宮の森日記 Diary ≪令和1/2019年10月~12月≫
※この日記はブログ(さぽろぐ)でも公開しています。閲覧環境に合わせてお好きなほうから御覧下さい。
▼宮の森日記(ブログ)http://syu.sapolog.com/
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念願の絵本「でんしゃをはこぶ」を世に出せたことは勿論ですが、他にも色々、有難い御縁や新しいきっかけなど、おかげさまで今後に繋がるさまざまなものが得られた一年でした。
中でも、令和最初の日に買った新しいカメラのおかげで、今まで全く縁のなかった「野鳥」にも興味の対象が広がったのは、ある意味、今年最大のサプライズだったかも知れません。
それら数多の御縁やきっかけ、新しい興味の対象を、来る年にはしっかりと作品に繋げていけるよう、今まで以上に頑張っていかねばと思っています。
今年もありがとうございました。
来る年もどうぞよろしくお願い致します。
「お母さん、パソコン欲しい?」と、カミサンが義母の耳元で囁いていました。
離れて暮らす娘夫婦からの親孝行…というよりは、帰省のたびに自分が不自由していたので、これを機に実家にもネット環境を整えてしまおうという魂胆です。
その点に関しては、私も、ひんぱんに実家に出入りしている地元在住の義妹も利害が一致しているので、ぜひ前向きに推し進めていけたらと思っています。
出発当日、航空会社からメールが届くと毎度ながらドキッとします。
「もしや欠航!?」と今日も一瞬焦りましたが、恐る恐るメールを開いてみると「使用する飛行機の手配のため出発が遅れます」とのこと。
前日の同便は機材整備で欠航だったようなので、ともかく飛んでくれるだけでも有難いと思わないと…。
定時フライトだったらきっと夕陽が綺麗だっただろうなぁ…などと今更言っても仕方ないことですが、そのかわり、黄昏の函館の街明かりが見られたのですからヨシとしましょう。
今年最後のフライトはHACの丘珠→三沢便。
それも繁忙期のみ増発される夕方出発の臨時便で、更に1時間少々の遅延ですから、普段は見ることのできない珍しい機窓風景を楽しめた…と解釈すれば、むしろツキがあったと言うべきかも知れませんね。
何と言っても5年がかりでようやく出来上がった絵本の稿料ですから、なんとなく経費や生活費に消えていってしまう前に、まずは何かひとつでも想い出に残る使い方をしなければと思っていました。
まずはカミサンへの感謝の気持ちでいくらか上納して、北海道神宮の賽銭箱にお札一枚お納めして…。
さて次はどうしようかと悩んでいたら、たまたま覘いた古書店の書棚にふと目が留まりました。
今から約3~40年前、昭和50年代から平成元年頃までの月刊「とれいん」…それも「北斗星」特集とか、いつか描いてみたいと思っていた北海道の炭鉱鉄道の紹介記事とか、ずっと気になっていた号ばかりです!
懐古趣味と言われてしまえばそれまでですが、今と比べたらページ数も情報量も決して多くはない当時の雑誌には、その分、読者の夢や想像力を駆り立てる「余裕」や「余韻」があった気がします。
更に言えば、きちんとした絵の教育を受けたことのない私にとって、今に至る「創作」の礎になったのは、幼い頃から絵本代わりに眺めていた月刊「とれいん」の数多の印象的な記事や写真、模型作品だったんだな…と、一昨年、同誌の創始者・松本謙一さんの作品展に伺ってから殊更強く思うようになりました。
もう一度、原点に戻ってあの時代の雑誌に触れてみたら、私の描く絵も何かしら変わってくるかも知れない…。
で、5年越しの絵本のギャラはいきなり3冊の古本に化けました…というお粗末です。
世間的には今日が仕事納めのところも多いようですが、年中無休(?)の自由業の身にはあまり関係のないお話です。
とりあえず、お仕事相手の会社さんとのやりとりは当面少なくなるので、細々とした雑用や今後の作品の構想など、この時期にまとめて片付けておこうと思います。
まずは年を跨ぐ前に年賀状を書き終えてしまわないと…。
教室の窓から見える大通公園では、イルミネーションの撤去作業がもう始まっていました。
ちょっと慌ただしい感もありますが、クリスマスが終わったらすぐに「さっぽろ雪まつり」に会場を明け渡さねばなりませんから、余韻に浸っている暇などないわけです。
それにしてもこの雪の少なさ、雪像作りは大丈夫なんでしょうか?
札幌に戻った翌朝。
やることは色々溜まっているのですが、とりあえず北海道神宮でいつもの面々に会ってきました(笑)。
福井から乗った名古屋行きの特急「しらさぎ」を岐阜で降りて、駅前広場に移設保存されたばかりの古い電車を見てきました。
岐阜市内にまだ路面電車が残っていた頃、大正生まれのこの電車に一度だけ乗ったことがあります。
その後、路線の廃止が決まった最晩年、最後に訪れた時には乗ることは叶いませんでしたが、パンタグラフを上げたまま車庫の留置線に佇んでいた、まだまだ走り続けられそうな元気な姿が今も瞼に残っています。
あれからもう十数年…。
もう動かないのは残念ですが、再び岐阜駅前に戻ってきた想い出の電車と再会できただけでも感無量です。
さすがにクリスマスイブくらいは夫婦で過ごさないと…。
夕方のAIRDO便で中部国際空港から札幌に帰ります。
地上の風景は雲に隠れてしまいましたが、沈みゆく夕陽が綺麗でした。
天気予報ではほぼ絶望的な今日の空模様で、実際、福井市あたりは朝から重い雲が垂れ込めていたのですが、勝山のほうはいつのまにか雲が切れて綺麗な青空が広がってきました。
今日は終日、えちぜん鉄道さんの沿線取材。
この柿の木1本が気になって、ずいぶん長い時間ここで粘ってしまいました。
絵本完成の「御礼参り」もこの福井滞在のささやかなテーマです。
えちぜん鉄道さんには版元から献本が届いているはずなので、私のほうはいつも宿泊させて頂いているホテルとか、駅前の喫茶店とか…。
お世話になった全ての方々にお届けできないのは心苦しい限りですが、時間の許す範囲で何軒かに見本誌をお渡ししてきました。
勿論、1~2月に原画展を開催させて頂いた大関駅前「森のめぐみ」さんにも…。
事前に誰かから訊いていたわけでもないのに、なぜかいつもこういう時に偶然居合わせてしまうから不思議です。
えちぜん鉄道さんの福井駅を訪れたら、ちょうど今日から設置されるというストリートピアノの除幕式が盛大に催されていました。
社長さんや専務さん、本社の皆さんなど、会う人ごとに「鈴木さん、わざわざ来てくれたの!?」と訊かれては「いや偶然です!」と答えて逆に驚かれてしまいました。
福井でも今冬は雪が少ないのでしょうか?
平地のほうは勿論のこと、山間部の勝山あたりまで来ても全然雪がありませんでした。
風景取材としてはちょっと絵にしづらい感じですが、でも、ふた冬前のあの豪雪を思い出すと、やっぱりこのまま平穏に終わって欲しいとも思ってしまいます。
夕食は勝山の「八助」さんのおろし蕎麦を頂いてきました。
何年か前、大本山永平寺に初詣に向かう前に、こちらで年越し蕎麦を頂いた時のことを今も懐かしく思い出します。
年内最後のご挨拶に伺って、絵本「でんしゃをはこぶ」完成のご報告ができて良かったです。
出発機と、着陸機と、函館行きの特急列車が、まるで乗り物絵本のワンシーンのような絶妙なタイミングで並びました。
数年前までは「トワイライトエクスプレス」もこんな感じでここから見えていたんでしょうね。
午前中、NHK文化センター新さっぽろ教室での絵画教室を終えた後、快速エアポートに飛び乗ってちょっと慌しく新千歳空港へ。
しばしターミナルビルからの眺めを楽しんだら、夕方前のAIRDO便で本州へと向かいます。
だいぶ暗くなってしまいましたが、着陸前の機窓に明石海峡大橋が見えました。
つい先月泊まったばかりの、橋の眺めが自慢のホテルはちょうどこの対岸あたりです。
ひと月ぶりの神戸空港に無事到着。
今日もまた先月と同じレストランでちょっと早めの夕食です。
今日はかなり近くで撮れました。
食事に夢中で警戒するそぶりもありません。
やっぱり動物相手となると、ソニー「HX99」の高倍率ズームの威力は絶大です。
※『お知らせ』更新しました!
▼【作品掲載】AIRDO「2020年版カレンダー<社員限定>」 (R1/2019.12.20)
野鳥を追いかけるようになってからというもの、普段持ち歩くカメラは高倍率ズームのソニー「HX99」に替わってしまいましたが、こと夜のシーンに限っては、リコー「GR2」の単焦点ゆえのレンズの明るさにはやっぱり敵いません。
大袈裟でなく、ほとんど日中と同じ感覚で手持ちでスナップできるので、夜の街でも三脚が欲しいと思ったことすらないくらいです。
それぞれ異なる「強み」があるので、どちらのカメラもまだまだ手放せません。
このお店に来るとなぜか「北斗星」の食堂車を思い出します。
今日はカミサンの誕生日のお祝いに、久しぶりに市内の老舗レストランに行ってきました。
贅沢ではないけれどちょっと特別な気分になれる、昭和の匂いが残る素敵なお店でした。
すっかり満腹になってしまったので、ケーキはまた後日…。
郵便受けを覗きに行った以外、今日は家から一歩も出ずに終わりました。
ここしばらく野鳥探しが続いていたので、天気の悪い日くらいは机上作業に専念しないといけませんね。
そういえば今日は「飛行機の日」なんだとか。
せっかくなので、描きかけの飛行機の絵を仕上げてしまいたかったのですが、別件の電車の絵のほうが急ぎなのでこちらはもうしばらくお預けです。
なぜか私一人の時に限って現れるので、まだ一度も見たことのないカミサンはちょっと僻んでいるようです。
午前中から北海道神宮の境内をひたすら歩き回って、さすがにそろそろ諦めかけた頃、ふと近くの木の上からシマエナガの鳴き声が聴こえてきました。
よく出る場所とか、時間帯とか、私ももっと研究してみようと思います。
佳い感じのナナカマドを見ると、とりあえずカメラを向けてしまいます。
こういう資料も普段から溜めておくと、後々になって結構役に立ちそうな気がします。
結婚記念日と誕生日のちょうど狭間のタイミングで、通販で見つけたカミサンへのプレゼントが届きました。
大好きなドラマ「結婚できない男」に欠かせない名脇役「ケンちゃん」(今秋放送された13年ぶりの続編「まだ結婚できない男」では生まれ変わって?「タツオ」になっていましたね…)にちなんで、ちょっとリアルなパグ犬のネックレスです。
受け取ったカミサンのリアクションはちょっと微妙でしたが…。
結婚記念日の翌朝。
5年がかりでようやく出来上がった絵本の見本誌が届きました。
絵本のお仕事は過去何冊かやらせて頂きましたが、いずれも他の作家さんが書かれた物語に挿絵をつけるものでしたので、文章も含めて全て自分で手掛けたのは実は今回が初めてです。
結婚16周年…ということは、イコール札幌移住16周年。
色々な意味で、私にとって大きな節目の一冊になりました。
満月は昨日だったようですが、今夜も月が綺麗でした。
※『お知らせ』更新しました!
▼【絵本】福音館書店「かがくのとも」2020年2月号「でんしゃをはこぶ」 (R1/2019.12.14)
そもそも「結婚記念日のディナーはラーメン屋さん!」という我が家の妙な慣習が始まったのは6年前。
お目当てのインドカレー屋さんを訪ねてみたらいつのまにか撤退していて、近隣で他に思い当たるお店もなかったのがきっかけでした。
それで気まずくなることもなく、むしろ面白がって笑い合えるパートナーで本当に良かったです。
「会話が尽きない」「いつでも笑える」…あたりまえの事かも知れませんが、子供のいない夫婦2人暮らしの我が家では、そうやって毎日楽しく過ごせること自体が本当にありがたいことなんだと思います。
今年はサッポロファクトリーのインドカレー屋さんを訪れて、ようやく元の軌道に戻りました(笑)。
最近小麦を控えているカミサンも、今夜ばかりはナン解禁だそうで…。
サッポロファクトリーのクリスマスツリー。
今年も安定の美しさです。
今の自分にもっとも必要なのは「考える時間」かも知れません。
ひたすら悩み続けた割には目に見える進捗のない一日でしたが、時々はこういう日も必要なんでしょうね。
そろそろ根雪になるかと思ったら、今日の暖かさでまただいぶ溶けてしまいました。
半端に暖かい日が来ると足元が悪くなるので、本当は春までずっと寒さが続いてくれた方がありがたいのですが…。
雪の中に佇むアカゲラって、なんとなくペンギンっぽいですね。
資料写真もだいぶ溜まってきたので、明日からはそろそろ机上作業に戻るつもりです。
ここ最近、毎日のように野鳥を撮りに出かけていたら、結婚記念日のプレゼントにとカミサンが買ってくれました。
1時間おきにさまざまな野鳥の声が鳴るそうです。
正直、まだ聴いたことのない鳴き声のほうが多いのですが、これで少しずつでも覚えていけたらと思います。
カミサンが動画を撮っていたら、それに気づいたエゾリスが一匹、カメラ目線で駆け寄ってきました。
今日はシマエナガを見せてあげられなかったのは残念ですが、エゾリスに遊んでもらってカミサンもそこそこ満足していたようです。
シマエナガは遠目に一瞬見えただけでした。
鳴き声はなんとなく分かってきましたが、ちゃんと撮れる距離で現れてくれるかどうかは、やっぱり運次第なんですね。
今日は野鳥たちよりも、エゾリスをたっぷりと撮ってきました。
やっと撮れました!
これでもう今年は思い残すことなどありません。
今日は講師のお仕事なので鳥たちと戯れている暇はありません。
電線のスズメを撮ったら教室に向かいます。
早起きは三文の徳…とは使い古された喩えですが、朝の早いうちに円山公園を訪れたら、いつもより大勢の野鳥たちに会えました。
まずはシジュウカラ。
お馴染みのヤマガラ。
エゾリスもすぐ目の前にいました!
ハシブトガラ。
ゴジュウカラもたくさんいました。
キバシリ…でしょうか?
コゲラだとばかり思って撮っていたのですが、くちばしの形もお腹周りも違いました。
まだまだ勉強ですね。
令和最初の日に買ってきたこのカメラのおかげで、今年は絵の題材がずいぶん拡がりました。
エゾリスとか、飛行機とか、野鳥とか…。
広角単焦点のリコー「GR2」もかなり気に入ってはいたのですが、こういう被写体を前にする時には、28倍ズーム・720㎜相当の超望遠の威力はやっぱり絶大です。
これまでは一応「GR2」をメインに据えつつ、動物、飛行機などに限って併用してきたのですが、これからは普段使いの場面でも「HX99」の出番を増やしてみようかと思っています。
まずは純正ボディケースに付いていたナイロン製のネックストラップを手持ちの革製のものに交換して、あわせてボディの左右両端で吊り下げる「2点吊り」から、グリップ側のみの「1点吊り」に変えてみました。
メインのカメラは首から下げてジャケットの内ポケットに忍ばせておくのが私流なので(そのために敢えてコンデジに拘っているようなものです)、これだけでも俄然、使い勝手が良くなりました。
あとはボタンやコントロールリングの機能のカスタマイズなど…。
実を言えば、細々とした機能などはまだ充分理解しきれていないのですが、まぁ、少しずつ手に馴染ませて、自分の道具として使いこなせるようになっていけたらと思います。
気温が上がり雨になったので、一旦積もった雪もすっかり融けてしまいました。
「野鳥と雪景色」の撮影はしばらくお預けです。
講座を終えて窓の外を見ると、カミサンがクルマで待ち構えていました。
しばらく運転していなかったので、本格的な冬を前に少し練習しておきたかったんだとか。
一昨日、昨日の雪で路面状況が怖いのですが、今日は吹雪いていないのがせめてもの救いです。
ともかく無事に家に帰れることを祈るのみです。
枝の粉雪が舞い散る気配を追いかければ、大抵そのあたりに何かがいるようです。
コンデジとはいえ、どうにか野鳥も撮れるカメラを手にして初めて迎える冬。
色々練習してみようと思います。
朝のうちは晴れていたのに、お昼前にはテレビ塔も見えないほどの激しい吹雪になっていました。
ほんの2時間ほどの講座の前後で、すっかり変わってしまった外の景色にビックリです。
ササラ電車にも今冬初遭遇!
私が描かせて頂くようになって早10作目…。
えちぜん鉄道さんの来年版カレンダーが先ほど福井から届きました。
中でも5~6月の「三国祭」の風景は、電車と山車が並ぶポイントを何年も前から探し続けて、時間帯やシチュエーション等々考証を重ねてようやく描きあげた渾身の一枚です。
ちなみに山車が真田信繁なのはもちろん私の好みです(笑)。
他にも色々、関係者の方々にしか分からない小ネタなども仕込んでみたのですが、皆さんどこまで気づいて下さるでしょうか…?
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▼【作品掲載】えちぜん鉄道「2020年版カレンダー」 (R1/2019.11.27)
せっかく上京の機会が得られたので、皇居東御苑の「大嘗宮」の一般参観に行ってきました。
あいにくの小雨交じりでしたが大変な賑わいでした。
今年は2月のお伊勢参りから始まって、最後に大嘗宮を拝むこともできました。
ついでに言えば「大嘗宮の儀」が私の誕生日、11月15日の未明にかけて執り行われたのも、個人的には感慨深いことでした。
日本人としてのアイデンティティを節目節目で再認識するような、人生の中でも忘れられない意義深い一年だったと思います。
多分、これが年内最後の東京滞在になりそうです。
帰り際、羽田空港のいつものレストランに入ったら、「東京2020」の特別塗装機が目の前のスポットからプッシュバックされていくのが見えました。
つい先日の神戸からの復路便で、AIRDOの搭乗ポイントがちょうど特典航空券1往復分貯まりました。
「いつでも良いけれど、いつかはやらなければならない」東京での細々とした用件がいくつか残っていたので、この機会に少し片付けに行くことにしまいた。
電車でもすれ違う瞬間はちょっとワクワクするものですが、さすがに飛行機だと対向車線(?)が離れているので、一枚の画にまとめるのは結構大変です。
羽田空港に降りる直前、離陸機が2機ほどウィングレットの向こうをかすめて飛び立っていくのが見えました。
この時間の便は沖止め率が高いようです。
ランプバスからルフトハンザのジャンボが撮れたのが今日のささやかな収穫です。
羽田空港からの移動は景色優先でモノレール派です。
いつもは最後尾に乗って流れ去る景色を眺めていくのですが、今日は気分を変えて先頭車両の最前席に…。
絵描きと言っても毎日絵を描いているわけではありません。
次作の構想や資料収集、打ち合わせ、その他諸々の周辺作業ばかりがしばらく続いていたので、スケッチブックに向かうのはちょっと久々のような気もします。
でも、そういう周辺作業にきちんと取り組んでいるか否かが実は結構重要なのかな?とも思います。
ずいぶん前から資料を集めて練り続けていた新作、ようやく今日から制作開始です。
やっぱり鳥を撮るなら午前中のほうが良いみたいですね。
ここしばらく夜型生活に拍車が掛かっていたのですが、これからは早寝早起きの生活改善に努めてみようと思います。
夕方から新しいお仕事の打合せでした。
こうしてお声を掛けて頂けるのはありがたいことです。
スケジュール的には少々厳しくなりそうですが、幸い着手まで若干の猶予がありそうなので、今のうちに他の作業をできるだけ前倒しで進めて、少しでも準備を整えておこうと思います。
恒例の「さっぽろホワイトイルミネーション」が今年も今夜から始まりました。
「路面電車のある街はいいなぁ…」って、毎年この光景を眺めるたびにしみじみと感じます。
深い雪に覆われた真冬の風景も絵になりますが、まだ樹々に色が残る晩秋の雪景色も鮮やかで良いものです。
今日は大通公園・西7丁目の「大通公園オフィシャルショップ」さんにポストカードの納品に行ってきました。
改めて数えてみると、絵柄によっては手元の在庫がだいぶ少なくなっていたので、増刷や新作などもそろそろ真剣に考えておかねばと思っています。
新さっぽろで地下鉄を降りると、外は本格的な雪になっていました。
積もり方とか、陰影とか、雪の間から覗く草や樹々とか…。
この教室の窓から見える景色そのものが格好の参考資料になりそうです。
生徒さんたちにも、時には手を止めて、窓の外を眺めながら何かヒントを掴んで頂けたらと思います。
葉が落ちる季節になれば容易に見つけられると思っていたのですが、いやいや、小さいくせにやたら俊敏な野鳥たちを捉えるのはやっぱり大変です。
まだまだ修行が必要ですね。
ちょっと札幌を離れているうちにもう始まってしまったのか!…と思ったら、どうやらまだ設営作業の途中だったようです。
毎年恒例の「さっぽろホワイトイルミネーション」、今更ながら調べてみると開幕は今週の金曜日だそうで…。
夜景も素晴らしかったのですが、宿から見える朝の風景もまた格別でした。
行き交う大小さまざまな船に、手前を走るJR山陽本線、そして橋の真上を時折横切っていく神戸空港発着の飛行機など…。
こうして眺めているだけで、いくらでも時間が過ぎてしまいそうです。
旅の最後は姫路城に行ってきました。
大変な混雑になると訊いていたので少し早めに訪れたつもりでしたが、朝10時を過ぎた頃にはもう結構な人波でした。
天守そのものの美しさよりも、門とか櫓とか石垣とか、さまざまなものが組み合わさっているからこそ、城って面白いんでしょうね。
それに敵を欺く卑怯な仕掛けの数々とか…(笑)。
「城下町へ行こう」とか言う歴史番組で覚えたウンチクの数々を思い出しながら、いわゆる復元天守ではない、本物の城ならではの重厚な空気感をゆっくりと楽しんできました。
本当はあのホテル、夕陽の美しさこそが最大の売りだったようです。
神戸空港に向かうポートライナーの車窓から、遠くに明石海峡大橋のシルエットが見えました。
またいつか、今度はもっとスケジュールに余裕をもって訪れてみたいと思っています。
大手航空会社の大型機よりも、やっぱり私はAIRDOのB737のほうが落ち着きます。
さすがに復路は旅の疲れで、ほとんど眠っているうちに新千歳空港に着いてしまいました。
機内アナウンスによると、到着地の気温は氷点下…。
ボーディングブリッジに出た瞬間、震えるほどの寒さが身に沁みました。
私への誕生日プレゼント…というわけではなく、カミサン自身が聴きたくてチケットを取ってしまったようですが、もちろん私も大好きなアーティストさんですから全く異存はありません。
阪神甲子園球場で行われた「安全地帯」のコンサートに行ってきました。
玉置浩二さん個人ではなく、「安全地帯」としてのコンサートに行くのは実は初めてで、しかもこの肌寒い季節のアリーナ席ですから、どんな雰囲気なのか多少不安もあったのですが、いつも聴いているシンフォニックコンサートとはまた違う世界に(と言うか、こちらが本来の玉置さんなんですよね)、すっかり惹き込まれてしまいました。
何といっても屋外球場ならではのこの解放感!
ちょうど夕方から日没後までという時間設定も絶妙で、照明塔の向こうに沈む夕日を眺めながら懐かしい曲を聴いていたら、私も一瞬、遠い昔の若い頃に戻ったような不思議な気持ちになりました。
ともかく今日、雲ひとつない快晴に恵まれたことに只々感謝です。
コンサートの余韻も冷めやらぬまま、宿に戻る前に六甲山まで足を延ばしてきました。
ケーブルカーに乗るなら、眺めが良いのはやっぱり山麓側でしょう。
ここのケーブルカーは2両編成で、麓側の1両はオープンカーになっていました。
さすがに夜はちょっと寒いのですが、ガラスの反射に遮られることなく、夜景も写真も存分に楽しめました。
山上から眺める神戸の夜景…。
やっぱり港町の夜景は一際映えますね。
夜景と言えば今回泊まったのは、部屋から見える明石海峡大橋が御自慢の宿でした。
たった2泊しかできないのがもったいないような素晴らしい眺望です。
バスは渋滞が心配ですが、鉄道だと線路や架線が途中一箇所でも切れたら即アウト。
リスクを天秤にかけた末、頑張って早起きして早朝の空港連絡バスで新千歳に向かうことにしました。
暴風雪、冬の嵐…と訊いていたほどには今朝の札幌は荒れなかったようですが、昨晩からの雪で街はすっかり銀世界に。
バスの車窓に見えた電車事業所の車庫の中には姿がありませんでしたから、ササラ電車もちょうど今冬初出動の真っ最中だったようです。
まさに冬の嵐に重なるようにやってきた「嵐」の札幌ドームコンサートの影響で新千歳空港は大混雑!
当然ですがほぼ全便満席ですから、万一欠航になったとしても代替便に振り替えることすらできません。
天候が天候なので、実は出発前からかなり気を揉んでいたのですが、とりあえず無事に離陸できて少しホッとしました。
せっかく窓側席を譲ったのに(小型プロペラ機に乗る時は「怖い!」と言うので私が窓側に座るのがお約束ですが、今回は座席数約400の大型ジェット機なので…)、早起きで疲れたのか、カミサンのほうは離陸早々に眠ってしまったようです。
起こさないよう気を遣いつつ機窓にカメラを向けると、冠雪の北アルプスの向こうには富士山が覗いていました。
明石海峡大橋!…と思ったら大鳴門橋でした(笑)。
関西国際空港に降りたことは多くないので、着陸ルートがまだよく分かりません。
後でもう一度地図を見て復習しないと…。
関西国際空港では、カミサンのたっての希望で「おっさんずラブ in the sky」の聖地へ。
ちょうど先週の放送で、黒澤キャプテンが春田CAに愛の告白をしたあの展望デッキです。
平日の昼間だからか、それとも旅客ターミナルから20分おきの無料連絡バスに乗らないと行けない不便さからか、聖地という割には人影もまばらで閑散としていましたが、おかげでゆっくり写真が撮れました。
展望デッキが思った以上に遠かったので、旅程が少し遅れてしまいました。
旅客ターミナルに一旦戻って、「キン肉マン」の特急列車で大阪市内へと急ぎます。
最後にこのあたりを訪れたのはもう4年近く前、阪堺電車・住吉公園駅の廃止前々日のことですから、時の流れを感じてしまいます。
趣のあった駅構内が駐車場に変わってしまったのはショックでしたが、古い駅舎はまだそのまま残っていて、何より阪堺電車そのものが廃止になったわけではないので、久しぶりに懐かしい風景にも出会えて嬉しくなりました。
どうにか日が暮れる前に住吉大社にお参りできました。
カミサンの御朱印集めもギリギリセーフです。
今日が自分の誕生日だったことも忘れるほどの慌ただしい一日でした。
明日はいよいよこの旅のメインイベントです。
夜になって、積もるほど本格的に雪が降ってきました。
予報によると、今夜から明日にかけて北海道は暴風雪に警戒!…とのこと。
北海道と一口に言ってもエリアが広すぎるので、場所によっては嘘のように平穏だったりもするのですが、ともかく私も用心しておこうと思います。
計算しないと自分の歳が分からなくなる…とか言っているオジサン、オバサンたちの話を訊いて若い頃は笑っていましたが、そろそろ私自身もその域に近付きつつあるようです。
47歳(だったかな?)の誕生日を明日に控えて、とりあえずトップ画像を替えてみることにしました。
日付が変わったら真っ先にアップロードするつもりです。
あえて汽車・電車ではなくこの絵を選んだのが、来る47歳の目標というか、覚悟というか…私なりのささやかな決意表明です。
今年は帽子は無いのかな?…と思ったら足元に置いてありました。
つい先日までハロウィン姿だった三越前のライオン像がサンタさんに衣替えして、街の空気も少しずつ年の瀬っぽくなってきた気がします。
そういえば、さっき郵便局を覘いたら年賀ハガキがもう並んでいてちょっと焦りました。
我が家もそろそろ準備を考えておかないと…。
仕事は恋愛みたいなもの…と書くといささか気取った言い方になりますが、
こちらからぜひ描かせて頂きたいと思ってもなかなか機会が無かったり、逆にオファーを頂いてもスケジュールが合わず泣く泣く断念したり…。
単に「想い」だけでなく、ちょっとした巡り合わせやタイミングにも左右されてしまうものです。
それだけに、念願叶って繋がった時は本当に嬉しいものですし、そういう御縁は大切にしなければと思います。
前々から憧れていたとある会社さんから、突然、思わぬ形でお仕事のオファーを頂戴しました。
私の手持ちの作品を数点、印刷物に掲載したいとのこと。
これがもし、この納期内で新規の描きおろしのご依頼だったらどう頑張っても無理だったのですが、幸い作品はもう揃っていますので、今日のうちにご挨拶かたがた早速原画をお渡しに行ってきました。
ささやかなお仕事ですが、「想い」が繋がることもあるんだな…と、ちょっと嬉しくなりました。
帰りに大通公園を通ったら、ホワイトイルミネーションの設営作業が進んでいました。
札幌はいよいよ冬間近です。
この日の記念に1枚買っておきました。
頭のゼロがひとつ余計ですが…。
「全国路面電車サミット」と重なってしまい、天皇陛下御即位の「祝賀御列の儀」がリアルタイムで見られなかったのがつくづく残念です。
せめて奉祝の心を込めて、あのトヨタセンチュリーのオープンカーを描かせて頂きました。
明日の「全国路面電車サミット」本会議を前に、今日は市電の貸切電車でのガイドツアーと、サッポロビール園での大懇親会が催されました。
但し、そちらのほうは「札幌LRTの会」の先輩方に任せて、私は明日の本会議会場となる中央区民センターでパネル展示の設営作業です。
何せ全国各地から一家言ある方々ばかりが大挙来札し熱い議論を交わされるわけですから、私みたいな下戸で気の弱い人間はこういう裏方作業のほうが向いているようです(笑)。
「LRT都市サミット」と「全国路面電車サミット」が同時に開催されるのは、事情を知らない方々にとってはちょっと分かりづらいかも知れませんね。
前者は路面電車・LRTを擁する各都市の代表者(市長・副市長など)が集まる会合、後者は路面電車・LRTを応援する各都市の市民団体が中心となる会合で、いつの頃からか同じ都市で連続した日程で開催されるのが慣例になりました。
なので決してライバル関係でも派閥争いでもなく、あくまで「車の両輪」といったところでしょうか?
さすがに「LRT都市サミット」のほうは会場もプログラムもオフィシャルな雰囲気で、広い会場が埋め尽くされるほどの大盛況でした。
我々が幹事団体となる明日、明後日の「全国路面電車サミット」はもっと庶民的な感じになりそうですが、全国から集まって下さる皆さんに有意義な時間を過ごして頂けるよう、精一杯務めるつもりです。
毎年、雪が降り始めると、「今年も一年、無事に乗り切れたんだなぁ…」となぜかホッとした気持ちになります。
手稲山は昨日のうちに雪化粧でしたが、今日は札幌市内で初雪が観測されました。
年末に向けての諸々の準備など、そろそろ考えておかないといけませんね。
講師のお仕事って、生徒さんの質問に答えながら、同時に自分自身の頭の中を整理しているようなところがあります。
おかげで、漠然とした感覚だけで身につけてきた断片的な技法や知識を、少しは理にかなう形で再確認できるのですから、私にとってもありがたいことだと思います。
今日も色々講釈しながら、「あぁ、そうだったんだ!」と自分で頷くことがいくつか…。
ヒガラ?
それともハシブトガラ?
正直、まだちょっと自信がありません。
少しでも紅葉が残っているうちに…と、未練がましく今日も円山公園に行ってきました。
我々が幹事団体を務める「第14回全国路面電車サミット札幌2019」をいよいよ今週末に控えて、今日は「札幌LRTの会」のメンバーが集まっての直前打合せでした。
当日の進行等々をひと通り確認した後は、人海戦術で資料・配布物の袋詰め作業。
結構な大仕事ですが、まぁ、これだけ人数が揃えばなんとか片付くものですね。
今回のサミットでは、僭越ながら大会ポスターのほか、プログラムの表紙にも私の絵を提供させて頂きました。
考えてみれば、当地札幌で第1回大会が開催されたのは四半世紀前。
私が東京の専門学校でシステムエンジニアを目指して頑張っていた頃の話で、もちろん北海道とも、「札幌LRTの会」の先輩方ともまだ何の接点もありませんでした。
それどころか、趣味ですら絵筆を握ったことなどなかった私が今ではこういう形で携わっているのですから…。
時の流れと、人の御縁の大切さをしみじみと感じてしまいます。
久しぶりの休日らしい休日です。
天気も良かったので、カミサンと一緒にお参りに行ってきました。
今日は北海道神宮の御祭神、明治天皇がお生まれになった日です。
エゾリス発見!
この直後、木の実を落として茫然としていました(笑)。
ゴジュウカラ?
野鳥たちにもたくさん出会えて、ちょっと風が冷たかったものの穏やかな佳い休日でした。
モノレールに乗る時はやっぱり最後尾です。
なにげなく対向電車にシャッターを切ったら東京タワーが写っていました。
少し早めに空港に着いたので、今日も第1ターミナルでひとやすみ…。
私がここに来る時には、なぜかいつもA350が停まっている気がします。
夕食は第2ターミナルに移動していつものレストランへ。
今ではすっかり東京から帰る日のルーティンになってしまいました。
最近、妙に政府専用機に縁があります。
今日も搭乗口のすぐ近くに2機並んで停まっていました。
連休初日で大混雑!…かと思いきや、さすがにこの時間帯はそこそこ空席も残っていたようです。
むしろ最終便は平日のほうが混むのかも知れませんね。
B737の3人席を独り占めして、ゆったり気分で札幌に帰ります。
前回、前々回の上京の折は仕事が終わらず来れなかったので、ちょっと久々(と言っても3か月ぶり)の「グランシャリオ」さんです。
いつのまにか私の絵が入ったこんな幟が立っていました。
お役に立ててなによりです。
若い頃、さんざんお世話になった「北斗星」の食堂車をせっかくこうして残して下さったのですから、私もできるだけの応援をさせて頂きたいと思っています。
新千歳空港出発前、隣のスポットに退役間近の「スーパードルフィン」B737-500が現れました。
クマとイルカの一瞬のツーショットです♪
着陸態勢のアナウンスが流れる頃、ふと気がつくと雲海の向こうに富士山が浮かんでいました。
今日も機窓風景に恵まれた楽しいフライトでした。
で、いよいよ羽田空港に着陸!…と思ったら、滑走路の手前で突然高度を上げはじめました。
ほどなく「滑走路に障害物があったため、着陸をやり直します」との機長アナウンス…。
私にとって人生初の「ゴーアラウンド」です!
再び高度を上げた飛行機は大きく右旋回し、東京湾を一周して再び着陸を試みます。
普段の離着陸の時とはルートも少し違うようです。
窓の下を覗き込むと、学生時代からずっと住んでいた西葛西の街が広がっていました
現場の皆さんには申し訳ないのですが、思いがけぬ体験にちょっと興奮してしまいました。
「安全の確認が取れたので着陸します」。
再び徐々に高度が下がり、東京湾の海面が近づいてきましたが、でもなんとなく景色がいつもと違います。
やがて見えてきたのはいつものC・D滑走路ではなく、第1ターミナル側のA滑走路。
AIRDO便でこちら側に降りたのも、多分初めてだったと思います。
最後は「沖止め」のオマケ付きで、しかもすぐ目の前には特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」が…。
トリックオアトリートの日の、神様のイタズラみたいなちょっと不思議なフライトでした。
大きなお仕事が終わった後ほど、ついつい気が抜けてダラダラと過ごしてしまうものですが、今日は講師のお仕事が入っているので程々に緊張感が保てています。
NHK文化センター新さっぽろ教室の水彩色鉛筆画講座、水曜クラスの10月期が今日から始まりました。
こちらは全員、継続受講生さんなので勝手知ったる安心感はあるのですが、皆さんそれぞれモチーフも進み方も異なるので、お一人お一人に合わせた的確な指導ができるよう、私のほうも色々考えていかねばと思っています。
最後の原画を徹夜で仕上げて依頼主様に無事発送!
ここ数ヶ月、大きなお仕事が複数重なって想像以上に大変な状況が続いてしまいましたが、ようやくこれでひと区切りです。
本当は徹夜明けで眠いのですが、このまま帰るのももったいない気がして、とりあえず円山公園に野鳥を探しに行ってみることにしました。
だいぶ葉が落ちてしまったものの、紅葉にはギリギリセーフ…といったところでしょうか?
色づいた樹々と鳥たちの組み合わせなど、今後の資料として少しだけでも撮っておかねばと思います。
正直、「ここまでやらなくても見る人には分からないだろうな…」という部分もあります。
でも、そこをうまく誤魔化してしまうか、それとも真面目に取り組むかが、実は大きな「分かれ目」かも知れません。
ちょっと生意気な言い方をすれば、技術力や知名度よりも、そのあたりの姿勢こそがプロにとっては必要なことなんだろうなと思います。
きっと分かる人には分かるはず…と信じて、ともかく一つ一つ愚直にやっていくしかありませんね。
しばらく前から取り組んでいた大きなお仕事、ようやくあと一歩のところまで漕ぎ着けました。
その「あと一歩」が実は結構大変なんですが、どうにか今夜じゅうには完全に仕上げてしまいたいと思います。
今年の紅葉は何十年かに一度の美しさなんだって!…とカミサンが言っていました。
なのに仕事に追われてほとんど眺める暇がなかったのは悔しい限りです。
街路樹を見上げてちょっと溜息…。
午前中、新さっぽろでの絵画教室を終えた後、カミサンを呼び出して近所のハンバーガー屋さんに行ってきました。
毎年、気合の入ったハロウィン装飾で楽しませてくれるこのお店。
窓には暗幕が張られ、まだランチタイムだというのにすっかり怪しげな雰囲気です。
掲載誌を受け取る瞬間は、嬉しさや達成感よりも、「何か間違っていたらどうしよう…」という妙なプレッシャーのほうが大きいものです。
連載寄稿中の季刊「スロウ」の最新号が届きました。
締切前の喫緊の作業が終わったら、他の皆さんのページも含めてじっくり読もうと思います。
NHK文化センター札幌教室の水彩色鉛筆画講座。
今日から10月期が始まりました。
今期は新規受講生さんが大勢入って下さったので、講座の進行や教え方なども今までとは少し違う形になっていくかも知れません。
ともかく、お一人お一人に充分楽しんで頂けるよう、私も色々配慮しながら、講師としてしっかり務めていかねばと思っています。
令和の御代を祝うかのように東京に虹が広がった翌日。
札幌に帰る飛行機の窓からブロッケン現象の円い虹が見えました。
この虹に出会えただけでも、もう全てが報われたような気がしました。
実家で揃ってTV中継を観るつもりだった祝賀御列の儀は延期になってしまいましたが、もとより先日の台風19号被害への配慮と伺えば、陛下の御心と政府の英断に只々頭を垂れるばかりです。
それでも、予定通り執り行われた即位礼正殿の儀に合わせるかのように、雨雲が途切れ虹が広がった東京の映像には思わず息をのみました。
令和の御代が素晴らしい時代になるよう、私も襟を正して日々を過ごしていかねばと思います。
この佳き日にふさわしい写真を何も撮っていなかったので、関係ないですが5ヶ月ぶりに再会した義妹の愛犬など…。
考えてみればHACの飛行機に乗るのはもう5ヶ月ぶり位です。
久しぶりの丘珠~三沢便。
天気にも恵まれて、右手の機窓には秋の羊蹄山と洞爺湖がずっときれいに見えていました。
室蘭の白鳥大橋も。
ボーディングブリッジを使わず、駐機場に直接降りられるのは小型機ならではの楽しさです。
三沢空港に着陸してタラップを降りると、すぐ上空を爆音とともに戦闘機が横切っていきました。
せっかくなので空港からの連絡バスを1本遅らせて…。
羽田も新千歳も丘珠も無料なのに、便数の少ない三沢空港の送迎デッキが1回100円というのは微妙にもったいない気もしますが、そのかわり戦闘機がたくさん見られて大満足です。
本当は今日羽田から帰ってくるカミサンと義母を三沢空港で待ち伏せるつもりだったのですが、到着までまだ7時間くらいありそうなので、私一人、先にカミサンの実家に帰ることにしました。
帰省の時はいつも空港までクルマで迎えに来てもらっていたので、路線バスで実家に向かうのは実は初めてです。
運行系統とか、乗り場とか、分からないことばかりでちょっと不安もありましたが、ささやかな旅気分で楽しんできました。
昨晩の最終便で帰ってきたばかりですが、実は明日からまた空旅です。
この青空が明日まで続いてくれることを祈るばかりです。
札幌からやってくるカミサンと、三沢空港からやってくる義母を拾いに朝から羽田空港に行ってきました。
何ヶ月も前から計画していた親孝行の母娘二人旅のちょうどその日に、直前になって私の東京出張が重なったのは思わぬ偶然でした。
せっかくなので顔だけでも出しておくことにします。
江戸東京博物館を観に行くというカミサンと義母を見送って、私は一人で鉄道博物館へ。
まだオフィシャルな取材ではありませんが、もしかしたら先々何かの参考になるかも?という展示を、まずはプライベートで様子見に行ってきました。
ちなみに写真は単に私の大好きな機関車で、今回の様子見のテーマとは関係ありません(笑)。
遅めのランチはハチクマライス♪
昔の食堂車の賄い飯…だそうです。
義母が飛行機を見るのが好きだというのは最近になって知りました。
以前、義父と旅行で訪れたヒースロー空港で一日じゅう眺めていた想い出があるんだとか。
なので今回の宿は、ちょっと贅沢ですが羽田空港ターミナル直結ホテルの「滑走路側確約プラン」を勧めておきました。
空港ターミナルの中華料理店で皆で夕食を囲んだら、今夜は私一人、最終便で札幌に戻ります。
帰りの飛行機の窓から、二人が泊まっている宿の明かりが見えました。
きっと義母、ニコニコしながらまだ滑走路を眺めているんでしょうね。
このホテルに泊まる時は、なぜか大抵は徹夜作業になっている気がします。
もとより無理を承知でお引き受けした緊急の追加作業でしたが、ともかく今日の打合せの前に全部仕上げられたのは幸いでした。
同じ出版社さんの、それぞれ異なるふたつの部署での打合せを無事に終えて、ようやく少しホッとしました。
今夜の宿は、あの「結婚できない男」の舞台のすぐ目と鼻の先です。
搭乗手続きの際のアクシデントで、予約していた機体後方の右窓側から前方の左窓側に席が替わってしまいました。
そのおかげで先行機の離陸の瞬間が撮れたのですから、むしろ運があったのかも知れませんね。
続いて当機も離陸!
遠くに支笏湖、樽前山、そして手前の千歳基地には2機並んで政府専用機の姿も見えました。
気流の影響でしょうか?
いつもはもっと内陸のほうを辿るのに、今日は石巻上空からしばらく海の上を飛んでいました。
羽田に着いたら「ベア・ドゥ北海道JET」が!
食事にはちょっと時間が足りないかな?…と思いつつも、諦めきれずに大急ぎでいつものレストランに入ったら、千歳で見た政府専用機がちょうど目の前の滑走路に降りてきました。
今日は諸々、不思議とツイているみたいで…。
本題のお仕事はまだ明日なのに、もう旅の目的は達してしまった気分です。
握れないほど短く減った水彩色鉛筆は、最後は芯だけを取り出して水彩絵の具にしてしまいます。
色味と溶け具合が手に馴染んでいるので、私にとってはこちらのほうが市販の絵の具よりも使いやすいのです。
今は鳥と戯れている暇はないのですが、円山公園の近くまで来たのでちょっとだけ…。
こんな季節にタンポポの綿毛!…と一瞬驚きましたが、よく考えたら外来種ならそう珍しいものでもないんですよね。
近所のドーナツ屋さんに食事に出た以外、今日はひたすら自宅に籠って締切前の作業の追い込みです。
東京にいた頃は私も海抜ゼロメートル地帯の堤防沿いに住んでいましたから、ニュースに流れる増水した河川の映像を見ていると他人事とは思えなくなります。
こういう時、神頼みしかできない無力さを噛みしめつつ、ともかく状況が早く落ち着くよう、北海道神宮で只々手を合わせてきました。
サンマを描いたのは初めてだったかも知れません。
あくまで技法の説明として、喋りながらササッと描いた落書きなのでかなり雑ですが、私自身も良い練習になりました。
いつものハンバーガー屋さんもハロウィンらしくなってきました。
例年の傾向から察するに、月末にかけてまだまだ装飾が派手になっていきそうな気がします。
今日もほとんど夕食みたいな時間のランチです。
まだまだ鳥の鳴き声だけでは区別がつかない初心者ですが、くちばしで木の幹を叩く音ならさすがに私でも分かります。
あまりに天気が良いので北海道神宮まで出かけたら、久しぶりにアカゲラに出会えました。
「行かずに後悔する位なら、行ってから後悔したほうが良い」。
遠いし、旅費も掛かるし…と躊躇しているカミサンをそう言って炊き付けたら、年明け早々、東京で開催されるコンサートに私も連れ出されることになってしまいました。
しかも札幌で絵画教室がある日の夕方なので、教室が終わり次第、新千歳直行!の強行軍です。
ちなみにカミサンのほうは、飛行機が遅れて間に合わないと困るからと、一人で先に上京する算段です。
まぁ、一応「創作取材」という大義名分はあるにせよ、私だって今まで好き勝手に色々出かけさせてもらいましたから、カミサンが何かに興味を持った時にはせいぜい背中を押してやろうとは思っています。
で、いつもそんな調子で「迷わず喰えよ…」とお菓子や外食を勧めるから肥ったんじゃないか!…と、なぜか責任転嫁されて私が怒られるのですが…。
大きなお仕事がようやく終わった!…と思いきや、それに関連してコラムを1本、急遽追加で書かねばならなくなりました。
「何でも好きなことを書いて下さい」とは言われていたのですが、それだけに選択肢が多すぎて、すっかり悩み込んでしまいました。
数日ほど悩んだ末、とりあえず一応の形に仕上げて入稿はしたのですが、念の為、校正の前にもう一度じっくり読み返してよくよく考えておきます。
予報通り今日は天気が崩れてきました。
朝晩は10度を割り込むようになって、そろそろセーターが欲しくなるような陽気です。
予報では天気が良いのは今日までとか。
ちょうど著者近影用の写真も撮らなければならなかったので、散歩がてらカミサンを連れて円山公園~北海道神宮界隈まで行ってきました。
北海道神宮の境内では、抹茶とどら焼きが無料で振る舞われていました。
穏やかな佳い休日です。
最近小麦を控えているカミサンに、今日は少量の麺を与えてみました。
アレルギーではないので多少ならOK…と本人も言っていますし、それに元々はラーメンもパンも好物だったようなので、胃腸の負担にならない程度のおいしい食べ方を探らせてみるつもりです。
ファイターズのファンクラブ会員継続特典が「ランタン」というのも、昨秋地震に見舞われたばかりの北海道らしいところですね。
我々が本当に欲しいもの、必要なものを考えて下さったんだな…と、ちょっと嬉しくなりました。
これが役に立つ日が来ないことを祈りつつ、ありがたく手元に常備させて頂きます。
東京でのお仕事、今回分はどうにか終えることができました。
滞在中に予定外の新たな宿題もいくつか頂いてしまって、まだまだ気は抜けない状況が続きそうですが、まずは目先の最大の峠は越えられたかな?という感じです。
羽田空港のいつものレストランで、今夜はチーズフォンデュハンバーグでささやかな一人打ち上げです。
実は昨晩ほとんど寝ていないので、さすがに少し意識が朦朧としています。
長いタキシングの間に何度か眠りに落ちそうになりましたが、それでも離陸の時だけはしっかりと目を開けて、東京湾の夜景を見届けてきました。
ともかく無事、北海道に戻ってこられてホッとしました。
新千歳空港の隣のスポットには「ベア・ドゥ北海道JET」が…。
東京でのお仕事が予想以上に手間取ってしまい、帰札予定を1日遅らせることにしました。
とりあえず今夜の宿と、明日の飛行機の窓側席がまだ空いていたのが救いです。
消費増税後はじめての買い物は、消しゴム1個と森永「inゼリー」でした(今は「ウイダーinゼリー」って言わないんですね!)。
当然ですが「inゼリー」はちゃんと軽減税率になっていました。
消しゴムにしても、負担増といってもせいぜい数円の話ですから、痛税感うんぬんと神経質になるほどのものでもありません。
むしろ変に委縮することなく、今まで通り普通に買い物し続けたほうが、自分にとっても、国家社会にとっても良い形に落ち着くんじゃないかな?…と、少し真面目にそんなことを思っています。