水彩色鉛筆画 (北斗星の絵)Illustrations of Hokutosei
第17回JRタワーそらの展覧会「北斗星☆旅の絵日輝展」(H21/2009.10.10~31)出展作品
【※転載禁止】営利・非営利を問わず、ブログ・SNS・年賀状・挨拶状等への引用・転載は一切お断り致します。
第17回JRタワーそらの展覧会「北斗星☆旅の絵日輝展」(H21/2009.10.10~31)出展作品
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北国の空気、古きよき「汽車旅」の空気。独特の風情漂うこのプラットホームには、やっぱり「北斗星」が最も似合っているようです。 ~H21/2009年9月 完成~
上り列車なら朝食の頃、いつも食堂車の窓から眺めていた山並みです。以前は夏場なら下りの車窓からも見えたのですが、残念ながら現在のダイヤでは日没後の通過。夕暮れの風景はもう見る事はできなくなってしまいました。 ~H21/2009年9月 完成~
列車が遅れた日には思わぬ風景に出会えることも。アクシデントもまた旅の楽しみです。啄木ゆかりの岩手山、このあたりも定時なら日の出前の通過予定です。 ~H21/2009年8月 完成~
彼女とは不思議と乗り合わせることが多いようです。コックさんご自慢の料理とアテンダントさん達の気持ちの良いお仕事ぶりが、この列車ならではの温かな魅力です。 ~H21/2009年9月 完成~
下戸で甘党の私にとって、夜の食堂車といえばこのケーキセット。「自分にご褒美」の気分の時だけ、食事の後に追加することにしています。よく見ると、同じチョコレートケーキでも盛り付け方にはコックさん各々の個性が現れるようです。 ~H21/2009年9月 完成~
今思えば「北斗星」が最も輝いていた時代だった気もします。「オリエント急行」に倣った赤いテーブルランプに純白のテーブルクロス。JR北海道が「北斗星」の為に設えたこの素敵な食堂車も、昨年春(※注:展覧会開催当時)のダイヤ改正で引退してしまいました。 ~H16/2004年2月 完成~
海峡を越える儀式みたいなものです。専用の機関車に付け替えていよいよ青函トンネルへ。 ~H20/2008年11月 完成~
初めての渡道が開業2週間目の「北斗星」でしたから、私は連絡船を知らない最初の世代。全長53.85km、海面下240m、ひたすら続く暗闇の約40分と、抜けた瞬間の朝陽のまぶしさこそが私にとっての北海道の第一印象です。 ~H21/2009年9月 完成~
青函トンネルを抜けると、津軽海峡、函館湾に沿って函館へと向かいます。湾の向こうには函館山。季節によっては丁度このあたりで日の出を迎えることもあります。朝が苦手な私でも早起きしたくなる風景です。 ~H20/2008年5月 完成~
汽車旅派の私にとっては今でもここが玄関口。再び機関車を付け替えて、進行方向も変わって、いよいよ北海道の旅が始まる気分になります。 ~H20/2008年3月 完成~
時には途中で降りてみることもありました。駅前から市電に乗って、まずは元町界隈に出るのがいつもの行程。スケッチブック片手に夕暮れまで歩き回って、教会や市電を描くのがこの街での楽しみでした。 寝台特急「北斗星」 #11 ~H20/2008年5月 完成~
函館を過ぎて20分ほどで大沼国定公園へ。このあたりから駒ケ岳が見えると、この先も良い旅になりそうな気がします。 ~H20/2008年5月 完成~
大沼、小沼の湖畔を過ぎて、列車は蛇行を繰り返しながら駒ヶ岳の裾野に沿って北上します。刻々と姿を変える山容の面白さについ見入ってしまう区間です。 ~H21/2009年7月 完成~
こういう風景に北海道を感じるのは本州出身者の先入観でしょうか? もはや役割を終えたものも多いようですが、それでも八雲を過ぎたあたりでは趣のある古いサイロが今でも割と多く見られます ~H20/2008年7月 完成~
長万部から洞爺にかけて、海岸線にまで山が迫る険しい地形。トンネルの合間に一瞬覗く海岸線が車窓の楽しみです。 ~H20/2008年7月 完成~
平成12年の噴火災害が今では嘘のような有珠山の風景。その右隣、ここから昭和新山が見えるよと教えてくれたのはベテランの乗務員さんでした。 ~H21/2009年9月 完成~
浜辺から列車を見送る犬の姿が妙に印象的でした。伊達紋別から東室蘭の手前まで、車窓には静かな海岸線が続きます。食堂車で遅めの朝食を頂くのは大抵このあたりです。 ~H21/2009年7月 完成~
登別から苫小牧に向かう途中、列車は広い牧場の中を真っすぐに抜けて走ります。今日は馬がいるかな?と、カメラ片手に車窓に目を凝らしてしまう区間です。 ~H21/2009年7月 完成~
初めての北海道旅行は昭和63年3月、ちょうど開業2週間目の「北斗星」でした。よもや15年後、この北海道に住んでいるとは夢想だにしなかった若き日の想い出です。 ~H20/2008年9月 完成~
有珠山噴火の迂回運転やスキーシーズンの臨時便などで、長万部から倶知安・小樽経由の「山線」を走った事もありました。尻別川に沿って山間を行く趣のある路線。たまには違うルートを辿るのも興味深いものでした。 ~H21/2009年9月 完成~
「山線」は勾配と曲線が続く単線区間。所要時間はかなり延びてしまいますが、羊蹄山を間近に眺める車窓風景は素晴らしいものでした。今では臨時便の設定も無くなってしまいましたが、機会があればもう一度、ここを走ってみたいと今でも思っています。 ~H21/2009年7月 完成~
引退される乗務員さんのラストランに乗り合わせた事も何度かありました。いつかどこかで私の絵を見て、この列車で働いた日々を誇りに思って下さったら私も本当に嬉しいです。 ~H21/2009年9月 完成~
この街を好きになったのも、この街に移り住んでしまったのも、全ては「北斗星」がきっかけでした。憧れの街が少しずつ「我が街」になりつつあるような、そんな嬉しさを感じながら日々創作に勤しんでいます。 ~H20/2008年6月 完成~
札幌に居を移して6年目(※注:展覧会開催当時)。市電と街の風景が目下のライフワークです。「人の温もり」を見届けて描くという意味では、私にとっては「北斗星」とも相通じるものです。 ~H19/2007年3月 完成~
初めて乗ってから21年(※注:展覧会開催当時)、あの頃はまだ朱色でした。ボディカラーこそ変わったものの、当時と同じ機関車が今も現役でいるのにはちょっと驚かされます。心情的にはまだまだ頑張って欲しい気がします。 ~H14/2002年 完成~
窓から漏れる光の美しさにハッとすることがあります。色々な技法を模索していた頃の習作。未熟ながらも懐かしい作品たちです。 ~H8/1996年 完成~
変わらず走り続けてきたこの列車にも、いよいよ新しい電気機関車の導入が決まりました。他の夜行列車がすっかり消えてしまっても、「北斗星」の旅はまだしばらくは続きそうです。どんなカラーデザインで現れるのでしょう? 色を塗る楽しみは来年(※注:展覧会開催当時)まで取っておきます。 ~H21/2009年9月 完成~