまのろめんでんしゃ」は、紛れもなくこの色、この形でした。
南国らしい鮮やかな配色に大きな窓。
他都市の電車とは一線を画すその風貌は、同じく図鑑で見て覚えた札幌市電の流麗なヨーロピアンスタイルと共に、子供心になぜか強烈に刷り込まれたものです。
あの頃、憧れだった「九州行きの寝台特急」はとっくの昔に消滅してしまいましたが、その寝台特急の終着地だった鹿児島の路面電車たちに、この歳になってようやく会うことが叶いました。
それも絵描きとして、絵のお仕事の題材として向き合うことになろうとは、夢にも思わなかったことです。
どういう形であれ、今度の作品の中にはこの電車を描き入れようと思っています。
ありがとう鹿児島!
羽田で乗り継いで札幌に帰ります。
東京湾の上空からは富士山が見えていました。
新千歳空港から大急ぎで札幌へ。
実は今日が札幌市電の復刻塗装車243号車のラストランでした。
関係者の方々からお誘い頂いていた、最終便の貸切運行には結局乗車できませんでしたが、電車事業所前まで駆けつけて、最後の入庫の瞬間だけはどうにか見届けることができました。
札幌の243号車も、鹿児島のあの旧型車両たちとほぼ同世代でしょうか?
日本最南端の路面電車と、最北端の路面電車を一日のうちに股にかけた、色々な意味で忘れられない想い出の日になりました。
ともかく無事のラストラン、お疲れ様でした。
クラウドファンディングによる復刻塗装を実現させた関係各位のご尽力と、数多の支援者の皆様の多大なるお力添えに、改めて敬意を表します。
描くべき絵は1枚だけですが、今回はちょっと贅沢に取材時間を確保しました。
まずは街の空気をしっかりと感じて、うまく作品に活かせたらと思います。
龍馬とお龍。
桜島と路面電車。
たか&とし!?
ランチは老舗デパート「山形屋」さんの大食堂で。
郷土料理が少しずつ愉しめる贅沢な御膳を頂いてきました。
午後から鹿児島市電の車両基地を見学させて頂きました。
構内に見学コースが設定されていて、事前申し込みで誰でも見学できるそうです。
目下、改修工事中の札幌市電の車両基地でも、この鹿児島のように構内見学ができる仕組みを採り入れるようで楽しみです。
少し早めの夕食は再び山形屋さんの大食堂へ。
お昼の大混雑が嘘のように、この時間はゆったりと過ごせました。
黒豚カツカレー。
締めはやっぱり鹿児島名物「しろくま」です!
ミニサイズの「こぐま」なるものを頼んだのですが、これでも結構なボリュームでした。
路面電車の走る街は佳いですね。
鹿児島らしい観光スポットとは一切無縁の滞在でしたが、取材としては大満足、実り多い有意義な一日でした。
スカイマークさんの機材で唯一ウィングレットのない「JA737N」に当たりました。
なんとなく幸先の良いスタートです。
乗り継ぎの羽田空港でランチ休憩。
スカイマークさんは第1ターミナルですが、少し時間があったので、第2ターミナルのお気に入りのお店まで足を延ばしました。
第1ターミナルに戻って再び出発です。
すぐ後ろから同じスカイマークさんの「ピカチュウジェットBC1」がついてきました。
羽田を発って2時間弱、桜島が見えてきました!
鹿児島空港には奄美取材の乗り継ぎで降りたことはありましたが、外に出るのは初めてです。
仕事とはいえ、見知らぬ街にちょっとワクワクしてしまいます。
薩摩黒豚!
桜が終わって、今はチューリップが綺麗です。
しだれ桜にカラス。
六花亭さんで遅めの朝食。
今日は定番のクッペ(ポロシリ)です。
期間限定フローズンライムグァバレモネードソーダ。
「よく混ぜてから飲んで下さい」と言われたのですが、見た目に限っては混ぜる前のほうが絵になりますね。
ゴロゴロと入った果実がちょっと贅沢な感じです。
桜のピークはだいぶ過ぎてしまいましたが、しだれ桜はまだまだ綺麗です。
エゾリスたちと戯れた後、六花亭さんの喫茶室で遅めの朝食を頂いてきました。
初挑戦のポロシリカレー、思った以上に辛口でした。
用事があって、久しぶりに道庁のあたりを歩いてきました。
改修工事中の赤レンガ庁舎はフェンスに囲まれてこの状態ですが、駅前通りあたりから見るとこれでも結構騙されます。
昭和40年代の塗装に塗り戻された札幌市電243号車。
いよいよ今月、5月10日でラストランを迎えます。
塗装費用を募るクラウドファンディングのイメージイラストを描かせて頂くなど、私も少しだけお手伝いをさせて頂いたのですが、個人的に非常に慌ただしい時期と重なってしまったこともあり、この電車の活躍ぶりを満足いくまで見届ける余裕がなかったのがいささか心残りです。